ユリカモメのページ
境川に訪れるユリカモメの姿を集めてみました。
12月中旬になり50羽ほどの小群でやってきました。ほとんどが今年生まれた第1回冬羽の若い個体で、少数の若い成鳥が含まれています。
昨シーズンの境川では大和市あたりまでは上がってきていたものの海から30Kmほど離れた町田市には現れていませんでした。今シーズンは繁殖に成功し勢力を拡大したのかあちこちで見られます。定着した越冬地の銚子漁港では嘴が赤黒い成鳥が多いのにここでは綺麗な赤味の若
い成鳥がほとんどです。
第1回冬羽:前 成鳥冬羽:奥

境川に訪れた小群には約9割が第1回冬羽で成鳥は少数しか含まれていません。
嘴と足の色、体色、尾羽の黒帯で識別出来ます。

拡大
No.071231-30D-10919
成鳥冬羽

体色は薄いグレーで褐色部はありません、嘴と足は赤味で嘴の先は黒くなっています。また、尾羽は真っ白です。4月の後半あたりから頭部が黒い夏羽に変わり Black-Headed Gull の名前が付いています。

拡大
No.071231-30D-10922
No.071231-30D-10903 拡大 No.071231-30D-10924 拡大 No.071231-30D-10912 拡大
No.071231-30D-11088 拡大 No.080106-30D-11509 拡大 No.080101-30D-11170 拡大
第1回冬羽

境川に訪れたほとんどが今年生まれた第1回冬羽の若鳥で、嘴と足が黄色味があり、雨覆や三列風切に茶色い幼羽が残り尾羽の先に黒帯があります。

拡大
06.12.08 No.30D-05904
第1回冬羽  

不定期で冬場になるとやって来ます。
ここでは鯉やカルガモに人がパンクズを与えているのを知っていて、ほとんどのユリカモメはパンクズを待っていますが、一部の第1回の個体はしきりにダイビングを繰り返し小魚を捕らえて食べていました。自力で魚を捕らえる姿は野性的で目新しく見えました。

拡大 特大 1600×1100
No.170102-7D-72635
No.170102-7D-72707 特大 No.170103-7D-72779 特大 No.170102-7D-72729 特大
小群の中で喚羽の遅い第1回冬羽

幼羽がかなり多く残っており、生まれた時期が遅かったと思えます。

拡大
No.071231-30D-11006
小群の中で喚羽の進んだ第1回冬羽

幼羽がかなり少なくなっています。生まれた時期が早かったと思えます。

拡大
No.071231-30D-10898
足がオレンジ色味となっている第1回冬羽

幼羽が目立っていますが、嘴と足の色が冴えた黄オレンジ色味になっています。

拡大
No.080106-30D-11459
No.071230-S80-12403 拡大 No.071231-30D-10810 拡大 No.071231-30D-10774 拡大
No.071231-30D-10902 拡大 No.080101-30D-11136 拡大 No.071231-30D-11043 拡大
No.080106-30D-11457 拡大 No.071231-30D-11121 拡大 No.080101-30D-11272 拡大
No.080203-30D-12048 拡大
第2回冬羽 嘴と足の色が第1回のように黄色味の個体。
No.080101-30D-11296 拡大 No.080101-30D-11277 拡大
No.080106-30D-11335 拡大 No.080106-30D-11531 拡大
若い成鳥

成鳥冬羽に似ていますが、嘴と足の色が成鳥の赤と第1回の黄色味の中間のオレンジ色をしています。
ただ翼のパターンは成鳥同様で、若い成鳥の可能性もあるかもしれません。

拡大
No.071231-30D-10986
No.071231-30D-11113 拡大 No.071231-30D-11073 拡大
若い成鳥冬羽

嘴と足の色がややオレンジ色をしていますが、他の特徴は成鳥と同じ。

拡大
No.071230-S80-12392
No.071231-30D-10997 拡大 No.071231-30D-10992 拡大 No.071231-30D-10982 拡大
足環をつけた成鳥    成鳥1個体に足環が付けられていました。 

調査の結果、山階鳥類研究所 標識研究室より07年12月に多摩川で付けられた事がわかりました。
どこからやって来たのかは解りませんでしたが、多摩川、境川と行動している事がわかりました。、

No.080104-774-S80-12863 拡大 No.080104-774-S80-8A26566 拡大
撮影は中流域の淵野辺から町田にかけて限定的に行っています。
境川TOPに戻る
ユリカモメに戻る