No.22-02 作成 2022.01.09
探 鳥 日
 2021年12月22日(水)〜1月2日(日)
場 所  銚子漁港/波崎新港 利根川河口周辺
水 揚 げ  12/22 サバ、12/24 サバ、12/25 サバ(波崎は水揚げなし)
主な鳥種 カナダカモメ(2)、アメリカセグロカモメ(2)、シロカモメ(2)、ワシカモメ(4)、ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(3)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、バードウオチャー(0+10+2+4+10+12+3+6+3+1+0+0)
ま と め   今回の銚子は12月末になりカモメの数が多くなり種類も増えてくる時期ですが近年の減少傾向もあり厳しい予想も現実的ですが、多くのカモメを期待して出かけました。
この秋もサンマは記録的不漁でしたが12月に入りサバが大漁に揚がり銚子漁港が今年も11年連続で水揚げ日本一がニュースで伝えられました。
港内のカモメの数はここ2年くらいでかなり減少してるように感じます。
正月休みの間はカモメが港を離れ数が減少しますが、今回の正月は驚くほど少なく、しかも距離が遠く観察しにくく感じました。
カモメの少ない中で幸運にもアメリカセグロカモメやカナダカモメが見られたのは幸運かもしれません。
No.18
ユリカモメ 成鳥冬羽  

大型カモメがが少なくなって今シーズンも銚子漁港にすっかり定着しているユリカモメ。
大型の多かった頃は波崎漁港周辺に定着していたけどいつの間にか銚子側に移って来ました。

特大 1600×1100
No.211223-7D-93699
ユリカモメ 白化個体  

頭部から初列風切など翼のほとんどが白くなっています。
大型やウミネコの白化個体は経験がありましたが、小型のユリカモメの白化個体は自分では初めての経験で、直ぐに飛んでしまいましたが白さに感動しました。
嘴や足に黄色味はないので第1回ではなさそう、でも赤味が強くなく若い個体と思えます。

特大 1600×1100
No.211224-7D-93210
No.211224-7D-93205 特大 No.211224-7D-93218 特大 No.211224-7D-93219 特大
カモメ 成鳥冬羽  

カモメは今シーズン特に少なく感じます。

特大 1600×1100
No.211225-P10-07560
アメリカセグロカモメ  第12回冬羽 通称:目にごり君   昨シーズンの12/22はP10脱落、P9伸長中て換羽遅れがやや目立っていましたが、今回は初列風切は伸びており換羽遅れの状況は目立たなくなってきています。放射線の影響で換羽遅れが生じていたものが時が経って正常に快復してきていると想像してしまいます。
No.211224-S120-39024 1600×1100 No.211224-S120-38433 1600×1100
アメリカセグロカモメ候補 第4回冬羽

やや小型の体形で、明色の虹彩や茶斑の現れ方、やや青味のある背のグレーがアメリカセグロカモメと感じましたが、翼パターン等は確認出来ませんでした。

特大 1600×1100
No.211225-S120-39349
カナダカモメ 成鳥冬羽

今シーズンの初カナダカモメです。
波間に薄目のグレーにもやもや茶斑がすぐに目立ちました。

特大 1600×1100
No.211226-S120-39865
No.211226-S120-40371 1600×1100 No.211226-S120-40377 1600×1100
カナダカモメ 成鳥冬羽

礁前でのシーズン初めてのカナダカモメです。

特大 1600×1100
No.211226-S120-40569
セグロカモメ 成鳥冬羽

茶斑のかわいらしいセグロカモメです。

特大 1600×1100
No.211225-7D-94126
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽

黄味の足にやや濃いめのグレーが目立ち、タイミルの特徴の遅い換羽時期も旧羽2枚が目立ちました。

特大 1600×1100
No.211225-7D-94140
タイミル系雑種? 通称:市場君 成鳥冬羽

第3市場でよく見かける不思議な個体で、愛称が「市場君」になったようです。
ほとんどのカモメが湊を離れた年末年始もいつもの場所で縄張りを守っていました。

特大 1600×1100
No.211227-7D-94460
オオセグロカモメ 第4回冬羽

北海道では減少傾向との事ですが、銚子漁港でもオオセグロの比率が幾分下がってきてる気がします。

特大 1600×1100
No.211229-P10-07688
ワシカモメ 第4回冬羽

帰り際に現れた個体で、もやもやした濃いめの茶斑が特徴的で好きなタイプのワシカモメです。

特大 1600×1100
No.220102-P10-07748
シロカモメ 第4回冬羽

白っぽい体色が目立つ個体で、港内に居着いていました。

特大 1600×1100
No.211225-S120-39463
ベロセグロカモメ 成鳥冬羽

この個体、下嘴が折れて舌が飛び出しています。
嘴の折れと舌の飛び出しと関係があるのだろうか気になるところです。

特大 1600×1100
No.211223-S120-38110
ワシカモメ+セグロカモメ 成鳥冬羽

セグロカモメがペアーで鳴き交わしをしているなと思いましたが、ワシとの異種間ペアーで、しかも嘴の大きな雄同士です。
かなり長い間一緒に寄り添って行動していました。
求愛行動以外にどのような行動か気になるところです。

特大 1600×1100
No.211224-7D-93948
No.211224-7D-93906 1600×1100 No.211224-7D-93984 1600×1100
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽

干潟によく現れた旧羽が抜け落ちて初列が短く見える個体です。

特大 1600×1100
No.211228-7D-94499
セグロカモメ 第2回冬羽

なんとなく可愛らしかった個体。

特大 1600×1100
No.211223-7D-93839
ワシカモメ 第1回冬羽

今シーズン初めてのワシカモメ第1回、灰褐色の体色が目立ちました。

特大 1600×1100
No.211226-P10-07644
ウミネコ 成鳥冬羽

この時期はウミネコの頭部の茶斑は少なくなってきていますが、この個体は茶斑が濃く見えました。
やや若い個体なんでしょう。

特大 1600×1100
No.211223-7D-93883
ウミネコ 成鳥冬羽  なんと「クビワウミネコ」
No.211226-7D-94384 1600×1100 No.201226-7D-94394 1600×1100
ウミネコ 第1回冬羽  

ウミネコもこの時期は可愛らしい個体が見られます。

特大 1600×1100
No.211224-S120-38191
標識ウミネコ B00 成鳥冬羽  

左足:カラーリングB00
右足:金属リング 9B28021
背中にGPSロガー装着 (破損)

都内で繁殖していた個体が銚子漁港でも行動している事が確認出来ました。

特大 1600×1100
No.211224-S120-38285
放鳥データ 

2018年6月13日、都内マンションで繁殖していた成鳥に足環標識とGPSロガー装着との連絡がありました。

No.211223-7D-93735 1600×1100
1600×1100
No.211223-7D-93623 特大 No.211225-7D-94243 特大 No.211223-7D-93650 特大
標識ユリカモメ 成鳥冬羽 RN/VP 千葉県市川市行徳にて装着個体と思えます。  
No.211223-S120-38022 1600×1100 No.201223-S120-38078 1600×1100
標識セグロカモメ 成鳥冬羽 63

左足に白カラーリング 63
千葉県市川市行徳にて装着個体と思えます。

特大 1600×1100
No.211224-S120-38157
アジサシ

港内ではほとんど見かけない珍しいアジサシです。

特大 1600×1100
No.211224-S120-38175
イソシギ  大型カモメの少ない干潟周辺を走り回っていました。
No.220101-7D-94774 1600×1100 No.201227-7D-94444 1600×1100
メジロ

オレンジ色のアロエの花粉を嘴の周りに付けて夢中で蜜を吸っています。

銚子のメジロはアロエ好き。

特大 1600×1100
No.211223-7D-93258
スズメ/ムクドリ  水揚げで落ちた魚の残骸をスズメやムクドリも食べにやって来ます。
No.211223-7D-93306 1600×1100 No.201223-7D-93350 1600×1100
ツグミ

干潟周辺の草地に現れました。

特大 1600×1100
No.211223-7D-93378
タヒバリ

干潟周辺の草地に現れました。

特大 1600×1100
No.211224-7D-94112
ダイサギ

黒生の岩場にダイサギ、奥に黒いのが飛んでます。

特大 1600×1100
No.211230-7D-94542
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISúK
コンデジ: Nikon coolpix P1000
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