2. APO-TELEVID 77 の撮影画角変化( E7900 )
ここでは、ライカ APO-TELEVID 77 の撮影画角と描写性能を接眼レンズを変えてテストしてみました。
ライカ APO-TELEVID 77

対物レンズの口径がフローライト(蛍石)77mmのフィールドスコープで、20-60倍のアイピースの見栄えが素晴らしく気に入って購入しました。
ピント調整には、微調整/粗調整のリングで調整しやすいですが、長さ410mm、重さ1695gと大きく、重いのが難点です。

撮影方法と表示画像について

被写体は高さ11cmのぬいぐるみのフクロウ君になってもらい、距離15mの位置で撮影しています。
カメラは Nikon COOLPIX E-7900 を使用して、ワイド端・中間・テレ端とで撮影しています。
表示画像は、ノートリミングの状態で撮影画角を確認できます。各々の画像をクリックすると中心部の拡大画像が表示できます。拡大画像は1/2にリサイズした画像の中心部を600×450ピクセルに切り出し、一定のシャープ処理をしています。

B32xWW (32倍)           APO-TELEVID 77+B32xWW+L1+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 1216mm 合成焦点距離 3648mm
B40xWW (40倍)           APO-TELEVID 77+B40xWW+L1特殊+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 1520mm 合成焦点距離 4560mm
B20-60x (20-60倍ズーム)   APO-TELEVID 77+20-60x+自作アダプター+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
20x
合成焦点距離 760mm 合成焦点距離 2280mm
30x
合成焦点距離 1140mm 合成焦点距離 3420mm
40x
合成焦点距離 1520mm 合成焦点距離 4560mm
50x
合成焦点距離 1900mm 合成焦点距離 5700mm
60x
合成焦点距離 2280mm 合成焦点距離 6840mm
ワイド端では20〜50倍でケラレが発生しています。 
Nikon 30xDS (25倍) APO-TELEVID 77+NKAアダプター+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 950mm 合成焦点距離 2850mm
Nikon 50xDS (42倍) APO-TELEVID 77+NKAアダプター+FSB-1A+E7900
ワイド端 7.8mm 中間 14.9mm テレ端 23.4mm
合成焦点距離 1596mm 合成焦点距離 4788mm
NKAアダプター

コーワやライカスコープにニコンDS接眼レンズを使用する場合、デジスコドットコム製NKAアダプターとKOWA変換リングが必要で、約70m以上ではピントが合わなくなります。

参考資料 デジタル一眼 Canon EOS 1D-mk2
EF500mmF4.5 EF500mmF4.5+1.4X EF500mmF4.5+2X
合成焦点距離 650mm 合成焦点距離 910mm 合成焦点距離 1300mm
Kowa TSN-604ED/TSN-4N のページ