No.20-04 作成 2020.01.27
探 鳥 日
 2020年1月13日(月)〜22日(水)
場 所  銚子漁港・波崎新港
天 候  晴れ/曇り/雨 17日夜に南岸低気圧通過
主な鳥種 カナダカモメ(10)、アメリカセグロカモメ(2)、シロカモメ(15)、ワシカモメ(20)、ミツユビカモメ(30)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、モンゴルセグロカモメ(4)、バードウオチャー(2+1+2+5+2+6+6+7+5+0)
ま と め  前回の年末はカモメの数が少ない状態で移動が遅れていると感じていたので、今回は年明けでカモメが増えるのを期待して訪問しました。
 14日、17日にイワシとサバが大漁で翌日にも水揚げが残るほど大量の水揚げがありカモメの数は例年より少ないもののまずまずの数が集まって来ました。
デカムリンや干潟好きなどのお馴染みの個体や蕪島の標識ウミネコなどが到着しているのを確認し、観察している中でシロカモメやワシカモメが増えてきた感じです。
17日夜には南岸低気圧が通過し、18日は20mの強風となりミツユビカモメの30程の小群が入り、フルマカモメやトウゾクカモメも見られました。
今回気になったのがシロやワシ系の雑種が多く目立ち、モンゴルカモメやカナダカモメの1Wが複数見られました。
また、港内のウミネコの数が特に少なく感じ気になりました。
No.18
カナダカモメの追加ページ  
ユリカモメ 成鳥冬羽/第1回冬羽   今回もユリカモメは港内にも多くが見られます。3年ほど前では移動時期以外は少なく、ほとんどが東京湾あたりに移動していたものが東京湾に移動せずに銚子に定着している様子が感じられます。
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ミツユビカモメ/ユリカモメ 成鳥冬羽   ユリカモメの集団の中でミツユビカモメが風を避けておとなしく休んでいましたが、後にいたユリカモメが突然ミツユビカモメに体当たり。ユリカモメのこんな行動は理解できないし初めて見ました。
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ミツユビカモメ 第1回冬羽  

白黒のコントラストの高い第1回、今回は3個体ほど見られました。

特大 1600×1100
No.200116-7D-67635
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  

南岸低気圧の通過で30程が強風と時化を避けて港内に入りました。
普段港内にはは若い成鳥や怪我をしたり問題のありそうな個体が多いですが、今回は健康そうな成鳥も含め老鳥(右下)など多く入りました。

特大 1600×1100
No.200117-7D-67715
No.200119-7D-68531 特大 No.200118-7D-67981 特大 No.200118-7D-68042 特大
No.200116-7D-67101 特大 No.200115-7D-67030 特大 No.200120-S120-26444 特大
カナダカモメA〜Jの追加ページに移動 

今シーズンもカナダカモメはおおよそ1.5ヶ月程度の到着遅れから始まり、1月に入りお馴染みの個体も入りだしましたが例年より少ない印象で、特に第2回の個体が少なく感じられます。

個体の重複がいくらかあると思えます。
アメリカセグロカモメ 第10回冬羽 
通称:目にごり君  

今回も遠い堤防での確認で細かいところは観察出来ませんでした。
近くで初列P10の状態を見てみたい。

特大 1600×1100
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アメリカセグロカモメ 第3回冬羽  

逆光と遠距離の堤防の悪条件の観察ですが、やや小型の体形と薄目のグレーが目に付きました。

特大 1600×1100
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No.200117-S120-25112 特大 No.200117-S120-25078 特大 No.200117-S120-25095 特大
推定アメリカセグロカモメ 第3回冬羽  

屋根の上に薄目のグレーに虹彩が輝く個体が目立ちました。

特大 1600×1100
No.200114-P10-01889
セグロカモメ 成鳥冬羽   1月になり平均的なセグロカモメは、初列風切の換羽がほぼ終了し、初列の新羽が伸びて綺麗に見える時期です。
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ベロセグロカモメ 成鳥冬羽  

嘴の下から舌が飛び出しています。
カモメ類でたまに見かけます。

特大 1600×1100
No.200117-7D-67699
オオセグロカモメ 成鳥夏羽  

この個体だけでしたが頭部が真っ白で嘴の?色の冴えも高く、特に換羽時期の早い個体です。

特大 1600×1100
No.200117-7D-67907
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

足が黄色く、グレーはタイミルにしては薄く感じますが、初列風切P10はまだ旧羽が残り換羽時期が遅い個体です。

特大 1600×1100
No.200116-7D-67305
ワシカモメ 成鳥冬羽   1月になり個体数が増えてきました。成鳥はもやもや茶班の目立つ個体から頭部が白くなっている個体まで様々見られました。
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シロカモメ 成鳥冬羽  

頭部の茶班が薄めで嘴の?色の冴えが出始めてきています。

特大 1600×1100
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通称:デカムリン 成鳥冬羽  

今シーズン初観察のデカムリン。

特大 1600×1100
No.200122-7D-69698
No.200113-7D-66383 特大 No.200122-7D-69712 特大 No.200115-P10-02276 特大
シロセグロ雑種カモメ A 成鳥冬羽  

一見、小柄でグレーが薄くカナダカモメかと思いましたが顔つきや茶班の出方がセグロカモメに似ています。

特大 1600×1100
No.200114-P10-01981
シロセグロ雑種カモメ B 成鳥冬羽  

茶班にシャープさが無くカナダカモメの雄個体のように感じましたが、かなり悩ましい個体です。

特大 1600×1100
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No.200114-P10-02116 特大 No.200114-P10-02221 特大 No.200114-P10-02151 特大
シロセグロ雑種カモメ C 第3回冬羽  

黄色っぽい虹彩で、ほとんどシロカモメのようですが、初列風切が黒っぽくなっています。

特大 1600×1100
No.200121-80HD-S120-27438
No.200121-S120-27029 特大 No.200121-S120-26896 特大 No.200121-S120-27452 特大
No.200121-S120-27470 特大 No.200121-S120-27141 特大 No.200121-S120-27448 特大
大型不明カモメ 第3回冬羽   この個体、大きさはカナダカモメの雄個体のようなやや小型でグレーがやや薄く目立ちました。初列風切は先端に白斑のある黒い新羽と褐色の羽が目立ちます。褐色の羽は磨耗している様子がなく旧羽には見えず退色したような印象に見え下のワシカモメ第3回に似てる雰囲気もあるし小型のワシロ雑種なのか?不思議な個体です。
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ワシカモメ 第3回冬羽  

この個体はわかりやすい嘴の大きな雄個体と思えますが、小型の雌個体の場合は種の特定が難しく思います。

特大 1600×1100
No.200120-80HD-S120-26068
シロカモメ 第2回冬羽  

シロカモメの2Wは全体が白っぽくなる印象がありますが、この時期でもまだ褐色味が強く、雑種なのか悩ましい感じの個体です。

特大 1600×1100
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No.200120-S120-26234 特大 No.200120-S120-26241 特大 No.200120-S120-26406 特大
大型不明カモメ 第2回冬羽  

一見、カナダカモメのようなやや小型の体形で、体色は薄くコントラストガ低く、初列風切はやや薄目で特定に悩む個体です。

特大 1600×1100
No.200121-80HD-S120-27078
ワシカモメ(小型) 第1回冬羽  

ワシカモメの第1回の個体はちょこちょこ見られるようになりましたが、その中に少数の小柄な個体が見られます。

特大 1600×1100
No.200122-7D-69684
No.200120-7D-68568 特大 No.200120-7D-68721 特大 No.200120-7D-68626 特大
ワシカモメ(暗色タイプ) 第1回冬羽  

体色が濃い灰褐色の個体で、ワシカモメの中で少数が見られました。

特大 1600×1100
No.200116-7D-67127
モンゴルセグロカモメ 第1回冬羽 A 

遠くを飛んでいましたが細いテールバンドが目立った個体です。

特大 1600×1100
No.200115-7D-66764
モンゴルセグロカモメ 第1回冬羽 B   体色が暗褐色で第一印象はタイミルセグロカモメかと見ていましたが、テールバンドが細く特にT6が錨模様になっており、腹部も白っぽくモンゴルセグロカモメと思うようになりました。
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モンゴルセグロカモメ 第1回冬羽 C   遠くからでも頭部から腹部にかけての白さが際だって目立った個体です。
No.26728 HD動画 60秒 252M
No.200120-80HD-S120-26532 1600×1100 No.200120-80HD-S120-26829 1600×1100
No.200120-S120-26496 特大 No.200120-S120-26518 特大 No.200120-S120-26813 特大
No.200119-S120-25570 特大 No.200119-S120-25586 特大 No.200120-S120-26808 特大
カモメ 成鳥冬羽 

年末まで数の少なかったカモメの成鳥もちょこちょこ見られるようになってきましたが、ヘイネイなどは見られませんでした。

特大 1600×1100
No.200114-7D-66468
標識ウミネコ C19 成鳥冬羽 

右足に金属リング、左足に?色カラーリングC19で、青森県八戸市蕪島の個体と思えます。

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No.200121-7D-68987
紋付きウミネコ 16B 成鳥夏羽 

16年に確認した個体で、両翼に部分白化が見られます。
白化模様は毎年ほぼ同じ形で現れています。

特大 1600×1100
No.200116-7D-67184
ウミネコ 第2回冬羽 

第1回の若い個体はよくいろんな物を咥えて遊ぶ姿を見かけますが、第2回でもたまに遊んでいる姿を見かけます。

特大 1600×1100
No.200114-7D-66511
ベロウミネコ 第1回冬羽 

嘴の下から舌が飛び出しています。

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No.200113-7D-66401
フルマカモメ 

南岸低気圧の強風や時化を避けて、一時的に銚子漁港に入って来ました。

特大 1600×1100
No.200118-7D-67919
トウゾクカモメ   普段は沖合にいるトウゾクカモメですが南岸低気圧の通過で強風と時化を避けて港内に入ってきました。
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ビロードキンクロ 

今回は珍しく、港内の岸壁近くまでやってきました。

特大 1600×1100
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ヒメウ 

よっぽど疲れていたのか車の通る岸壁で休んでいました。
普段は遠くの堤防で休んでいます。

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No.200121-7D-69133
ハヤブサ

今回はユリカモメが犠牲になっていました。

No.27518 HD動画 44秒 182M
特大 1600×1100
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トビ 

ハヤブサの食べ残したユリカモメの残骸をトビが食べていました。

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イソヒヨドリ 

釣り餌の残りや魚のくずを探し回って食べています。
鳴き声が好きなんですが銚子ではほとんど聞いた事がないのが残念です。

特大 1600×1100
No.200121-7D-69003
コサギ

無謀なチャレンジと思いながら見ていましたが、やっぱりあきらめました。

特大 1600×1100
No.200115-7D-67064
ハシボソガラス 

カモメとの魚の奪い合いではいつも負けていますが、競争のない場所で落ちてる魚を食べています。

特大 1600×1100
No.200120-7D-68800
ツグミ 

港内の水たまりでツグミが水浴びをしていました。

特大 1600×1100
No.200113-7D-66442
カナダカモメの追加ページ  
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
コンデジ: Nikon coolpix P1000
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