探 鳥 日
 2009年12月30日(水曜)
場 所  銚子漁港(第3漁港から第2漁港)
天 候  曇り
主な鳥種  カナダカモメ(2)、シロセグロカモメ(2)、ミツユビカモメ(8)、シロカモメ(5)、ワシカモメ(2)、ウミネコ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(25)
ま と め  今日の銚子漁港は、正月休みに入り静かな港内に停泊している漁船には大漁旗が風で舞っていました。近くでうろうろしているカモメは少ないものの、静かな港内では多くのカモメがプカプカ浮かんでおり、堤防でものんびり休んでる姿も多く見られ、短い時間でしたが種類も揃って見応えのある鳥見ができました。
オオセグロカモメ 成鳥冬羽

非繁殖期のこの時期にペアーでの行動は珍しいですが、コォーコォーと大きな声で鳴き交わしながら雌雄仲良さそうにずーと寄り添っていました。
カモメの雌雄は体や嘴の大きさが雄のほうが大きいとされていますが、写真からは雄(左)は額が低く、雌(右)は頭部が丸く見え、グレーの濃さに大きな差がありますが雌雄の差によるものかは注目したいところです。

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カナダカモメ 第1回冬羽

この個体は、体色が薄く、この時期にしては擦れた感じでしたが、小柄で足が短くかわいらしく見えました。

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カナダカモメ 第4回冬羽

この個体は、小柄で足が短く初列の裏側が薄いカナダカモメらしいかわいらしい体型です。
頭部の茶斑の現れ方が口元は白く目の周りにぼやけた斑が目立ち個性的な顔をしています。

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シロセグロ雑種 成鳥冬羽

グレーが薄く、初列風切の表は黒で裏側がかなり薄くなっており、目の虹彩はシロカモメと同じ黄色くなっており特徴的なシロセグロの雑種です。

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シロセグロ雑種 幼羽

コントラストが少なく一見オオセグロカモメ的に見えますが、ピンク色の嘴の先端にくっきりとした黒斑がシロカモメ的で、大雨覆いの模様はセグロカモメ的です。

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シロカモメ 幼羽

やや小型の体型で、体色はまだ濃いめでバロを想像しますが、初列風切の突き出しは標準的で、普通のシロかバロかは微妙な感じです。

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カモメ 成鳥冬羽

タダカモメの姿もちょこちょこ目立つ様になってきました。
浮いている姿は多くのウミネコの中でもタダカモメは尾を上に上げた状態が多く、遠目にも判断しやすい浮かび方をしています。

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カモメ 第2回冬羽

特徴的なタダカモメの第2回の姿で、体色は白くなっていますが、褐色とグレーが半々のように見えます。

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ミツユビカモメ 

ミツユビカモメの好きな堤防の下段の狭い場所で今日は8個体が休んでいました。
まだ間近で見られる機会が無く残念ですが、これからかわいらしい姿を間近で観られるのに期待です。

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クロガモ 

クロガモの小群がいつのまにか入ってきていました。距離が遠くかわいらしい鳴き声が聞けなかったのは残念ですが、これから近くで鳴き声を聞くのが楽しみです。

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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D EF 50-250 F4-5.6
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S90 雲台:小型KDSジンバル
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