アラスカシロカモメ?は、冬鳥として少数が飛来します。セグロカモメの集団の中に小柄で体全体が白っぽいイメージです。一見するとシロカモメに見えますが、大きさが一般的なシロカモメが大きいというイメージがあるのに対し、このシロカモメの亜種のアラスカシロカモメは特に小さくアイスランドカモメに似た感じがます。

アラスカシロカモメについては、資料が少なく、小型のシロカモメの可能性もかなりあります。
現時点では、掲載した写真はアラスカシロカモメの可能性を持った参考資料としてご覧下さい。

成鳥冬羽

この個体は、頭部が丸く、嘴と足が短めで姿勢が低く見えたためアイスランドカモメかと悩んだ個体です。このタイプには注意です。

05.12.31 銚子港 No.1D-18296
左側の翼のみに茶色の斑があったのが印象的でした。
04.2.7 銚子港 No.3493 
飛び立つ際、全体が白っぽい翼下面をハッキリ見せてくれました。左側の翼に裏面にも茶色の斑があるのが気になるところです。 頭の丸さや小さな嘴などはアイスランドカモメに似ているが、翼の長さはさほど長くはなかった。
04.2.7 銚子港 No.3510  04.3.28 波崎港 No.3989 
この個体も頭が丸く、近くにシロカモメの第1回冬羽の個体がいましたが、この個体は大きさが特別小さく見えました。
04.3.28 銚子港 No.4051 
この個体も頭が丸く、小さな個体で、初列も長めでした。
05.2.27 銚子港 No.1D-7296 
成鳥冬羽から夏羽に移行中。この個体も頭が丸く、小さな個体で、初列も長めでしたが、嘴と足が長くなっています。
黄色い目が印象的です。
05.3. 3 波崎新港 No.1D-7478  05.3. 3 波崎新港 No.1D-7486 
こ成鳥冬羽から夏羽に移行中

上のタイプと同様の個体、この個体も目の虹彩が黄色く見えました。
05.3. 3 銚子港 No.1D-7812