No.20-06 作成 2020.03.24
探 鳥 日
 2020年2月11日(火)〜2月17日(月)
場 所  銚子漁港・波崎新港
天 候  晴れ/曇り/雨
主な鳥種 カナダカモメ(12)、アメリカセグロカモメ(1)、シロカモメ(20)、ワシカモメ(15)、ミツユビカモメ(30)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、モンゴルセグロカモメ(5)、バードウオチャー(15+10+6+7+25+6+5)
ま と め  2月のベストシーズンになり多くのカモメが港内に定着しているのを期待しての訪問しました。
2/12・14・15にサバとイワシの水揚げがありカモメの数は前回にウミネコ集団の到着もありまずまずの数が見られましたが、最近の傾向で水揚げの翌日が風の少ない好天の場合カモメが港を離れる傾向が強く見られるようになってきています。
カモメの増減が多い中でさすがにベストシーズンだけあって、カナダカモメの干潟好き・ご子・二郎や3号・目濁り君などのお馴染みの個体が代わる代わる現れたり、数多くのミツユビカモメが見られたり尾羽を失ったセグロとタダカモメを見かけたりとカモメ観察の楽しさを実感できました。
No.18
カナダカモメの追加ページ  
ユリカモメ 成鳥冬羽  

体色がピンク色に変わっている個体が少数見られました。
カロテノイドの一種で天然の赤い色素のアスタキサンチンによってピンク色味に変化した場合やホルモン変化により羽繕いで皮脂腺から分泌されている油脂の影響などが推測できます。

特大 1600×1100
No.200215-7D-74237
ミツユビカモメ 第2回〜成鳥冬羽  

ミツユビカモメは多くが見られます。
多くは初列に旧羽が残る個体が目立ち、嘴に黒班の名残が残っている第2回の個体も目立ちました。

特大 1600×1100
No.200217-7D-75158
No.200214-7D-73375 特大 No.200217-7D-75125 特大 No.200217-7D-75153 特大
No.200215-7D-73996 特大 No.200217-7D-75142 特大 No.200211-7D-72354 特大
No.200216-7D-74819 特大 No.200216-7D-74817 特大 No.200214-7D-73511 特大
ミツユビカモメ 第1回冬羽  

第1回はこの個体のみ見られました。

特大 1600×1100
No.200215-7D-74372
カナダカモメA〜Mの追加ページに移動 

今シーズンもカナダカモメはおおよそ1.5ヶ月程度の到着遅れから始まり、2月に入りお馴染みの個体もほぼ入りましたが港内に定着している数が少ない印象で、特に水揚げのない日は見られないことも多くなりました。

個体の重複がいくらかあると思えます。
アメリカセグロカモメ 第10回冬羽 通称:目にごり君  今回も観察することができました。昨年も換羽時期が遅れていましたが、前回は初列風切P10がまだ伸び切っておらず今年も換羽時期が遅れていましたが、今回はP10が伸びきった綺麗な姿が見られました。
No.200213-7D-72767 1600×1100 No.200216-7D-74795 1600×1100
No.200214-7D-73675 特大 No.200216-7D-74877 特大 No.200216-7D-74773 特大
No.200216-7D-74868 特大 No.200213-7D-72806 特大 No.200213-7D-72774 特大
カムリアンカモメ 通称3号 成鳥冬羽
(第12回冬羽)
  

出現率の低い個体ですが、今シーズンも確認できました。
白っぽい頭部と初列風切の薄めの黒が特徴的です。

特大 1600×1100
No.200213-7D-72707
No.200213-7D-72683 特大 No.200213-7D-72688 特大 No.200213-7D-72701 特大
通称:デカムリン 成鳥冬羽  

久しぶりに屋根の上から水揚げの様子を伺っている姿を見かけた。

特大 1600×1100
No.200212-P10-02713
シロカモメ 成鳥冬羽 

デカムに似てる気がします。

特大 1600×1100
No.200214-P10-02953
シロセグロ雑種カモメ 成鳥冬羽  初列風切が黒っぽい以外はほとんどシロカモメですが、黒っぽい初列パターンはカナダカモメそっくりです。
No.200213-7D-72836 1600×1100 No.200213-7D-72844 1600×1100
標識セグロカモメ 23/64 成鳥冬羽  左足に白のカラーリングに23/64の番号があり、行徳の個体と思えます。過去の経験では移動時期に行徳個体を見てシーズン本番の時期はあまり見かけませんでしたがユリカモメが多い事など東京湾に何かあったのだろうか。
No.200215-S120-29670 1600×1100 No.200217-S120-29802 1600×1100
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

例年観察している赤班の大きなタイミルセグロカモメ。

特大 1600×1100
No.200215-7D-74221
タイミルセグロカモメ候補 成鳥冬羽  初列風切の先端の白班が小さく、さらにP10の白班は小さくP9にミラーはなくホイグリンカモメの特徴をもっていますが、背のグレーがホイグリンカモメにしては薄く感じタイミルの範疇かと思った個体です。
No.200214-7D-73552 1600×1100 No.200213-7D-72936 1600×1100
オオセグロカモメ 成鳥夏羽に移行中  

もう少しで夏羽になりそうなオオセグロ。

特大 1600×1100
No.200213-7D-72651
ワシカモメ 第3回冬羽  ワシカモメのグレーの初列パターンがどのように成長するのか、わかりやすい翼を広げた褐色味とグレーの混ざったパターンが印象的です。
No.200211-7D-72291 1600×1100 No.200211-7D-72309 1600×1100
モンゴルセグロカモメ 第4回冬羽 

年末によく見た体色の白さが際立った個体。

特大 1600×1100
No.200217-7D-75466
モンゴルセグロカモメ 第3回冬羽 

前回にも見た体色の白さが目立った個体で、後頸に茶班が少しあるのみで昨年の3Wにそっくりな個体です。

特大 1600×1100
No.200212-7D-72469
モンゴルセグロカモメ 第2回夏羽  頭部から腹部にかけての白さが際だって目立った個体で、換羽時期が早いモンゴルですが既に嘴が?色の冴えが増した夏羽の姿に変わってきていました。
No.200215-7D-74427 1600×1100 No.200215-7D-74381 1600×1100
No.200215-7D-74394 特大 No.200215-7D-74412 特大 No.200215-7D-74392 特大
モンゴルセグロカモメ 幼羽/第1回冬羽  左は体色の暗褐色が目立つ幼羽に近い個体、右は前にも確認している体色が白く目立つ個体です。
No.200211-7D-72424 1600×1100 No.200212-7D-72573 1600×1100
タイミルセグロカモメ 第2回冬羽 

やや暗褐色の体色に足のピンク色が黄味を帯びてきています。

特大 1600×1100
No.200216-7D-74897
オオセグロカモメ 部分白化個体 
第1回冬羽 

特大 1600×1100
No.200217-7D-75517
小型シロカモメ barrovianus 第1回冬羽  

前回にも見ていたとっても小さな体格で頭が丸く、黒目がくっきり初列は長く、何回見てもかわいすぎる。

No.29476 HD動画 78秒 321M
特大 1600×1100
No.200211-P10-02691
No.200211-P10-02630 特大 No.200211-P10-02591 特大 No.200211-P10-02647 特大
No.200211-7D-72275 特大 No.200211-P10-02572 特大 No.200211-7D-72265 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽  何かに襲われたようで尾羽を全て失っている個体。
No.200214-7D-73762 1600×1100 No.200214-7D-73743 1600×1100
カモメ 成鳥冬羽  何かに襲われたようで尾羽を全て失っている個体。偶然にも2個体も。
No.200214-7D-73647 1600×1100 No.200214-7D-73656 1600×1100
カモメ 第2回冬羽 

ヘイネイを意識して探しているとついつい気になるカムチャッカ第2回。

特大 1600×1100
No.200213-7D-73220
参考コカモメ候補 成鳥冬羽 

頭部の班がややもやもや下感じがありP8のグレータングが目立つ参考個体。

特大 1600×1100
No.200217-7D-75110
標識ウミネコ 成鳥冬羽 

右足には正規の金属リング、左足にはまさかの緑と黒の結束バンドがついてます。

特大 1600×1100
No.200214-7D-73466
ウミネコまだら白変個体 成鳥夏羽 

昨シーズンは多く見かけたまだら白変個体ですが今シーズンはこれで2個体しか見られません。どうしたんだろう?

特大 1600×1100
No.200213-7D-72657
ウミネコ 成鳥夏羽 

胸に竹串のようなものが刺さっています。

特大 1600×1100
No.200214-7D-73472
オオバンとシノリガモ 

上段にオオバン、下段の水面近くにシノリガモ。

特大 1600×1100
No.200215-P10-03037
ノスリ 

ノスリは希に港にやってきます。

特大 1600×1100
No.200212-7D-72455
霧の波崎新港  濃霧の中の水揚げで、カモメ達は俊敏な動きは無く、普段の水揚げ時と時間差を感じました。
No.200214-S120-29566 1600×1100 No.200214-S120-29563 1600×1100
カナダカモメの追加ページ  
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
コンデジ: Nikon coolpix P1000
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