探 鳥 日
 2009年12月6日(日曜)
場 所  銚子漁港(第3漁港から第2漁港)
天 候  晴れ
主な鳥種  ワシカモメ(1)、ウミネコ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、カモメ(5)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(2)
ま と め  今日の銚子漁港では、カモメの少なさに驚かされた。
久々の日曜日の訪問で水揚げがなく、昨日の悪天候から変わって今日は大変暖かく晴れ渡って、カモメ達が一斉に沖に出たものと想像できます。港内に残っていたのはユリカモメが目立ち、他は小さな小群が少し見られただけでしたが、今期初のワシカモメ、ピンク色のユリカモメが見られたのは幸運かもしれませんでした。
銚子大橋

銚子のシンボルとして長く親しんできた銚子大橋の赤い鉄橋が新しい吊り橋型に変わり、解体の進んでいた赤い鉄橋が無くなろうとしています。
ちょっと淋しい気もします。

写真下はカモメの激減した港内。
ここまで少ないのは珍しい。

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No.091206-S90-02227
ワシカモメ 第1回冬羽

今期初めてのワシカモメが近くでゆっくり観察出来ました。
特徴的な灰褐色の体色に黒い嘴が特徴的でかわいらしい個体です。

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No.091206-774-01993 拡大 No.091206-774-01979 拡大 No.091206-774-01973 拡大
セグロカモメ 第1回冬羽

体色の白さが目立った個体で、モンゴルカモメを想像させられますが、白さがもう少しで、尾羽の黒帯も広く、モンゴルとは違うと思えますが、他のセグロに比べちょっと違ったイメージに感じました。

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セグロカモメ 第2回冬羽  全体に白っぽく目立った個体で、背のグレーが無く、第1回にしては何か変だと考えていましたが、大雨覆の流れる様な模様はやはり第2回の特徴と思い第2回に変更しました。
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ユリカモメ 成鳥冬羽(ピンク色個体) 
今日は大型カモメが少ない中でユリカモメの数が目立ちましたが、その中の1個体の胸がピンク色になっている個体が見られました。希にホルモンバランスや食べ物でこのようにピンク色の個体があるようですが、この個体のようにかなりハッキリしたピンク色が現れているのは大変珍しいと思います。
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ユリカモメ 第1回冬羽

この個体、羽繕いをしている姿が大変かわいらしく見えました。

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ユリカモメ 成鳥冬羽

この個体、頭部の黒斑が2箇所ハッキリと頭頂まで続いています。
この2箇所の黒斑の現れ方は濃さや大きさなど個体差が多く、個体のイメージが変わって見えてきます。

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カモメ 第2回冬羽

典型的な第2回で体色は白く褐色部とグレーの部分が半々の成鳥と第1回の中間的な感じです。

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ホイグリン系カモメ 成鳥冬羽

この個体、前回の訪問時に事故で印象に残って、心配していた個体でしたが、同じ場所で横たわっていました。
もしあの時に保護して助ける事が出来ていればと・・・
残念な結果でした。

拡大 No.091206-S90-01944
今回の観察・撮影機材
デジ眼 : EOS-50D EF 50-250 F4-5.6
デジスコ: TSN-774 +TE17W(30X) + S90 雲台:小型KDSジンバル
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