No.19-04 作成 2018.12.31
探 鳥 日
 2018年12月21日(金)〜27日(木)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  22・23は雨または曇り、その他晴れ/曇り
主な鳥種 カナダカモメ(10)、シロカモメ(3)、ワシカモメ(2)、ミツユビカモメ(1)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、モンゴルセグロカモメ(1)、ホイグリンカモメ(2)、バードウオチャー(2+4+5+7+8+3+0)
ま と め  今回は12月末のシーズン本番に入り種類や数が増してくる時期で期待して出かけましたが水揚げに関係なくカモメの少なさに驚く毎日でした。
 今年は港内のカモメの数に異変を感じるのは大型カモメが少ない中で11月の移動初期のようにユリカモメがやたらと多く目立ち、12月に北海道方面から南下してくる大量のウミネコ成鳥が特に少なく感じ、例年より1ヶ月程遅れている印象を受ける。
 21・26は銚子・波崎共にサバの大量水揚げがあり例年だと朝から魚を奪い合うカモメ達の乱舞が普通に見られましたが、今回は特に午前中は奪い合うほどのカモメの姿は少なく午後にようやくカモメが増え始める程度でした。
 特に少なく感じるのはシロ・ワシの1W、カモメ成鳥が異常に少なく感じます。
 そんな中でカナダカモメのご子やホイグリンカモメのネコ/バラモドキが今シーズンもやって来たのが一安心なところです。
No.18
カナダカモメの追加ページ  
ユリカモメの集団  

ユリカモメは例年移動初期に港内に増えて12月に入ると大型カモエに圧されて減少していましたが、今年のユリカモメは年末になっても減少することなく港内に異常に多く見られます。

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ユリカモメ 第1回冬羽  標準的な第1回で雨覆の褐色班と黄色味の嘴と足が目立ちます。
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ユリカモメ 第1回冬羽  雨覆や尾羽に幼羽のある第1回の個体ですが、嘴と足が2回から成鳥のような綺麗な赤味になっているのに驚きです。
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ユリカモメ 成長冬羽  集団の中に胸がピンク色になっている個体が少数見られました。希にホルモンバランスや食べ物でこのような個体があるようで、一般的にはカルテノイドの影響により白い羽毛がピンク色に変化する事例があります。
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ミツユビカモメ 第3回冬羽? 

前回に確認した港内に居着いている個体で、今回は遠くの堤防で休む姿や遠くを飛ぶ姿をこの個体のみ見られました。

特大 1600×1100
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カナダカモメA〜Lの追加ページに移動 

今シーズンもカナダカモメはおおよそ1ヶ月程度の到着遅れから始まり、数が増えるこの時期でも例年の約半分以下ほどと少ない印象です。

個体の重複がいくらかあると思えます。
シロカモメ 成鳥冬羽 

近年早い時期に到着して、今年は10月に確認した個体と似ている気がします。
成鳥、幼鳥共まだ少ない。

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通称デカムリン 成長冬羽  小型の白い個体で顔の雰囲気はデカムで良いような気もしますが、遠くの堤防で直ぐに飛んでしまい詳細は確認出来ませんでした。 昨シーズンは未確認でした。
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ワシカモメ 成鳥冬羽 

ワシカモメは成鳥が2個体のみで、例年12月に入るとよく見ていた幼鳥の姿が全く見られなかったのは昨年からで異常な雰囲気がする。

特大 1600×1100
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セグロカモメ 成鳥冬羽 

平均的なセグロカモメは初列風切の旧羽が抜け落ちP10があと少し伸びれば冬羽の換羽が完了しそうな雰囲気です。
そろそろ換羽の早い個体の換羽状態での識別が難しくなってきました。

特大 1600×1100
No.181227-7D-57090
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽 

一般的にセグロカモメより換羽の遅いタイミルセグロカモメですが、この個体はタイミルの中では換羽が早い個体です。
平均的なタイミルの初列風きりは旧羽が抜けて伸長中の短い状態です。

特大 1600×1100
No.181222-7D-55277
タイミルセグロカモメ??? 成鳥冬羽 

近年は何度か見かける変わった個体で、足に黄色味があるのでタイミルセグロカモメと思えますが、グレーが薄く、虹彩が黄白で初列風切には旧羽がまだ2枚も残り特別換羽時期が遅い変わった個体です。

特大 1600×1100
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ホイグリンカモメ 成鳥冬羽 A 

グレーが濃く小型でスリムな体形が目立ちましたが、初列パターンなど詳細が確認出来ませんでした。
濃いグレーと体形でホイグリンカモメと思えたが夕方もう1個体現れ、下のB個体ね子/バラモドキの上嘴には僅かに黒班があり別個体だった。

特大 1600×1100
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ホイグリンカモメ 成鳥冬羽 B
 通称ね子/バラモドキ 第9回
 

東日本震災の時に幼鳥として現れた特徴的な個体でその後も何度か確認し、そのたびに津波が来た翌日の小刻みに潮位が変化した干潟を思い出します。

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No.181225-S120-09076 特大 No.181225-S120-08442 特大 No.181225-S120-08540 特大
オオセグロカモメ 成鳥冬羽  成鳥の姿はやや増えてきたもののまだ少なく、若い個体が大多数。
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モンゴルセグロカモメ 第3回冬羽 

前回は遠かったが今回は近くで白っぽい姿を観察出来ました。
P9の白班は小さく翼を大きく広げた場合のみ確認出来ました。

特大 1600×1100
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No.181221-7D-55026 特大 No.181224-7D-56647 特大 No.181222-7D-55299 特大
No.181223-7D-55901 特大 No.181223-7D-55987 特大 No.181223-7D-55867 特大
ベロオオセグロカモメ 第2回冬羽 

舌が嘴の下から出ている個体を希に見かけます。

特大 1600×1100
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ベロセグロカモメ 第1回冬羽 

舌が嘴の下から出ている個体を希に見かけます。

特大 1600×1100
No.181227-7D-57022
セグロカモメ 第1回冬羽 

セグロカモメの幼鳥もこの個体のように顔が段々と白っぽくなってきている個体も見られるようになってきました。

特大 1600×1100
No.181226-7D-56914
シロカモメ 第1回冬羽 

シロカモメの1Wはそろそろ増え始める時期なのに今回はこの個体のみで移動が遅れているように感じます。

特大 1600×1100
No.181222-7D-55399
瘤オオセグロカモメ 第1回冬羽 

喉元にピンポン球のような瘤が見られます。

特大 1600×1100
No.181222-7D-55558
セグロカモメ部分白化 成鳥冬羽 

下のウミネコに似て、体色のグレーの部分が広範囲にまだら模様のように部分白化して、初列風切は欠落が見られます。

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No.181222-7D-55487
No.181225-7D-56679 特大 No.181225-7D-56683 特大 No.181222-7D-55537 特大
ウミネコ部分白化 成鳥冬羽  

前回も確認した個体で体色のグレーの部分が広範囲にまだら模様のように部分白化して、初列風切は欠落が見られます。
偶然か上のセグロカモメに状態がそっくりです。

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No.181221-80HD-S120-06250
紋付きウミネコ 16-B 成鳥夏羽 

近年に何度か見かけるウミネコの部分白化個体です。

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No.181226-7D-56864
負傷ウミネコ 第1回冬羽  

ルアーが足に刺さったウミネコ。
何度見ても痛々しい。

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No.181225-80HD-S120-07568
カモメ 成鳥冬羽 

カモメは少数が見られるようになってきたが例年に比べ極めて少ない。
特に成鳥は少なく感じます。

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No.181223-7D-55770
ウミアイサ 

標準ウミアイサはこの2個体のみで、ペアーで寄り添っている姿は珍しいと思います。

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No.181225-7D-56703
チョウゲンボウ 

チョウゲンボウが車に乗っていた。

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No.181225-7D-56732
イソシギ

気のせいか最近干潟に居着いてるイソシギ。

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No.181227-7D-57034
カナダカモメの追加ページ  
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK


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