探 鳥 日
 2008年7月20日(日曜)
場 所  銚子漁港(第3)
天 候  曇りのち晴れ
主な鳥種  ユリカモメ(1)、ウミネコ(若)、オオセグロカモメ(若)、コアジサシ(○)
ま と め  すっかり夏の銚子港ですが、今日は幸運にもこの時期初めてのユリカモメに出会い感動でした。
港内に残っているウミネコやオオセグロカモメ達は夏もこれからが本番だというのに早々と冬羽への衣替えが始まりだした様子です。
ユリカモメ 第1回夏羽から第2回冬羽

突然小さな渚に懐かしい姿が現れました。
もう7月も20日です。この時期のユリカモメは初めてなので感動の出会いでした。
この個体、頭部が黒くなくまるで冬羽のようです。尾の先に僅かに黒帯の名残があり第2回と想像出来ますが、喚羽や成長の状況に疑問を感じました。
初列が退色して茶色くなった夏のユリカモメは始めてみました。

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この個体、当初はまだ7月なので喚羽が遅れていると思い第2回夏羽と思っていましたが、掲示板に詳しい方から第1回夏羽から第2回冬羽へ移行中との指摘があり、海外のサイトを参照すると8月頃には頭部の白くなった個体が多く、国内で見られなくなってから予想以上に早い時期に冬羽への喚羽が進んでいました。
ウミネコ 第1回夏羽

第1回のウミネコも冬羽への準備が始まってきました。まだピンク色の嘴に虹彩の色が黒から白っぽい明色に変化しています。

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ウミネコ 第2回夏羽

第2回の個体も冬羽への変化が見られるようになってきました。
茶色く退色した初列から黒い新羽が見え始め、頭部の茶斑、嘴は黄色から青味に変わってきています。

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ウミネコ 第3回夏羽

この時期、退色や摩耗で成鳥と区別がつけにくくなっていますが、この個体は嘴の赤斑が小さく第3回と思えます。

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オオセグロカモメ 第1回夏羽

第1回の個体は嘴の黒とピンクの現れ方や体色など個体バラツキが大きく、この個体は嘴が黒く、体色は濃いめです。
初列に新羽らしいのが見え始めてきています。

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オオセグロカモメ 第2回夏羽

第2回の個体も冬羽の準備が始まって退色、摩耗した初列の旧羽から黒く白斑のある新羽が見え始めてきています。

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チュウシャクシギ

そろそろシギチも戻り始める季節ですが、このチュウシャクは帰り道か?ここで過ごしていたのか疑問です。

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セッカ

河原でよく見るセッカですが、銚子港にも周囲の草むらでよく鳴いています。
サビ鉄の上で鳴いている姿がなんとも銚子港らしいです。

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今回の観察・撮影機材
デジスコ: TSN-774 + 17W + DSC-W300 雲台:改造KDSジンバル
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