カモメ Kamchatka Gull larus canus kamtschatschensis の特徴は、中型のカモメで、ただのカモメからタダカモメと一部で呼ばれています。
世界的には北米の MEW GULL Larus barachyrhynchus ヨーロッパの COMMON GULL larus canus ロシアの COMMON GULL larus canus heinei に分類され、国内に普通に見られる larus canus kamtschatschensis 以外にも銚子漁港にも一部が入ってきている可能性があります。
成鳥冬羽

嘴と足は黄色、背のグレーはセグロカモメと同じくらいかやや濃いめです。
05.1.9 銚子港 No.1D-4427
成鳥冬羽

この個体は、頭部の茶斑が濃いめにでていました。
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06.01.07 銚子港 No.1D-20133
成鳥夏羽

4月頃になると頭部が白くなり夏羽の姿に変わってきます。

05.4.8 波崎港 No.1D-10022
飛翔時のカモメ

初列風切の黒色部が多いのがカムチャッカの特徴です。
嘴に黒斑が幾分残っていますが、成鳥でも幾らか残る個体があります。        

04.12.26 銚子港 No.1D-4743
幼羽

小型でユリカモメ程度の大きさで、
鱗模様がハッキリしています。
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05.11.3 黒生港 No.1D-13726
第1回冬羽

この個体は体色のコントラストが他のカモメに比べ高く、グレーの新羽も目立ちました。
また、この個体は嘴が小さく、頭部が高く見えます。

拡大 銚子漁港
No.080113-774-S80-12988
第2回冬羽

嘴は青っぽく、初列風切は白色部が少なく黒っぽく見え、雨覆いや三列風切に褐色部が残ります。

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06.1.7 銚子港 No.1D-20233
成鳥夏羽 ピンク色の個体

移動直前の4月の末頃になると、頭部から足下にかけてピンク色を帯びた個体が見られます。ほとんどが薄いピンク色で解りにくいですが、この個体はハッキリ見えていました。

05.4.23 銚子港 No.10763
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