探 鳥 日
 2009年2月21日(土曜)
場 所  銚子漁港(第3漁港から第2漁港)
天 候  晴れ、風は強め
主な鳥種  クロワカモメ(1)、カナダカモメ(1)、ミツユビカモメ(30)、ワシカモメ(5)、シロカモメ(10)、カモメ(○)、セグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、ユリカモメ(○)、カモメウオッチャー(30)
ま と め  今日はいつもの鳥見と違い、地元の東林野鳥の会(相模原市)の初めて行う銚子カモメ勉強会の案内で参加しました。
今日の銚子は天気は晴れたものの風が強く、水揚げが無くカモメの数も少ない状態で心配しましたが、ミツユビカモメが間近で見られ、クロワカモメやカナダカモメも見られて条件の悪い割には満足出来るカモメ勉強会となりました。
クロワカモメ
成鳥冬羽から夏羽に移行中

先週に続き今週も確認しました。今日はこの個体だけ小群から離れていて大変見やすく、特徴的な嘴の黒斑も参加者みんなで確認出来、ほとんどの方が初めて見るクロワカモメに違いがわかってもらえました。

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カナダカモメ 成鳥冬羽
前向きで寝ていてなかなか顔を見せてくれませんでしたが、セグロカモメに比べ小型で足が短い特徴がわかりましたが、特徴的な嘴の小さなかわいらしい顔がほとんど説明出来なかったのがちょっと残念でした。
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セグロカモメ 成鳥冬羽

カモメの説明をするのに大きさやグレーの濃さを説明するのにこの個体を説明に使ってみました。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今日も先週に続きミツユビカモメが多く、第1回冬羽の個体は近くで飛翔して特徴的な翼のM字斑も確認でき、さらに成鳥4個体が間近に降りてかわいらしい姿を目の前で見られ参加者みんなでかわいらしい姿に満足してもらいました。
ミツユビカモメの魅力がわかってもらえてちょっと満足。

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ユリカモメ 成鳥冬羽

この個体は、どんな災難があったのか胸を赤く染めていました。
みんなで元気になってと願うだけでしたが、野生の厳しい状況を目にしました。

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第3漁港での探鳥の様子

東林野鳥の会(相模原市)メンバー12名参加での初めての銚子カモメ勉強会

第3漁港でクロガモを観察しています。

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今回カモメ勉強会の目標は基本8種を勉強する事ですが、野鳥観察の経験豊かなメンバーですが、案外セグロカモメとオオセグロカモメの違いに苦労されていました。比較対照があるとわかりやすいんですが単独で見ると案外わかりにくいもので、体色や体型の差が少ないカモメの識別では標準的なグレーの濃さを見慣れるフィールド経験が大事だと改めて実感しました。
また、今日は水揚げが無く、カモメ観察の楽しさの一つの水揚時のこぼれた魚を奪い合う躍動的なカモメの姿が見られなかったのは残念でしたが、外洋性のミツユビカモメが目の前で見られ、たった1個体のクロワカモメも姿を見せてくれて、カナダカモメも少し見られたのはカモメの魅力を少しでも紹介できたのは幸運でした。
礁前ではベテランウオッチャーの方々から詳しい説明も頂きありがとうございました。
参加されたメンバーの方々、周囲に気を遣いながらのいたらぬ説明でしたが、これをきっかけにカモメの魅力を感じて頂ければ幸いです。
本日お会いした皆様、お疲れさまでした。
今回の観察・撮影機材
デジスコ: TSN-774 +TE10Z(20X-60X) + W300 雲台:改造KDSジンバル
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