東京近郊の 
身近な野鳥たち
境川は、城山湖を源に湘南海岸の江ノ島(片瀬川)までの市街地を流れる川で、30年前の私が子供の頃には、ドブ川の様に汚染され、生き物が住むどころか近づくと泥臭い匂いのする水質汚染で有名な川でした。
今回、川沿いのサイクロードを歩き驚かされたのは、清流とは言えないまでも、生き物の住める環境に改善されてきていました。ヤマベなどの小魚が生息し、小魚が居ればそれを食するサギ類やカワセミが定着してきていました。
境川とその周辺の生き物をご覧下さい。
オイカワ(ヤマベ)婚姻色

体長15cm以下の小さな魚ですが、酸欠に弱いため、水質の悪い環境では生息出来ません。ヤマベなどの小魚が生息出来る環境になったのは、生活排水の流入が抑えられ成果だと感じます。

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06.08.06 No.1D-30172
カワセミ 

近年生息域を拡大傾向にあるカワセミですが、ここでも少数が暮らしています。コンクリーで固められた護岸から自然に近い状態になればうれしい限りです。
綺麗な青い色とかわいい姿は境川のアイドルです。

カワセミのページ
06.09.22 No.SP-04486
カワウ

カワウが来るのは、食べ物の魚が豊富にあると思えますが、かなり食欲旺盛なため歓迎には疑問もあります。ここでは潜水して小魚を捕らえる姿が見られました。

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06.08.02 No.30D-04527
コサギ どこにいてもすぐに目に着きます。雑食性で足をブルブルさせてザリガニを追い出したり小魚を追っている姿をよく見かけます。
写真は跳ね上がる小魚を空中でキャッチしています。右:婚姻色の時期
06.08.15 No.1D-30968 拡大 07.05.27 No.E79-07406 拡大
コサギ 暗色型

国内でも極めて珍しいコサギの暗色型個体が境川で暮らしています。
魚道でオイカワを捕らえました。

コサギ暗色型のページ
拡大 特大 1600×1100
No.131031-774-S120-07153
タイミング良くオイカワを捕らえる姿を撮影出来ました。 No.7224 HD動画 30秒 (29.5M) 
ダイサギ 初秋になってほとんど冬羽になった亜種チュウダイサギがやって来ました。大きさはアオサギよりやや小さく、場所取りでアオサギに追われていました。
06.09.16 No.SP-04062 拡大 06.09.15 No.SP-04014 拡大
ゴイサギ 夜行性のゴイサギは何処からともなく夕方やって来ます。小魚をどんどん捕らえては食べていました。右:婚姻色の時期は嘴全体が黒くなり、足がピンク色になります。
06.09.23 No.SP-04559 拡大 07.07.07 No.E79-07917 拡大
アオサギ 境川にやってくる鳥類の中で最も大きくよく目立ちます。小魚を食べてる姿を見かけます。
06.08.18 No.SP-04239 拡大 06.10.02 No.E79-00705 拡大
ササゴイ幼鳥

7月に入り境川では珍しいササゴイ幼鳥がやってきました。
頭部の冠羽も伸び始めていますが、まだ体色は褐色味があり、胸には縦の斑があります。

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07.07.16 No.S80-00835
クイナ

境川では珍しく始めてクイナがやってきました。
警戒心が強く河原の草むらに潜んでいて稀に草むらから出てきて水浴びをしていますが、すぐに草むらに戻ってしまいます。

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No.151117-7D-41296
オオバン

銚子漁港ではかなり増加傾向でしたが、境川でもまだ珍しいが姿が見られるようになってきた。

灰黒色の中に額板と嘴の白が目立ちます。

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No.151216-7D-43006
バン 成鳥/幼鳥  バンの成鳥と幼鳥がやってきました。成鳥は嘴に鮮やかな赤が目立ち、幼鳥の嘴は黄緑色をしています。
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セグロカモメ 成鳥冬羽

12月に入りやってきました。
冬羽の茶斑が大変綺麗な個体です。
身近な境川でセグロが見られて感動的で、じばらく観察が楽しみです。

セグロカモメのページ
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06.12.08 No.30D-05961
ユリカモメ 冬羽

12月に入り約50の小群でやってきました。
ほとんどが今年生まれの第1回冬羽ですが、少数の第2回冬羽と若い成鳥が含まれています。

ユリカモメのページ
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07.12.30 No.774-S80-12392
イソシギ

数は少ないですが、希にイソシギの姿を見る事があります。
白いアイリングの目がかわいくて印象的です。

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06.08.15 No.1D-30872
キアシシギ(夏羽)桜5月に入って少数が移動の途中でやってきます。
胸の波形の横縞が特徴的で、ピュイ
ーと透き通った声でないています。
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コチドリ

桜が咲く頃、河原や周辺の空地にちょこちょこかわいらいい姿が見られ繁殖もしています。
黄色いアイリングが印象的です。

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07.04.22 No.E79-071309
ケリ

境川では珍しく初めての確認です。
たまたま通過個体が立ち寄ったと思えます。

特大
200220-P10-03439
ハクセキレイ

普段よく見かけるハクセキレイですが、この夏は少なく感じました。

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06.10.14 No.E79-01730
キセキレイ

黄色が大変綺麗で魅力的です。

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06.09.28 No.E79-00161
セグロセキレイ  白黒のコントラストの強いセキレイで真っ黒な背中が綺麗でした。ハクセキレイより数は少な目です。
07.02.09 No.30D-08375 拡大 08.03.09 No.774-S80-15290 拡大
ヒヨドリ 冬場には河原のあちこちで見られます。小さな昆虫や時には葉っぱを食べています。
06.11.30 No.30D-05600 拡大 06.12.31 No.FZ50-00424 拡大
オナガ

オナガは大好きな鳥でカラス科に属し、尾が長く、河川の周りの林や庭先にやって来ては集団生活をしています。
『グエーィ』などと特徴的な声でよく鳴いています。

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06.12.07 No.E79-04051
ツグミ

11月になり、川沿いの緑地にやってきました。まだ到着したばかりなのでしょうか、冬場の住まいを探しているようでした。

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06.12.17 No.E79-04126
シロハラ

河川脇の落ち葉の中で、ガサガサ音がするとシロハラが落ち葉の下の食べ物を探していました。

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07.01.24 No.E79-05426
アカハラ

12月になり、川沿いの緑地にやってきました。
この個体は上下の嘴がずれています。
どうしたんでしょうか?ちょっと元気も無さそうでしたので心配な個体です。

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06.12.24 No.Z5-00314
ムクドリ

集団になると糞公害や鳴き声の騒音でなにかと問題の鳥ですが、川で水を飲む姿は、かわいいものがありました。

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06.08.06 No.1D-30078
マガモ 雑種 この個体、ずーとこの近所に定着してるらしいです。体色が約1ヶ月で雌に似たエクリプスに変わってきました。
06.08.02 No.30D-04563 拡大 06.09.09 No.1D-31466 拡大
コガモ 大きさが小さいのが特徴で、カルガモの側にいる時はまるで子供のように見えます。見てると非常にかわいいカモです。 左:雌、右:雄
07.06.02 No.E79-07423 拡大 07.05.27 No.E79-07386 拡大
カルガモ カルガモは境川ではあちこちで見る事ができます。子供達も随分大きくなってきていますが、動き回る子供の後について周りを常に警戒しています。左:雑種
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オナガガモ 右:10月に入ってからコガモに続いてやってきました。仲良さそうなペアーで♀が寄り添うように行動していました。この時期は雌雄の区別がつきにくいですが、左が♂エクリプス、右が♀ 左:11月になると雄の姿もはっきり変わってきました。
06.12.23 No.Z5-00087 拡大 06.10.17 No.1D-31952 拡大
シジュウカラ

河川の周りで木々でよく鳴いています。

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06.11.30 No.30D-05573
コゲラ

スズメ大の小さなキツツキ類で河川に隣接してる林でギィーツと鳴きながら木を叩いています。

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08.03.23 No.30D-13434
ジョウビタキ 左:雌 右:雄 11月に入り河川の草地にもやってきました。雌は地味な茶色ですが、雄は黒い顔に灰色の頭をしていますが、地味な雌の方がかわいらしく見えます。
06.11.23 No.E79-03654 拡大 07.01.01 No.E79-04635 拡大
シメ

12月に入り河川の草地にやってきました。目の周りが黒く特徴的です。

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07.01.24 No.E79-05415
アオジ  河原の草地で『チチッ』と鳴いていますが、草地の中でなかなか姿を見せてくれません。希に出てきては綺麗な黄色い姿を見せてくれます。
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メジロ

河原の脇の小枝で、ちょこちょこ動きまわっています。
緑色の小さな鳥で、アイリングの白が目立ちます。

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06.12.24 No.Z5-00243
カワラヒワ  河原周辺の草むらで、集団で種子を探していたり、休む時は集団で木の上に止まっています。たまに河原で水浴びをしています。
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モズ 左:雄 右:雌 雄は目の下側に黒い過眼線があり区別出来ます。
かわいい顔つきですが、かわいさに似合わず小さな猛禽のようです。
06.10.20 No.E79-01976 拡大 07.01.28 No.E79-05922 拡大
スズメ 河川のあちこちで見られます。近くで見るとかわいいですね。
06.12.13 No.E79-04085 拡大 06.10.14 No.E79-01725 拡大
エナガ

丸くて小さい体で尾が長く淡いブドウ色がかわいらしい姿です。普段は周りの林に居ますが、たまに河原の葦原にやってきます。

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08.02.11 No.30D-12527
オオヨシキリ

境川では珍しく、移動の途中だったんでしょうか、草原で大きな声を出して鳴いていました。

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08.05.18 No.E510-00581
ツバメ

5月頃南国から子育にやって来ます。
付近の民家で巣お作り、境川に食べ物探しにやって来ては、川面を勢いよく飛び回っています。

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07.07.08 No.S80-00763
チョウゲンボウ(雄)

川沿いの鉄塔の上にやってきました。
境川の周辺も狩り場の一つのようで、見晴らしの良い所から下界のスズメなどを狙っています。

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06.11.26 No.E79-03913
アオバズク

川沿いの森に6月頃に子育てにやってきます。
昼間の雄はいつも巣穴の見えるところで時々起きながら警戒をしています。

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06.07.07 No.E79-07723
コジュケイ

川沿いの緑地で『チョットコイ、チョットコイ』と大きな声で鳴いていてもなかなか姿がみえませんが、希に2〜6羽程度の集団で開けた場所に現れます。

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06.11.22 No.30D-05458
キジバト(ヤマバト)

キスの時に雌は目を閉じて、その後は自然に。
キジバトはビジョンミルクで子育てをするので、食べ物の豊富な時期に子育てをする一般的な鳥類と繁殖時期が異なります。

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07.01.04 No.E79-04680
ドバト(親子)

河川のあちこちに20羽程度の集団で見かけます。
写真の原種に近いハイニビキの数をついついチェックしてしまいます。都会のハトは、カラスから目立たないように黒っぽい個体が多いと聞いた事があります。

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06.08.11 No.1D-30674
ハシボソガラス ハシブトガラス
06.10.14 No.E79-01767 拡大 07.01.04 No.E79-04708 拡大
ワカケホンセイインコ

スリランカが原産で持ち込まれたものがかご抜けし野生化しています。
東京都大田区のねぐらから10数羽が、鵜野森緑地に毎日やってきて、日中はこの周辺で過ごしています。

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08.01.04 No.774-S80-12817
撮影は中流域の淵野辺から町田にかけて限定的に行っています。
セグロカモメのページ コサギ暗色型のページ
ユリカモメのページ カワセミのページ
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20.03.07 ケリの写真を追加
19.12.18 バンの写真を追加
15.12.19 オオバン、セグロカモメの写真を追加