オオセグロカモメ Slaty-backed Gull は、セグロカモメ大の大型カモメで、北海道以北の沿岸で繁殖します。銚子漁港では年中見られますが、11月から4月までは多く見られますが、夏場は成鳥が北の繁殖地に移動するため、少数の若鳥がみられるだけです。
成鳥の特徴は、背のグレーが濃く、足は冴えたピンク色、黄白の虹彩にピンク色の眼瞼、冬羽では目の周りに茶斑が集中し、かなりきつめの怖そうな顔つきをしています。
成鳥冬羽
成鳥夏羽
06.2.4 飯岡漁港 No.1D-22256 06.03.11 銚子港 No.1D-24864 拡大
目の色は、黄白で目も周りのリングは薄いピンク色になっています。(セグロカモメは赤味)冬羽では茶斑が目の周りに集中します。
05.1.17 銚子港 No.1D-4589 04.12.30 銚子港 No.1D-3847
幼羽

北海道以北で誕生し、8月末頃から銚子港にも南下してきます。体色は全体的に濃い茶色でコントラストの少ないべたっとした感じです。
05.9.22 銚子港 No.1D-12561
第1回冬羽

嘴は全体が黒く、初列の先には幅の広い羽縁が目立ちます。

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05.11.26 銚子港 No.SP-0476
第1回夏羽

体色が退色や摩耗でかなり白っぽくなってきます。

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06.04.11 銚子港 No.1D-29081
第2回冬羽

肩羽が成鳥と同じグレーになり始め、虹彩も徐々に薄くなります。
初列風切はまだ、褐色味です。

05.12. 4 外川港 No.1D-15465
第3回冬羽

雨覆いに褐色味が残り、嘴はまだピンク色味で、初列風切は黒くなり、先端には白斑が出てきています。

04.12.26 銚子港 No.1D-3668
第4回冬羽

成鳥に似てきていますが、嘴に黒斑が残ります。

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06.01.01 銚子港 No.1D-18669
雑種

背のグレーが薄く、セグロカモメの濃い個体ように見え、虹彩が濃くワシカモメのような顔つきをしています。

05.2.15 波崎新港 No.1D-6523
幼羽〜第1回夏羽 第2回冬羽〜夏羽
第3,4回冬羽〜夏羽 成鳥冬羽〜夏羽
雑 種