No.19-07 作成 2019.03.10
探 鳥 日
 2019年2月6日(水)〜10日(日)
場 所  銚子漁港
天 候  6、9は雨、その他晴れ/曇り
主な鳥種 カナダカモメ(8)、アメリカセグロカモメ(2)、シロカモメ(6)、ワシカモメ(7)、ミツユビカモメ(4)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(1)、バードウオチャー(0+10+8+9+6)
ま と め  今回は2月に入りベストシーズンの中お馴染みの個体や珍しい種類などを楽しみに出かけました。
今回は到着日の6日のみの水揚げで夕方の到着で水揚げ時の観察はなく残念、雨天もあり波崎側やスコープでの遠くの堤防観察も少なくカナダカモメなどの観察個体数が少なくなっています。
9日は南岸低気圧が通過し関東では大雪の予想に反し小雪になりましたが、銚子では一日雨で海が荒れて海鳥が入らないか期待しましたが荒れ具合が少なくミツユビカモメが少数入ってきた程度でした。それはそれでうれしいのですが.

移動遅れのためか港内に少なかったウミネコが例年の大量とまでいかないまでもやや多く目立つようになって、今シーズン不思議に目立っていた原因不明の異常なムラウミネコもかなりの数が目立つようになってきた。
No.18
カナダカモメの追加ページ  
ユリカモメ 成鳥冬羽  

今年のユリカモメは未だに減少することなく港内に異常に多く見られます。
足がオレンジ色味なので若い成鳥か第2回と思えます。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62280
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  南岸低気圧で港内に避難してきたのか成鳥らしい姿も見られました。通常の成鳥は初列風切は全て新羽で揃っていて他の部位でも磨耗は感じられません。
No.190209-7D-64160 1600×1100 No.190209-7D-64135 1600×1100
No.190209-7D-64186 特大 No.190209-7D-64168 特大 No.190209-7D-64213 特大
ミツユビカモメ 第3回冬羽   尾羽や次列風切に激しい磨耗が見られる個体で、港内に留まっている個体と思えます。
No.190209-7D-64215 1600×1100 No.190207-7D-62883 1600×1100
ミツユビカモメ 第2回冬羽   この個体は尾羽に点状の黒班が少し残っています。雨覆いのM字班の名残はなく、やや褐色味も感じられますが現場で成鳥との区別は難しいように感じます。
No.190209-7D-64144 1600×1100 No.190208-7D-63399 1600×1100
No.190208-7D-63438 特大 No.190209-7D-64155 特大 No.190208-7D-63447 特大
カナダカモメA〜Hの追加ページに移動 

今シーズンもカナダカモメはおおよそ1ヶ月程度の到着遅れから始まり、1月に入りお馴染みの個体も入りだしベストシーズンのこの時期でも例年よりやや少ない印象で、特に第1回の個体が少なく感じられます。

個体の重複がいくらかあると思えます。
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽  通称目にごり君(第9回冬羽) 前に初列風切P10が旧羽になっていて換羽異常で驚かされ、前回旧羽は両翼とも脱落した状態になっていましたが今回新しい新羽が伸び始めてきていました。
No.190207-7D-62970 1600×1100 No.190208-7D-63505 1600×1100
No.190207-7D-63064 特大 No.190207-7D-63036 特大 No.190207-7D-62991 特大
アメリカセグロカモメ又はシロセグロ雑種 第3回冬羽   港内の海面にやや薄目のグレーに黄白の鋭い虹彩が目立ち、顔つきや胸のもや感などいい感じかと思いましたが、アメリカにしてはグレーが薄すぎるとの指摘もあり検討中
No.190207-7D-62703 1600×1100 No.190207-7D-62698 1600×1100
No.190207-7D-62671 特大 No.190207-7D-62646 特大 No.190207-7D-62655 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽  

小柄で嘴は細くグレーは薄くカナダカモメのように見えましたが、頸の縦班はきつく、初列パターンはセグロカモメそのものでした。

特大 1600×1100
No.190209-7D-63652
No.190209-7D-63680 特大 No.190209-7D-63696 特大 No.190209-7D-63647 特大
シロセグロ雑種 成鳥冬羽  

シロ×セグロの代表的な雑種で初列パターンは雑なカナダカモメ風見えます。
ただこの個体シロセグロとしてはグレーが濃いめで眼瞼はオレンジ色味の赤でセグロカモメ寄りに感じました。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62824
No.190207-7D-62832 特大 No.190207-7D-62833 特大 No.190208-7D-63358 特大
No.190208-7D-63346 特大 No.190207-7D-62841 特大 No.190207-7D-62840 特大
シロカモメ 成鳥冬羽  

シロカモメは少数が見られました。
この個体の大きさは銚子では標準的でセグロカモメと比べて同じくらいで大きく感じないタイプです。

特大 1600×1100
No.190209-7D-64114
No.190209-7D-63804 特大 No.190209-7D-63838 特大 No.190209-7D-63826 特大
ワシカモメ 成鳥冬羽  

今回成鳥はこの個体のみで、換羽時期のやや早いワシカモメは頭部が白っぽくなってきています。

特大 1600×1100
No.190208-7D-63491
ホイグリンカモメ 成鳥冬羽  通称ね子/バラモドキ 第9回  今回は干潟に短時間だけ現れて食べ物を探して直ぐに飛び去りました。前はP10が伸びきっていませんでしたが今回は伸びきって換羽完了した様子です。ホイグリンは特にスリムに見えます。
No.190209-7D-63897 1600×1100 No.190209-7D-63909 1600×1100
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

換羽遅れでよく見かける変わった個体でやっとP10が伸びてきた所です。眼瞼はオレンジ色味の赤で初列風切の黒色部は薄目でワシカモメ的な感じもします。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62259
No.190208-7D-63097 特大 No.190208-7D-63100 特大 No.190208-7D-63102 特大
ワシカモメ 第4回冬羽  

もこもこのワシカモメ

特大 1600×1100
No.190209-7D-63851
ワシカモメ 第3回冬羽  

ワシカモメの3回はなかなか見かけないので銚子では貴重な存在に思えます。

特大 1600×1100
No.190208-7D-63182
No.190208-7D-63229 特大 No.190208-7D-63228 特大 No.190208-7D-63233 特大
ワシロ雑種カモメ 第3回冬羽  

上のワシ3Wに比べて小顔で特に嘴が小さくピンク色の部分が多くシロカモメ的に見えます。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62142
セグロカモメ候補 第3回冬羽  

目の周りが濃くオオセグロカモメ的な顔ですがグレーを見るとセグロカモメ程度の濃さでセグロなのかオオセグロのグレーの薄い雑種かどうか悩ましい個体です。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62270
セグロカモメ 第2回冬羽  

顔にいたずら書きをされているように目の周りにメガネをかけているような変に面白い模様が出ています。

特大 1600×1100
No.190206-7D-62018
シロセ雑種カモメ 第2回冬羽  

セグロカモメにしてはグレーや初列風切が薄くなっています。

特大 1600×1100
No.190208-7D-63309
ワシロ雑種カモメ 第1回冬羽  

ワシカモメ第1回の足は黒っぽくなっていますが、この個体は綺麗なピンク色でシロカモメの体にワシカモメの顔をしているような雰囲気です。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62927
ワシカモメ 第1回冬羽  

例年ちょこちょこ見かけていたワシの1W、今シーズンはやっぱり少なく感じます。
ロープの切れっ端で遊ぶ姿はあどけなくてかわいらしい。

特大 1600×1100
No.190209-7D-63870
No.190209-7D-63884 特大 No.190209-7D-63882 特大 No.190209-7D-63879 特大
小型シロカモメ  第1回冬羽  

最近よく見かける小型のバロタイプのシロカモメ

特大 1600×1100
No.190208-7D-63078
オオセグロカモメ 第1回冬羽  

そろそろ退色して白っぽくなってきた個体を見る時期ですが、この個体はちょっと不自然な感じもして白化個体か悩ましい。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62878
オオセグロカモメ部分白化 第1回冬羽  

この時期にしては濃いめの体色の個体で遅い生まれと思えますが、雨覆に不自然な紋付き白化が見られます。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62388
セグロカモメ部分白化 成鳥冬羽  

初列風切P10、P9や背に最近のウミネコで多く見られるムラ状の部分白化がセグロカモメでも少数が見られます。
12/22に続いて2個体目

特大 1600×1100
No.190208-7D-63214
No.190208-7D-63211 特大 No.190208-7D-63218 特大 No.190208-7D-63191 特大
ウミネコの集まる空き地  

1月まではウミネコの数が少なく移動遅れを心配していましたが2月に入り港内の個体数がやや増えてきました。

特大 1600×1100
No.190207-7D-62908
まだらウミネコ部分白化  成鳥夏羽   前回までは少数の個体を見かけていましたがウミネコの数が増えて来た今回は短時間に5個体も確認し個体識別するのををあきらめました。細かなムラを含めると2桁に達すると感じます。これだけ大量に見かけるのは異常な事で何か特別な原因があると思えますが現時点ではわからない。
No.190208-7D-63093 1600×1100 No.190206-7D-62095 1600×1100
No.190207-7D-62900 特大 No.190208-7D-63332 特大 No.190209-7D-63856 特大
カモメ 成鳥冬羽  

他のカモメに比べて大きさが小さく目立った個体ですがカムチャッカと思えます。
今回は亜種ヘイネイらしき個体は見られませんでした。

特大 1600×1100
No.190209-7D-64105
銚子漁港の夕景 

雨上がりの夕方、霧状の雲が低く市街をぼやかしていた。

特大 1600×1100
No.190206-7D-62120
巡視艇かとりに取り巻くカモメ  

普段のかとりの出港時はカモメが付く事は少ないのですが、今回は何故か多くのカモメが取り囲んでいました。

特大 1600×1100
No.190210-7D-64223
カナダカモメの追加ページ  
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK


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