探 鳥 日
 2010年5月29日(土曜)
場 所  銚子漁港(第3・第2漁港)
天 候  曇り
主な鳥種  ミツユビカモメ(0)、シロカモメ(0)、ワシカモメ(0)、ウミネコ(△)、セグロカモメ(0)、オオセグロカモメ(△)、カモメ(0)、ユリカモメ(1)、バードウオチャー(1)
ま と め  今日の銚子漁港は雨が降り出しそうな冷たい曇り空。
前回まで見られたハゴロモも移動したようでセグロカモメの姿も見られなくなりました。
そんな中で、もう移動して見られないと思っていたユリカモメの姿が幸運にも見られ、今日はハシボソミズナギドリが入っていて飛び交う姿が楽しめました。
ユリカモメ 第1回夏羽

ユリカモメが見られなくなって1ヶ月ほどですが、この1個体が移動遅れなのか?偶然見ることが出来ました。
移動の時期では、喚羽時期が成鳥より遅くなかなか特徴的な第1回夏羽の姿が見れないので今回観察出来たのは大変幸運でした。

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尾羽には退色した黒帯があり第1回の個体だとわかります。頭部はゴマシオ状で第1回では成鳥の様な完全な黒頭巾にはなりませんが、かなり黒っぽく見え、嘴も黒っぽくなってきています。雨覆は摩耗が目立ち、初列はかなり退色し茶色く見えるようになってきています。
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ウミネコ 成鳥夏羽?

港内に残っているウミネコはほとんどが若鳥で成鳥らしき姿はあまり見かけませんが、この個体は摩耗で初列の先の白斑はほとんど見られなくなっており、背のグレーがやや退色のせいか褐色味があり、第3回か成鳥か疑問を感じる個体です。

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オオセグロカモメ 第1回夏羽

大型カモメはセグロが見られなくなってオオセグロのみになりました。
この個体は足が負傷しており移動しなかったのかは疑問ですが、かなり摩耗が進んでおりました。

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ハシボソミズナギドリ

毎年この時期になると港内でも見られますが、今日はちょこちょこ港内を飛び交う姿が見られ、今日の個体は体力が落ちて避難してきたというよりウミネコと一緒に元気に食べ物を探しており、旅の途中で食事と休憩をしていたようです。

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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D TAMRON 28-300 F3.5-6.3
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S90 雲台:小型KDSジンバル
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