探 鳥 日
 2011年4月9日(土曜)
場 所  銚子
天 候  雨 桜が満開
主な鳥種 ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(20)、ウミネコ(△)、オオセグロカモメ(15)、ワシカモメ(0)、ユリカモメ(○)、カモメ(3)、シロカモメ(0)、バードウオチャー(0)
ま と め  今日の銚子は、あまりにもカモメの数が少なく驚きました。
例年のこの時期は、移動で個体数は減少してくる時期ですが、そこそこ移動の遅い個体や夏羽のミツユビカモメがまだ見られる時期ですが、今日は大型カモメは全数で50以下、ミツユビカモメは未確認と異常な状態でした。
これは福島第一原発からの汚染水の流出で福島沖から茨城沖にかけての汚染の影響で、ここのところ水揚げが無くカモメ達が沖に出ているか、早く移動したと思えます。
これも悲しい原発事故の影響でしょう。
ユリカモメ 成長夏羽に移行中

ユリカモメの頭部は黒頭巾が目立つようになってきました。
今日のユリカモメは油曝個体は1個体のみで、銚子で越冬していた群れはすでに移動し、別の移動中の群れが立ち寄ったものと思えます。

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セグロカモメ 成長夏羽に移行中

ほとんどのセグロカモメは港を離れて、今日観察した個体は何らかの障害で移動できなかった個体達と思えます。
下の個体は翼や足を負傷している様子でした。

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オオセグロカモメ 第2回冬羽

この個体、第1回のようですが、虹彩は明色に変わってきており第2回になりますが、肩羽のグレーが少ない個体です。

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オオセグロカモメ 第1回冬羽

この個体、右目を負傷しています。

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カモメ 第2回?夏羽

この個体、嘴と足が黄色味が無いので第2回なんだろうか。

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石田丸 巻き網船団

石田丸は波崎新港が母港となっていますが、震災の影響で波崎新港が使用できないので銚子に係留されています。
加えて原発事故での汚染水の流出の影響も出てきたのでいつになったら出漁できるのだろう。

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銚子マリーナ

地震の翌日は津波のガレキでマリーナ付近には近づけませんでしたが、道路のガレキは撤去され、今日は近くで見られましたが、津波の爪跡がしっかり残っていました。

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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : Canon EOS-5D EF100-400 F4-5.6L
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S95  未使用
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