No.24-01 作成 2024.05.31
探 鳥 日
 2024シーズン初期  2023.12.4〜2024.1.31
場 所  銚子漁港
水 揚 げ  
主な鳥種 カナダカモメ(2)、アメリカセグロカモメ(1)、シロカモメ(2)、ワシカモメ(2)、ミツユビカモメ(△)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(2)、ヒメカモメ(1)、カムリアンカモメ(2)
ま と め  例年12月になるとサバの水揚げと共にカモメ達が集まり初まる時期ですが、今シーズンのスタートはミツユビカモメやカナダカモメが確認出来ないなど、驚くほどカモメが少ない12月でした。
1月に入っても初旬は少ない状態が続いていて、中旬になりアメリカセグロの目濁り君を確認後、カナダ、ミツユビ、デカム、ね子やカム3号と確認出来たけれど、例年に比べ1月末でもカモメは少なくカナダが見られない日もありました。
また偶然幸運にも目の前にヒメカモメがやって来て食べ物を探して飛び廻る姿に遭遇できました。頭部の模様から昨年注目を浴びた1Wが2Wになって戻ってきたと確信しました。ただ昨シーズンの大量のカメラマンが押し寄せてきた状況を考えると複雑な感じでした。
No.18
ユリカモメ 幼羽から第1回冬羽

シーズン初期の楽しみがユリカモメの幼羽の残る個体で、この個体は背に幼羽が少し残っています。

No.231204-R7000226
カモメ(ヘイネイ候補) 第1回冬羽   この2個体は12月なのに頭部や胸の体色が薄く、大多数のカムチャッカとは異なるイメージです。左の個体は顔の向きによって嘴の基部が黒く短く見える個体です。
No.231226-R7001048 No.231226-R7001191
セグロカモメ(ビルラカモメ候補) 成長冬羽

頭部が丸く白っぽいかわいらしい姿が目立ちました。
12月末でまだ初列風切には旧羽が残り換羽の遅い個体といえます。
体形と換羽の遅さよりビルラカモメの可能性があるかもしれません。

No.231228-R7001621
カナダカモメ 成長冬羽

今シーズン初めてのカナダカモメ
もやもやの濃い目の茶斑がかわいらしい個体です。

No.240113-P10-2256
カナダカモメ 成鳥冬羽   やっと夕方に近くの干潟に現れたカナダカモメ
No.240121-R7004033 No.240121-R7004106
アメリカセグロカモメ 通称:目濁り君 第14回冬羽   

1月11日以降親しみのある目濁り君が確認出来た。

No.240121-R7003463
No.240121-R7003498 No.240121-R7003564 No.240130-R7000713
No.240122-R7004280 No.240122-R7004308 No.240131-R7000803
イソヒヨドリ  

No.240121-R7003600
シロカモメ 通称:デカムリン 第26回?冬羽   今では銚子で識別されているカモメの中で最も長寿なカモメかもしれません今シーズンも無事に確認出来て良かった。
No.240121-R7003611 No.240121-R7003677
ホイグリンカモメ 第2回冬羽   

黒に近い濃いグレーにやや黄味を帯びた足が目立ちました。
大変興味深く来年も観察したい個体です。

No.240121-R7003751
No.240121-R7003766 No.240121-R7003784 No.240121-R7003788
クロサギ 

No.240121-R7003882
アオサギ   

No.240121-R7004006
第3漁港の虹   

No.240122-R7004145
ミツユビカモメ 成鳥冬羽   今シーズンはなかなか見られませでしたが1/22にやっと見られました。
No.240122-R7004424 No.240122-R7004433
ミツユビカモメ 成長冬羽   

堤防の角に降りようとしてましたが突然の風で堤防に当たって落下しましたが直ぐに飛び去りました。

No.240124-R7005833
No.240124-R7005821 No.240124-R7005823 No.240124-R7005844
No.240127-R7008029 No.240127-R7008015
カムリアンカモメ 通称:3号 第16回冬羽   

以前は水揚げの時だけ希に見られる程度で貴重な個体でしたが、今シーズンの3号は港内に居ることがやけに多くなった。

No.240123-R7004699
No.240123-R7004883 No.240123-R7005171 No.240126-R7007684
No.240129-R7000179 No.240129-R7009985 No.240130-R7000246
シロカモメ 成長冬羽   

特に愛称は無いけれどデカムと似たような行動をしているのか近年よく見かける個体です。

No.240123-R7005125
紋付ウミネコ 成鳥冬羽  この個体は両翼に紋付(部分白化)とP10にミラーが同時に見られ極めて珍しい個体です。
No.240123-R7005474 No.240123-R7005488
大型雑種カモメ 第1回冬羽   

今シーズンよく見かける大型の雑種カモメ

No.240124-R7005902
ヒメカモメ 第2回冬羽   偶然幸運にも目の前にヒメカモメがやって来て、食べ物を探して飛び廻る姿に遭遇できました。頭部の模様から昨年注目を浴びた1Wが2Wになって戻ってきたと確信しました。昨年の1Wの時と比べて体色はほとんど成鳥と同じ綺麗なグレーになっていますが、少し1Wの名残の黒いの部分が残っていて2Wと確認できます。
No.240125-R7007477 No.240124-R7006746
No.240124-R7006300 No.240124-R7006303 No.240124-R7006313
No.240124-R7006318 No.240124-R7006744 No.240125-R7007282
No.240125-R7007333 No.240125-R7007335 No.240125-R7007373
No.240125-R7007378 No.240125-R7007416 No.240125-R7007481
No.240125-R7007502 No.240125-R7007503 No.240125-R7007578
標識ウミネコ 成鳥冬羽   

21年に確認していた東京都中心部で繁殖しているウミネコの調査個体B000と思われる個体。

220102の探鳥記録

No.240125-R7007227
ホイグリンカモメ 通称:ね子 第13回冬羽  今シーズンは相性が悪かったのかこの時にちょこっと見れただけでもう少し近くで確認したかった。
このね子は東日本大震災の津波がやってきた時に干潟でうろうろしてた暗色の1Wで、もうこんな立派な姿になって見るたびに感慨深いものがあります。
No.240127-R7008045 No.240127-R7008123
カムリアンカモメ 成鳥冬羽   

この個体はカナダカモメとするかカムリアンにするか悩ましい個体です。
今回初列P10の黒がやや薄く、P9の連続したムーンからカムリアンとしてみましたが、一見カナダカモメにも見え、見た時の状況で判断が変わりそうな感じです。

No.240128-R7009002
No.240128-R7009163 No.240128-R7009339 No.240128-R7009354
大型不明カモメ 第1回冬羽   

一見カナダカモメに見えたが、確認する前に見失う。

No.240130-R7000463
大型不明カモメ 成鳥冬羽   

昨シーズンも見たような気がするカナダカモメに似た個体、ただしデカイので不明。

No.240131-R7000859
セグロカモメ 成鳥冬羽   

嘴が折れているセグロカモメ
カモメを見ていると希に欠陥のある個体を見かけますが欠陥のある個体の特徴の一つに換羽時期が遅れる傾向が見られます。

No.240131-R7001004
No.240131-R7000987 No.240131-R7000999
シロタイミル 通称:市場君 成鳥冬羽   

今シーズンは市場君好みのいつもの堤防が工事中ですが、それでも近くで待機していました。

No.240131-R7001103
ベロカモメ 第2回冬羽   

今シーズンに干潟でよく見るベロカモメ2W

No.241204-R7000062
今回の観察・撮影機材

デジ眼 : Canon EOS-R7 EF100-400mm F4.5-5.6 L IS 2+EXTENDER 2X+1.4X
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120 今回未使用
コンデジ: Nikon coolpix P1000 一部使用
TOP 探鳥記録 目次 前回の探鳥記録 次回の探鳥記録