No.16-7 作成 2016.03.17
探 鳥 日
 2016年3月6日(日)〜13日(日)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  6日、7日、9日、11日雨/曇り 8日濃霧 
主な鳥種 カムリアンアイスランドカモメ(1)、ミツユビカモメ(15)、アメリカセグロカモメ(1)、カナダカモメ(10)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、セグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、タイミルセグロカモメ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(35+0+4+1+4+2+30+10)
ま と め  今回の銚子は3月になり種類も揃ったベストシーズンの訪問です。
今回は天候に恵まれずほとんどが雨で車中からの観察が多くなり、8日には珍しく濃霧に包まれ、これだけ天候不順だと水揚げも連日少なくカモメの数も少ない状態が続きました。
この天候不順が幸いに前回見られなかったミツユビカモメが港内に多く入り、あちこちでかわいい姿を見る事が出来ました。
天候が悪くカモメの入れ替わりが少ない条件でしたが、カムリアン1Wやアメリカ、カナダなど多種にわたって観察できました。
ユリカモメ 成鳥夏羽に移行中

ユリカモメの成鳥は嘴と足が黒味を帯びてきて徐々に頭部も黒くなり夏場の姿に変わってきます。

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No.160312-7D-55856
ミツユビカモメ 第1回冬羽

第1回のミツユビカモメはこの個体のみ見られ遠くからでも翼のM字班はかっこよく目立ちます。

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No.160310-7D-54299
ミツユビカモメ 成鳥夏羽

この個体だけでしたが頭部が白くなった夏羽の姿が見られました。

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No.160310-7D-54933
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今回は多くのミツユビカモメが入って、飛び交う姿、海面をプカプカと食べ物を探す姿や岸壁の車止めで休む姿などが見られました。
風雨を避けた集団の中であくびをしています。

No.68963 MP4 HD動画 61秒 61M
No.68970 MP4 HD動画 62秒 61M
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No.160310-7D-54611
No.160313-7D-56502 特大 No.160313-7D-56486 特大 No.160312-7D-55816 特大
No.160312-7D-55668 特大 No.160312-7D-56131 特大 No.160313-7D-56232 特大
No.160306-7D-52469 特大 No.160306-7D-52516 特大 No.160306-7D-52513 特大
コカモメ 成鳥冬羽

前回に確認していたコカモメとして紹介されている個体で今回も見る事ができました。
この個体は左翼初列雨覆に小さな羽が反転しています。

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No.160309-7D-53906
カムリアンアイスランドカモメ 第1回冬羽   前回確認した体色が濃いめでカナダカモメ寄りの中間的個体で今回も観察する事ができました。小柄で長く突き出た初列が目立ちます。
No.160307-7D-53260 特大 拡大 No.160312-7D-56174 特大 拡大
No.160306-7D-52701 拡大 No.160310-7D-54549 拡大 No.160306-7D-52669 拡大
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽(第6回)   目に違和感のある昨シーズンよく見かけた個体ですが今シーズンは出現率は低くなかなか見る事が出来ません。
No.160309-7D-53888 特大 拡大 No.160309-7D-53872 特大 拡大
カナダカモメ A 成鳥冬羽
    (第11回冬羽) 通称ご子

3月になって頭部の茶班が薄く白っぽくなってきています。
今回は目印のおでこの飛び出しが目立たなくなっています。

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No.160308-7D-53539
No.160308-7D-53449 特大 No.160308-7D-53542 特大 No.160311-7D-55304 特大
カナダカモメ B 成鳥冬羽   いつもの干潟好きの個体です。
No.160308-7D-53432 特大 拡大 No.160311-7D-55197 特大 拡大
カナダカモメ C 成鳥冬羽

頭部が白っぽくなっているカナダカモメらしい個体です。

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No.160306-80HD-S120-68762
No.160306-S120-68510 拡大 No.160306-S120-68540 拡大 No.160306-S120-68536 拡大
カナダカモメ D 成鳥冬羽

頭部の茶班の濃い個体です。

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No.160307-7D-52943
カナダカモメ E 成鳥冬羽

小柄でソフトな感じの茶班がかわいらしい個体です。

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No.160311-7D-55531
カナダカモメ F 第3回冬羽

やや大きめで虹彩が明色でシロセグロか悩みましたが丸い頭などのスタイルはカナダカモメ的に見えます。

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No.160312-7D-55910
No.160312-7D-55920 拡大 No.160312-7D-55933 拡大 No.160312-7D-55900 拡大
カナダカモメ G 第2回冬羽   体色が通常のカナダカモメより薄くカナダカモメの範疇か悩んだ個体ですが、昨年の薄い第1回が2回になったと指摘があり納得でした。目の後ろのムラが1Wの時と同じように現れています。
No.160313-7D-56325 特大 拡大 No.160313-7D-56404 特大 拡大
カナダカモメ H 第2回冬羽

小型で背の薄いグレーが目立ちました。

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No.160309-80HD-S120-68926
カナダカモメ I 第1回冬羽   今シーズンよく見かけるカナダカモメらしい個体です。
No.160308-7D-53783 拡大 No.160308-7D-53408 拡大
カナダカモメ J 第1回冬羽

カナダカモメの中ではやや大きめの個体です。

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No.160311-7D-55578
シロカモメ 成鳥冬羽 通称デカムリン 

デカムと似通ったシロカモメがおり度々悩まされますが個体識別は面白いが難しい。

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No.160311-7D-55397
シロセグロ雑種 成鳥冬羽 

シロセグロ雑種は増加傾向の印象で今回も成鳥3個体を確認し、カナダカモメ成鳥のほぼ半数ほどの比率に感じます。
初列パターンはカムリアンに似て黒5枚ですが雑種を感じさせるやや乱れたパターンです。

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No.160309-7D-53961
No.160307-7D-52803 拡大 No.160307-7D-53065 拡大 No.160307-7D-52826 拡大
オオセグロカモメ雑種 成鳥冬羽 

嘴が大きく初列風切に違和感を感じた個体で、初列のグレータングが大きく黒が少なく見えます。
ワシカモメとの雑種かもしれません。

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No.160311-7D-54983
No.160311-7D-54990 拡大 No.160311-7D-54991 拡大 No.160311-7D-54982 拡大
タイミルセグロカモメ 第1回冬羽 

デカ背や雨覆に暗色のうろこ模様が目立ち、テールバンドはセグロカモメに比べ広めに見えます。

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No.160308-7D-53810
シロカモメ雑種 第1回冬羽 

シロカモメ系の雑種はいろんなタイプがありますが、この個体は嘴の黒が多くなっています。

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No.160311-7D-55184
オオセグロカモメ白化個体 第1回冬羽

2月に入ってから毎回観察している個体ですが、徐々に白さに冴えが出てきました。
奥側は通常のオオセグロカモメです。

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No.160308-7D-53672
ウミネコ部分白化 16-B 成鳥夏羽 

最近は見る機会がやや減ってきている気がする紋付カモメ(初列雨覆の部分白化)です。

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No.160310-7D-54616
ウミネコ 成鳥/第3回冬羽 

成鳥と第3回が並んでいます。
左の成鳥は足や嘴の黄色の冴えが強く頭部は白くなっています。
右2羽の第3回は頭部の茶班が目立ち嘴と足の黄色は冴えが低くなっています。

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No.160313-7D-56314
標識ウミネコ 9B1588 成鳥夏羽 

金属リングを付けた個体が近くに3個体いましたが1個体のみ番号が確認できました。

情報は現在未確認

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No.160306-7D-52420
シロカモメ 第1回冬羽 

シロカモメが発砲スチロールを食す。
シロ以外でも若い個体が代わる代わる発砲スチロールをちぎっています。
ほとんどは遊びの行動のようですが、3回に1回位は食べてしまっています。
大丈夫だろうかと心配してしまいます。

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No.160311-7D-55435
ウミスズメ 

今シーズンは港内でウミスズメの姿を多く見かけます。
今回は近くまで寄ってきました。

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No.160308-7D-53770
濃霧に包まれた銚子漁港

3月8日は珍しく銚子漁港が濃霧で覆われました。
10時頃がピークで昼過ぎまで続きました。

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No.160308-7D-53746
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS
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