No.19-06 作成 2019.02.01
探 鳥 日
 2019年1月22日(火)〜27日(日)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  26は雷雨または曇り、その他晴れ/曇り 24は強風
主な鳥種 カナダカモメ(15)、アメリカセグロカモメ(2)、シロカモメ(7)、ワシカモメ(6)、ミツユビカモメ(1)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(1)、バードウオチャー(3+7+4+7+20+35)
ま と め  今回は1月末でカモメの数や種類が増えて来ている時期でお馴染みの個体なども楽しみに出かけました。
例年水揚げの時はカモメが多く集まり水揚げ作業でこぼれたサバの奪い合いや周辺の空き地で様子を伺って待機するカモメが近くで見られるのが楽しみでしたが、最近の水揚げでは第3漁港に製氷工場が出来たためカモメが待機する場所が少なくなり空き地に降りる個体はほとんど見られなくなりました。
水揚げ作業の邪魔になるので近くでの観察はほとんど出来ず、最近は水揚げの翌日が観察に適している気がします。
しかし26日は偶然にも水揚げ作業中に雷雨となり、空き地に降りて風雨を避けるカモメ達が多く見られました。
No.18
カナダカモメの追加ページ  
ユリカモメ 成鳥冬羽  

ユリカモメは例年移動初期に港内に増えて12月に入ると大型カモエに圧されて減少していましたが、今年のユリカモメは未だに減少することなく港内に異常に多く見られます。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60417
そうとう苦労して飲み込んでいました。 頭部の黒班が多く目立った個体。
No.190125-7D-60821 1600×1100 No.190126-7D-61190 1600×1100
ミツユビカモメ 第3回冬羽? 

この時期の銚子漁港ではミツユビカモメは大変な貴重種です。
かなり磨耗が目立つ個体ですがシーズン初期の個体とは別個体でした。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60790
No.190125-7D-60779 特大 No.190125-7D-60799 特大 No.190125-7D-60802 特大
カモメ 成鳥冬羽 

1月末になりようやくカモメ成鳥の姿もいくらか見られるようになってきました。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60499
カモメ 第1回冬羽  第1回の中で白っぽい個体で上下尾筒にはいくらか茶班が残っていますが通常のカムチャッカの中ではかなり白っぽいほうで亜種ヘイネイとの中間的な個体です。初列風切の欠落は何かに襲われた形跡だろうか。
No.190126-7D-61912 1600×1100 No.190126-7D-61867 1600×1100
カモメ亜種ヘイネイ 第1回冬羽 A  良い感じのヘイネイで頭部から胸・腹・脇羽や上下尾筒が白く、尾羽T6外弁がほぼ無班で他のカムチャッカと大きく異なりカモメ亜種ヘイネイの特徴が見られます。
No.190126-7D-61353 1600×1100 No.190126-7D-61311 1600×1100
No.190126-7D-61351 特大 No.190126-7D-61354 特大 No.190126-7D-61355 特大
カモメ亜種ヘイネイ 第1回冬羽 B  体色の白さが目立った個体ですが、脇羽の羽縁がやや濃く見えるのがちょっと悩ましい気もします。
No.190126-7D-61805 1600×1100 No.190126-7D-61819 1600×1100
カナダカモメA〜Sの追加ページに移動 

今シーズンもカナダカモメはおおよそ1ヶ月程度の到着遅れから始まり、1月に入りお馴染みの個体も入りだし数が増えてくるこの時期でも例年より少ない印象で、特に日によって大きく増減が感じられました。

個体の重複がいくらかあると思えます。
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽 A 

やや小型でスリムな体型に薄目のグレーが目立ちました。
嘴の黒班がやや多いので第4回か若い成鳥に思えます。

特大 1600×1100
No.190123-7D-59968
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽 B 通称目にごり君(第9回冬羽) 前回に初列風切P10が旧羽になっていて換羽異常で驚かされましたが、今回はP10の旧羽は両翼とも脱落した状態になっていました。
No.190124-7D-60319 1600×1100 No.190124-7D-60339 1600×1100
No.190124-7D-60322 特大 No.190124-7D-60335 特大 No.190124-7D-60329 特大
標識セグロカモメ 成鳥冬羽 

左足にカラーリング白64、右足に金属リングを装着しています。
行徳野鳥観察舎の装着個体と思われます。

特大 1600×1100
No.190122-80HD-S120-11928
セグロカモメ 成鳥冬羽 

集団の中に薄目のグレーの個体が目立ちました。
第一印象はシロセグロ雑種でしたが、眼瞼は赤く初列パターンを確認するとセグロカモメのグレーの薄目の個体でした。

特大 1600×1100
No.190126-7D-61482
No.190126-7D-61481 特大 No.190126-7D-61488 特大 No.190126-7D-61484 特大
ネルソンカモメ候補 成鳥冬羽  薄いグレーで目立った個体で、シロ×セグロの雑種かと思いましたが初列風切の黒色部が多く、顔はアメリカ的ですがアメリカにしてはP10の白班は大きく見え、アメリカセグロとシロカモメの雑種ネルソンカモメかなと推測していますが、眼瞼が黄味でなく赤いためセグロの範疇とも思えます。
No.190126-7D-61618 1600×1100 No.190126-7D-61625 1600×1100
通称デカムリン 成鳥冬羽  水揚げの最中の急な雷雨で、空き地に降りて風雨を避けながら水揚げの様子を伺って待機していました。
No.190126-7D-61046 1600×1100 No.190126-7D-61180 1600×1100
No.190126-7D-61034 特大 No.190126-7D-61168 特大 No.190126-7D-61174 特大
ワシカモメ 成鳥冬羽 

ワシカモメの数はやや増えて来ていますが、まだ第1回の個体は少なく感じます。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60907
ワシカモメ 第4回冬羽   普段あまり見かけないワシの第4回が複数見られました。 
No.190123-S120-12244 特大 No.190124-S120-12637 特大 No.190123-7D-59880 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽 

嘴の赤班が特に目立つ個体で、近年何度か見かけた記憶が残っています。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60753
ホイグリンカモメ候補 成鳥冬羽 

小型でスリムな体形が目立ち初列先端の白班が小さい点は良いのですが、ホイグリンにしてはグレーの濃さが少し足りない気もします。

特大 1600×1100
No.190123-7D-5957
オオセグロカモメ 成鳥冬羽 

換羽の早いオオセグロカモメは頭部の白っぽくなった個体も見られます。

特大 1600×1100
No.190124-7D-60362
オオセグロカモメ 第1回冬羽 

やや小型でかわいらしいくカナダカモメかと思ってしまいそうな個体です。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60856
オオセグロカモメ 第1回冬羽  

水揚げのおこぼれのサバを必死で奪い合いをしています。
飲み込んだもの勝ち。

特大 1600×1100
No.190126-7D-61938
ホイ系カモメ 第1回冬羽  暗褐色の体色が目立ちました。
No.190125-7D-60525 1600×1100 No.190125-7D-60515 1600×1100
シロカモメ 第1回冬羽 

腹部の濃いめの体色が目立ちました。

特大 1600×1100
No.190126-7D-61409
小型シロカモメ 第1回冬羽 

一見凄く小さなカムリアンのように見えてドキッとしましたが、場所が変わって見直すと嘴のピンクも多くやや小さい程度のシロカモメとわかります。
同一個体と思えるが錯覚か騙されたように感じました。

特大 1600×1100
No.190127-7D-61964
No.190127-7D-61988 特大 No.190127-7D-61989 特大 No.190127-S120-12781 特大
ウミネコの集団 

港内に成鳥の数が少なく繁殖地からの移動個体の遅れを心配していましたが、黒生の海上に大量のウミネコが羽を休めていました。
港内に入ってこないのは釣り人が常にいて待機する場所がなくなったからだろうか?

特大 1600×1100
No.190124-7D-60382
まだらウミネコ 成鳥冬羽  

最近特に目立つようになってきた体色のグレーの部分が広範囲にまだら模様のように部分白化し初列風切は欠落が見られる個体が複数見られました。

特大 1600×1100
No.190126-7D-61580
No.190126-7D-61459 特大 No.190126-7D-61077 特大 No.190125-7D-60587 特大
ハヤブサ  今シーズンのハヤブサは場所を選ばずウミネコやユリカモメを襲っています。驚いた事に干潟にも降りてきました。ハヤブサも食べるための行動ですが襲われた場所では数日カモメが避けています。
No.190122-80HD-S120-11916 1600×1100 No.190126-7D-60986 1600×1100
クロガモ  

クロガモが珍しく近くに寄ってきました。

特大 1600×1100
No.190125-7D-60441
波崎新港の虹  

特大 1600×1100
No.190123-S120-12223
銚子漁港の夕景 

特大 1600×1100
No.190126-7D-61954
カナダカモメの追加ページ  
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK


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