シロカモメ Glaucous Gull 成鳥の個体は、12月から3月にかけて銚子港で見られます。特に2月から3月にかけて多く見られます。
薄いグレーの体色は遠くの堤防でもかなり目立ちますので、多くのカモメの中でも比較的見つけやすいと思います。通常の図鑑では大型カモメの中でも体が大きいと紹介されていますが、銚子港では、ほぼセグロカモメ大の大きさが多く、大きいと感じる個体はあまり見かけません。
成鳥冬羽  (大型の個体)

頭から胸にかけての斑が薄く、夏羽にやや移行中のようです。
このような大型の個体は銚子港では最近あまり見なくなりました。

03.3.5 銚子港 No.1237
成鳥夏羽 根室 花咲漁港

北海道では早く移動してきた個体は9月中旬頃に到着し、まだ夏羽の姿でした。

港内でこの個体だけ特に白く輝いているように見え極端に目立っていました。

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No.070918-30D-09638 花咲漁港
シロカモメ 成鳥冬羽に移行中

この個体、私の観察では2004年から10月末〜11月初旬の早い時期に銚子漁港にやって来ています。
写真を見比べると10年前より茶班が薄くなってきています。

拡大 特大 1600×1100
No.161104-80HD-S120-78632
成鳥冬羽

この個体は10月22日に早くも銚子にやって来ました。
早い時期だと頭部にかけての茶斑ははっきりわかります。

05.11.6 銚子港 No.E43-0602
成鳥冬羽 稚内

銚子で見ていると小さかったりなんかクセのある個体ばかりでなかなか図鑑にあるような代表的なシロカモメは見かけませんでしたが、さすがにここでは体長もやや大きく、頭部の茶斑のハッキリした個体が多く見られてすごく参考になります。

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No.061220-E79-04326
No.061219-30D-06296 拡大 No.061219-30D-06300 拡大 No.061219-30D-06510 拡大
稚内港

堤防の所々に小さなカモメの集団が休んでいました。
ここの堤防はではシロカモメが多く目立ちました。

No.0612-19-30D-06548 拡大 No.0612-19-30D-06551 拡大
成鳥冬羽 稚内港 嘴に小さな黒斑があります。
No.071224-774-S80-12133 拡大 No.071224-774-S80-12151 拡大
成鳥冬羽   シロカモメの成鳥が近くで見られ、せっかくの機会なので黄色い虹彩にオレンジ色の眼瞼をはっきりと確認出来ました。
No.161223-7D-69955 特大 拡大 No.161223-7D-69950 特大 拡大
シロカモメ 成鳥冬羽 

綺麗なシロカモメの成鳥です。
銚子では頭部の白っぽくなった時期に見られ早い時期の茶班が濃いめの成鳥は珍しい。

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No.141224-80HD-S120-42589
シロカモメ 成鳥冬羽 

茶班の少ない白っぽい頭部とおっさん顔が印象的です。

拡大 特大 1600×1100
No.151226-80HD-S120-64258
シロカモメ 成鳥冬羽 

どれも小型の個体です。
見たときの状況や顔の向きなどでデカムのように見えたり悩まされます。

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No.151225-7D-44685
No.151223-80-62953 拡大 No.151227-80-65926 拡大 No.151225-80-63403 拡大
成鳥冬羽

銚子では12月のシロカモメ成鳥はまだ少なく、冬羽の頭部の茶斑の出ている特徴的な冬羽の姿は見る機会は少なくなっています。

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No.061229-E79-04413 銚子漁港
やや小型で頭部が丸く見えるシロカモメ。
このタイプは遠目で見るとアイスランド?と悩ませてくれます。
05.12.31 銚子港 No.1D-18296 拡大 05.12.31 銚子港 No.SP-01105 拡大
シロカモメ
亜種 barrovianus ?

この個体も比較的小型で、頭部が丸く見えます。
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06.01.01 銚子港 No.1D-18854
成鳥冬羽

シロカモメの姿も目立つようになってきました。
この個体、頭部が白っぽく目立ちました。また嘴には小さな黒班が残っているので5回位の若い成鳥と思えます。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73578
No.170114-7D-73582 特大 No.170114-7D-73590 特大 No.170114-7D-73583 特大
成鳥冬羽

綺麗な大型タイプの成鳥です。太陽がまぶしかったのか、眠いのか、目を細めていました。

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No.070125-E79-05518 銚子漁港
成鳥冬羽

波崎の堤防で日向ぼっこをしながら、頭かきをしていました。
すごく気持ちよさそうです。
05.1.22 波崎 No.1D-4989
成鳥冬羽

嘴の部分がちょっと変な個体。

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06.01.26 銚子港 No.SP-01293
成鳥冬羽

シロカモメが突然近くに来ると白さが目立ち他のカモメに比べ威圧感があります。
この個体の嘴には小さな黒班が有り若い成鳥と思えます。

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特大 1600×1100
No.170127-7D-77067
成鳥冬羽

やや小型のシロカモメでこの個体は初列風切のグレーがやや濃いめで目立ちました。

拡大 特大 1600×1100
No.170209-7D-82020
成鳥冬羽から夏羽に移行中

この個体は頭部の斑がやや薄くなり夏羽に移行しだしたようです。
やや大型の綺麗な個体でした。

06.2.9 波崎新港 No.1D-22301
シロカモメ  成鳥冬羽

ほんの少し小さめの個体で、初列はやや長めに見えます。
普通のシロかバロかどうか悩むところです。

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No.130209-80HD-S110-06888
成鳥冬羽から夏羽

シロカモメの成鳥も頭部がどんどん薄くなり、嘴の黄色味の冴えが増してきました。
やや小柄な綺麗な個体です。

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No.090214-774-P60-04394
成鳥冬羽から夏羽

綺麗な成鳥です。頭部の高い個体でした。

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06.02.18 波崎新港 No.1D-23236
成鳥冬羽

この個体は大型のシロカモメで北海道では普通のシロカモメですが、銚子では小型のシロカモメが目立ち少数派です。
こちらは上の個体に比べ体が大きいため頭が小さく見えます。

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特大 1600×1100
No.170220-7D-84964
成鳥冬羽から夏羽

この個体も体が小さく見えました。
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06.02.25 銚子港 No.1D-23983
成鳥夏羽

銚子では普通サイズのやや小型のシロカモメ、この個体の頭部はすでに白くなっていますがまだ薄っすら茶班が残る個体まで様々です。

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特大 1600×1100
No.170320-7D-93681
成鳥夏羽

港の残った食べ物を車道まで降りて探していました。

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06.03.21 銚子港 No.1D-27305
No.090328-774-P60-04806 拡大 No.090328-774-P60-04793 拡大
成鳥夏羽

すっかり頭部は白くなり夏羽になりました。
大きさはセグロカモメと同じくらいです。
05.4. 2 波崎新港 No.1D-9452
成鳥夏羽の顔

綺麗な成鳥を近くで見られました。目の周りの眼瞼はオレンジ味をしており、虹彩は黄白味になっています。
上下の写真と同一個体です。

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06.04.07 波崎新港 No.1D-28467
成鳥夏羽

綺麗な成鳥を近くで見られました。目の周りの眼瞼はオレンジ味をしています。
上下の写真と同一個体です。

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06.04.07 波崎新港 No.1D-28461
成鳥夏羽に移行中

5月に入ってシロカモメ成鳥で残っていたのはこの個体のみで、特に怪我をしている様子はありませんが、まだ薄い茶斑が残っており喚羽が遅れている個体のようです。

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No.080505-774-S80-17363
小型のシロカモメ (参考資料)

銚子港周辺では、体の小さい個体が多く見られます。通常、雌の個体は雄に比べ小さいですが、さらに小さく見えます。種別はまだはっきりしていませんが、亜種アラスカシロカモメ? barrovianus ? の可能性があります。
シロカモメの特徴 第1回冬羽から夏羽
第2回冬羽から夏羽 第3・4回冬羽から夏羽
シロカモメ雑種