No.21-01 作成 2020.12.01
探 鳥 日
 2020年11月23日(月)〜27日(金)
場 所  銚子漁港
天 候  晴れ/曇り/雨
主な鳥種 カナダカモメ(0)、アメリカセグロカモメ(0)、シロカモメ(1)、ワシカモメ(0)、ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(5)、ユリカモメ(△)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(0)、バードウオチャー(0+0+2+3+0)
ま と め  今回の銚子は本格的カモメシーズンにはやや早いですが、所用で訪問の機会があり合間に移動初期の幼羽の個体や換羽時期のわかりやすい大型カモメを観察しました。
10月はサンマの水揚げが極端に少なく、漁港全体でもサバなどの大型船の水揚げも少なく移動してきたカモメが港内に定着するか心配していました。
今回の訪問では、サンマの水揚げはありませんでしたが、26日にやっと大型巻網船のサバの水揚げがありました。
カモメの数はまだ少ない状態ですが、礁前などでは小さな集団が見られるようになってきました。
No.18
11月末の銚子漁港   11月末になり、まだ少ないがカモメ達が集まり始めてきた。
左:サバの水揚げ後のカモメ達の様子、右:礁前で見られるようになってきたカモメの集団
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ユリカモメ 成鳥冬羽  近年港内で多くのユリカモメがシーズンを通して多く見られるようになってきましたが、今回もユリカモメの姿が多く見られました。大型カモメが少ないと居心地が良いのか東京湾で食べ物が得られにくくなったからだろうか?
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ユリカモメ 成鳥夏羽から冬羽に移行中  

ほとんどの成鳥は頭部の白い冬羽になっていますが、この個体は換羽遅れでまだ頭部の黒頭巾の境目がはっきりし、嘴も黒っぽく見えます。

特大 1600×1100
No.201123-7D-86621
No.201123-7D-86695 特大 No.201123-7D-86754 特大 No.201123-7D-86624 特大
ユリカモメ 幼羽から第1回冬羽  

早い時期で幼羽の残る個体が少数見られました。

特大 1600×1100
No.201127-7D-87593
カモメ 第3回冬羽?  カモメは少数の幼鳥は見られますが成鳥は例年12月中旬頃の到着で、この個体はやけに早いと思い見ていると嘴の黒班が目立ちました。
まさかのクロワカモメとも想像しながら観察するとクロワカモメはハッキリとした嘴の黒班ですが、この個体の上嘴の黒班は先端にかけてぼやけています。またカモメだとしたらミラーが大きく翼パターンを見る限り成鳥に見えるが先端の白班は小さい、成鳥のカモメなら嘴の黒班は少ないはずだし、どちらにしろ違和感を感じる個体で、クロワカモメも幾らか混じっているかもしれないと感じた不思議な個体です。
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カモメ 幼羽から第1回冬羽  

カモメはまだ少なく、早い時期で幼羽に近い姿が見られました。
大きさが随分違って見えるけど雌雄差かな?

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No.201123-P1000-05019
セグロカモメ 成鳥冬羽  この時期はセグロカモメは換羽時期を観察するのに絶好の時期で初列風切に旧羽の残る換羽時期の遅い個体から初列風切の新羽が伸びてきている換羽時期の早い個体まで様々観察出来ました。
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No.201127-7D-87837 1600×1100 No.201126-7D-87275 1600×1100
No.201127-7D-87668 特大 No.201123-7D-86603 特大 No.201126-7D-87256 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  足に黄色味のある換羽時期のやや遅いタイミルセグロカモメは初列風切に旧羽の残る個体がほとんどで、背のグレーはやや濃い個体からセグロカモメと同じくらいの個体まで様々見られました。右下の個体は珍しくグレーがやや薄く感じられた。
上の個体は近年干潟でよく見かけてる赤班の大きな個体です。
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No.201127-7D-87826 特大 No.201124-P1000-05070 特大 No.201126-7D-87273 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

一般的に換羽時期の遅いタイミルセグロカモメですが、この個体は初列風切の新羽が目立ち例外的に換羽時期の早い個体も見られました。

特大 1600×1100
No.201127-7D-87725
タイミルセグロカモメ? 成鳥冬羽  近年第三市場周辺でよく見かける換羽遅れの変わった個体です。
眼瞼はオレンジ色味の赤で初列風切は退色した旧羽が3枚目立ちます。
ここ数年連続的に見かけると段々と親しみがでてきます。
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オオセグロカモメ/セグロカモメ 成鳥冬羽  

お互いに鳴き交わしを行っていたので異種ペアーと思えます。
右はグレーの濃いオオセ雄個体、左はグレーのやや薄いオオセの雌個体と思えましたがセグロとの指摘が有り訂正。またまだ夏羽の様で換羽時期がかなり遅い個体です。

特大 1600×1100
No.201125-7D-87111
シロカモメ 第4回冬羽  

大型のシロカモメで白さが際だって目立っていました。
昨シーズン3Wの時何度か見ていた個体のような気がしました。

特大 1600×1100
No.201125-7D-87021
No.201127-7D-87703 特大 No.201127-7D-87788 特大 No.201127-7D-87778 特大
No.201127-7D-87712 特大 No.201127-7D-87699 特大 No.201125-7D-87042 特大
セグロカモメ 幼羽  早い時期の楽しみのセグロカモメの幼羽の姿で、まだあどけなさが感じられてかわいらしい姿です。
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オオセグロカモメ 幼羽  オオセグロカモメも幼羽の姿が見られますが、左の個体は灰褐色味の体色でワシカモメのように見えました。
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ウミネコ 第3回冬羽   この時期は繁殖地からの大量の成鳥はまだ到着しておらず港内は若い個体が中心です。頭部の茶班が濃く目立った足と嘴に青味のある第3回の個体です。
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ウミネコ 第1回冬羽  

チョコレート色だった幼鳥もほとんど第1回の姿に変わってきていました。

特大 1600×1100
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ミサゴ  

干潟でカモメを見ていると上空にミサガが現れて、あっという間に魚を捕らえて去って行きました。

特大 1600×1100
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No.201126-7D-87359 特大 No.201126-7D-87361 特大 No.201126-7D-87366 特大
マガモ  

礁前に珍しくマガモが現れました。

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アオサギ  

港内でアオサギの姿をよく見かけますが、ほとんどが自力で生きた魚を捕らえていますが、この個体は道路でサバを拾って食べていました。

特大 1600×1100
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イソヒヨドリ  

岸壁の車止めから下に降りたと思ったら直ぐにフナムシを咥えて戻ってきました。

特大 1600×1100
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ハシブトガラス  

カモメに混じって水揚げ後の魚のくずを食べていました。

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野良猫 

カモメのいない間に小さいサバをこっそり頂き。

特大 1600×1100
No.201126-7D-87268
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
コンデジ: Nikon coolpix P1000
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