No.20-01 作成 2019.11.22
探 鳥 日
 2019年11月18日(月)〜20日(水)
場 所  銚子漁港・波崎新港
天 候  晴れ/曇り
主な鳥種 カナダカモメ(0)、アメリカセグロカモメ(0)、シロカモメ(1)、ワシカモメ(0)、ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(△)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(1?)、バードウオチャー(1+0+0)
ま と め  今回の銚子は9月の台風15の影響で千葉県に大きな被害がありましたので銚子宅の点検が主な目的で、合わせて知人の銚子観光の同行でカモメ観察は少しの時間しかありませんでした。
銚子漁港ではサンマの水揚げが約1ヶ月遅れで始まり、更に水揚げ量が激減して港内にカモメの食べ物が少なく、カモメが港内に定着するか心配な感じです。
18日夕方到着すると、礁前にはこの時期にしてはやや多めのカモメが並んでおり、港内では今期初観察とのOさんと立ち話の中で、大型白化個体の写真を見せて頂き、これは是非見たいと戻って探したらなんとか綺麗な白化個体を見つける事が出来ました。Oさんに感謝です。
19日はカモメの数はやや少なくなり、特に目立った個体はありませんでした。
20日は朝だけでしたが礁前から港内などほぼ空っぽの状態でした。
No.18
ユリカモメ 成鳥冬羽  

早い時期は幼羽に近い個体を探していますが、今回はそれらしい個体は見られませんでした。

特大 1600×1100
No.191119-7D-63046
カモメ 幼羽から第1回冬羽  

カモメはまだ少なく、早い時期で幼羽に近い姿が見られました。
成鳥はまだ見られませんでした。

特大 1600×1100
No.191119-7D-63077
セグロカモメ 成鳥冬羽  

初列風切に旧羽の残る個体がほとんどですが、この個体は新羽が伸びて換羽が特に早い個体です。
顔が白っぽくモンゴル的ですが、嘴に黒班がなく足の色はピンクでセグロ的でパターンは確認出来なかった。

特大 1600×1100
No.191119-7D-63082
タイミルセグロカモメ? 成鳥冬羽  

昨シーズンもよく見かけた換羽遅れの変わった個体です。
眼瞼はオレンジ色味の赤で初列風切は退色した旧羽が目立ちます。

特大 1600×1100
No.191119-7D-63106
ヒューグリンカモメ?? 成鳥冬羽  やや小型でグレーの濃く、黄味を帯びた足が目立った個体ですが、旧羽P10の白班がやや大きく感じタイミル系の雑種のようにも感じます。
No.191119-S120-19787 1600×1100 No.191119-S120-18811 1600×1100
オオセグロカモメ 成鳥冬羽  

初列風切の旧羽は抜け落ちて、換羽まっただ中。

特大 1600×1100
No.191119-80HD-S120-19961
シロカモメ 成鳥冬羽  

毎年早く来ている個体かな?
まだ未確認。

特大 1600×1100
No.191118-7D-72884
セグロカモメ 幼羽  

セグロカモメの幼羽の姿はシーズンの早い時期の楽しみです。

特大 1600×1100
No.191119-80HD-S120-19746
セグロカモメ? 白化個体 第1回冬羽

大型カモメでほぼ全体が白化している珍しい個体です。
雨覆いの模様が見えず種の特定が難しいですが、嘴の先端にピンク色の部分が多く第2回のように見えますが嘴にも色素異常がありそうです。

特大 1600×1100
No.191118-7D-72898
No.191118-7D-72943 特大 No.191118-7D-72925 特大 No.191118-7D-72908 特大
No.191118-7D-73024 特大 No.191118-7D-73019 特大 No.191118-7D-73017 特大
ウミネコ 成鳥または第3回冬羽   この時期は繁殖地からの大量の成鳥はまだ到着しておらず、今の時期は港内に留まっていた若鳥が若い成長になった姿と思えます。
初列風切先端の白班は新羽になったばかりの成鳥としては小さく第3回かもしれません。
また、今回はまだら白変個体は見られず、震災後に生まれた個体はまだら白変にならないのかもしれません。
No.191119-7D-73054 1600×1100 No.191119-7D-73091 1600×1100
ウミネコ 第1回冬羽  

チョコレート色だった幼鳥もほとんど第1回の姿に変わっていました。

特大 1600×1100
No.191119-7D-73061
カンムリカイツブリ  

港内でちょこちょこ見られ、近くに寄ってきました。

特大 1600×1100
No.191119-7D-73092
礁前の工事  

昨シーズンに続いて、今シーズンも礁前の駐車場が資材置き場となっており、駐車スペースのほとんどが使用出来ません。

特大 1600×1100
No.191120-7D-73185
干潟奥の空き地   干潟奥の空き地でテトラポットの制作が行われて、干潟の先の空き地が黒生側までテトラポットで埋まっています。干潟付近の広大な駐車スペースがなくなって釣り人が干潟前に駐車して、カモメ観察に支障が出る事が想像できます。年内に工事が終了する事を期待するしかないのだろうか。
No.191120-7D-73145 1600×1100 No.191120-7D-73152 1600×1100
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK


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