No.16-8 作成 2016.05.03
探 鳥 日
 2016年3月21日(月)〜26日(土)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  24日雨/曇り、他晴れ/曇り 
主な鳥種 カムリアンアイスランドカモメ(1)、ミツユビカモメ(5)、アメリカセグロカモメ(0)、カナダカモメ(4)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、セグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、タイミルセグロカモメ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(6+3+7+3+6+15)
ま と め  今回の銚子は3月末の移動時期に入った訪問で、空き地で多くが越冬していたウミネコたちの姿は無くほとんどが既に北の繁殖地へ移動していました。
今回の訪問では22日にやや水揚げがあったものの他の日は水揚げが少なくカモメの全数も少なく特に成鳥の姿が少なく、見られたカモメも若鳥の姿が多く感じられた。今回の訪問では特に足の黄色いシロタイミル雑種(シロカモメ×タイミルセグロカモメ)が見られ大変興味深く大型カモメ類の交雑化はかなり進んできているように感じられた。
ミツユビカモメ 第成鳥冬羽   前回は多く見られましたが今回は少なく、シーズン末期のこの期待していた夏羽の姿は残念ながら見られませんでした。
No.160321-7D-57058 特大 拡大 No.160321-7D-57044 特大 拡大
No.160322-7D-57313 特大 拡大 No.160322-7D-57364 特大 拡大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

この時期でもまだ換羽が完了していません。
P10が伸長中です。

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No.160325-7D-58257
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

帰り際近くにぷかぷかやって来ました。
目が大きく見えますが黒い細かい羽毛が他のミツユビカモメより目の周りに集中しています。

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No.160326-7D-58895
コカモメ 成鳥冬羽   前回にも確認していたコカモメとして紹介されている個体で今回も見る事ができました。この個体は左翼初列雨覆に小さな羽が反転しています。
No.160323-7D-57582 特大 拡大 No.160323-7D-57577 特大 拡大
No.160326-7D-58878 特大 No.160326-7D-58876 特大 No.160326-7D-58854 特大
カムリアンアイスランドカモメ 第1回冬羽   今シーズン干潟で出現率の高かった個体で、21日までは尾羽の中央が欠落していると思っていましたが、23日以降は尾羽の重なりが正常な状態に戻っていました。来シーズンの姿が楽しみです。
No.160323-7D-57720 特大 拡大 No.160323-7D-57554 特大 拡大
No.160324-7D-58193 拡大 No.160323-7D-57691 拡大 No.160324-7D-58230 拡大
No.160323-7D-57433 拡大 No.160323-7D-57640 拡大 No.160321-7D-56817 拡大
No.160324-7D-57917 拡大 No.160326-7D-58703 拡大 No.160321-7D-56973 拡大
カナダカモメ A 成鳥冬羽

お馴染みの干潟好きの個体で、今シーズンも11月の早い時期にやって来て、帰りは遅くまで残っています。

拡大 特大 1600×1100
No.160321-7D-57120
No.160323-7D-57653 拡大 No.160321-7D-57098 拡大 No.160324-7D-57978 拡大
カナダカモメ B 成鳥冬羽   海苔好きの個体で嘴に海苔を付けている姿をよく見かけます。
No.160325-7D-58451 特大 拡大 No.160324-7D-58418 特大 拡大
カナダカモメ C 第1回冬羽

頭部の茶班がこの時期でも濃いめの個体です。

拡大 特大 1600×1100
No.160321-7D-56578
No.160321-7D-56621 拡大 No.160321-7D-56588 拡大 No.160321-7D-56670 拡大
カナダカモメ D 第1回冬羽

雨覆いのコントラストがやや高く濃いめで長めの初列が目立ちます。

拡大 特大 1600×1100
No.160321-7D-56794
No.160321-7D-56790 拡大 No.160321-7D-56767 拡大 No.160321-7D-56771 拡大
シロタイミル雑種 成鳥冬羽 

オレンジ色の眼瞼に背の薄いグレー、初列には白色ムラが多くシロセグロ雑種に見えますが、驚く事にこの個体、足が黄味を帯びています。黄色い足からシロセグロの雑種は考えにくく、シロカモメとタイミルセグロカモメの交雑種と考えられ、大型カモメの雑種化もかなり早く進んでいる印象です。

拡大 特大 1600×1100
No.160323-7D-57771
No.160323-7D-57766 拡大 No.160323-7D-57768 拡大 No.160323-7D-57770 拡大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽   大型カモメで足の黄色いタイプを多く見かけるようになってきています。国内の足の黄色い大型カモメは主としてタイミルセグロカモメとホイグリンカモメで、銚子ではホイグリンカモメは極端に少なくほとんどがタイミルとして分類されています。近年ではタイミルにしてはグレーが薄かったり、換羽時期が遅くなかったりタイミルとして疑わしい交雑個体と思える個体が増えてきている様に感じます。
No.160323-7D-57625 特大 拡大 No.160321-7D-56779 特大 拡大
タイミルセグロカモメ? 第2回冬羽

大雨覆が濃いめの茶色が目立ちます。
足の色は黄色くなる前に青っぽくなりますが、微妙な感じです。

拡大 特大 1600×1100
No.160322-7D-57272
タイミルセグロカモメ 第1回冬羽   体色が焦げ茶色で雨覆の鱗模様が特徴的な個体です。
No.160325-7D-58607 特大 拡大 No.160325-7D-58633 特大 拡大
セグロカモメ 成鳥冬羽 

セグロカモメの成鳥は少なめですが、この個体は珍しく人や車がある礁前の駐車場側に何度もやって来ました。

拡大 特大 1600×1100
No.160325-7D-58533
セグロカモメ 第1回冬羽   干潟で見られる第1回のほとんどがオオセグロカモメでセグロカモメの第1回は案外少ないものです。
No.160322-7D-57162 特大 拡大 No.160322-7D-57234 特大 拡大
シロカモメ 第1回冬羽 

シロカモメの第1回はちょこちょこ目立ちます。
下の個体は何かに襲われたのか尾羽がありませんでしたが、あまり不自由を感じさせない感じで飛び回っていました。

拡大 特大 1600×1100
No.160322-7D-57300
No.160323-7D-57528 特大 拡大 No.160323-7D-57521 特大 拡大
ワシカモメ 第1回/第2回冬羽   ワシカモメの若は多く残っていました。
No.160322-7D-57292 特大 拡大 No.160326-7D-58937 特大 拡大
オオセグロカモメ 第1回冬羽   かわいそう。痛々しい外れてくれと願うだけです。
No.160324-7D-58040 拡大 No.160324-7D-58039 拡大
オオセグロカモメ白化個体 第1回冬羽

今シーズンの干潟の有名になったカモメ達ですが、オオセグロカモメの白化個体はさらに白さに冴えが出てきました。

拡大 特大 1600×1100
No.160323-7D-57756
ウミネコ 成鳥夏羽 

成鳥のほとんどは北の繁殖地に移動した後ですが、残っている若い成鳥は鳴き交わしをしたり恋の真似事の季節です。

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No.160324-7D-57983
ウミネコ 第2回冬羽から夏羽

この個体、若と成鳥の中間的な感じが面白い個体です。
背のグレーが半分グレーになって、足や嘴はピンク色から黄色に、嘴には小さな赤班が現れだしてきています。

拡大 特大 1600×1100
No.160322-7D-57256
ノスリ 

干潟でカモメ達が何かに驚いて警戒していましたが、ノスリが近くにやって来ていました。
ハヤブサはカモメを襲いますが、ノスリがカモメを襲っている姿は見た事はありません。

拡大 特大 1600×1100
No.160322-7D-57311
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS
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