探 鳥 日
 2008年4月26日(土曜)
場 所  波崎、銚子漁港(第3、第2)
天 候  曇り時々晴れ
主な鳥種  ミツユビカモメ(約7)、カモメ(△)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、セグロカモメ(○)、ユリカモメ(△)、ワシカモメ(△)、シロカモメ(△)、コアジサシ(△)
ま と め  今日は久々に銚子駅からバスで波崎側に行ってみました。期待していたハイイロヒレアシシギは通過した後のようで残念でしたが、コアジサシとヒバリの声で季節の変わり目を実感しました。
午後には銚子に戻り、こちらでは岸壁が埋まるほどサバ、セグロイワシ、カツオの水揚げで大にぎわい、入港する船団に付いてきたと思える移動中のカモメ達は落ち着きが無く飛び回っている様子で越冬中の個体とどこか感じが違う印象で
した。
コアジサシ 波崎 コアジサシが堤防に列んでいる姿はかわいらしいんですが、そろそろカモメシーズンの終わりを実感してしまいます。
No.080426-E510-00093
ユリカモメ 夏羽

ユリカモメの成鳥はほとんどが褐色味の黒い頭の夏羽に変わっています。英名の Black-head Gull がお似合いです。
若い個体は喚羽の進行が遅く、右下の第1回ではほとんど冬羽の状態で、左下奥の個体は足がオレンジ味で若い成鳥か第2回と思えます。このタイプの個体は成熟した成鳥より喚羽時期が遅れる傾向にあります。

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No.080426-774-E79-32010 拡大 No.080426-774-E79-31998 拡大
シロセグロ雑種 第1回夏羽に移行中

この個体、頭部と嘴はシロカモメ的ですが、初列風切が褐色味があり、体色もこの時期のシロカモメは全体的に白っぽくなってきていますが、褐色斑が多く残っています。

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No.080426-774-E79-31988
シロカモメ 第3回夏羽  今シーズンは第3回の個体ををあまり見かけませんでした。飛翔写真から薄いグレーの中に褐色部が残っているのが判ります。また嘴はやや黄色くなってきてはいますが先に黒斑が残っています。
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ウミネコ 第3回夏羽  波崎

第3回夏羽の識別は判りにくいですが、この個体は三列風切の褐色部が目立ち、嘴と足の黄色味の冴えが無いので第3回と判断出来ると思います。ただ、嘴の赤斑は大きめなのでこれから夏にかけて黄色の冴えが増すとかなり判断が難しくなってきます。

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サバ

今日は水揚げが大変多く、あちこちでこぼれ落ちた魚を見かけますが、ちょっと風変わりな形になっていて思わず撮ってしまいました。

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No.080426-E510-00097
今回の観察・撮影機材
デジスコ: TSN-774 + TE-17W + E7900 雲台:改造KDSジンバル
デジ眼:  OLYMPUS E510 + 70-300 F4-5.6、SIGMA 135-400 F4.5-5.6DG
今日はデジ眼、デジスコ共に新しいシステムを試用してみました。E510はフォーサーズ規格で焦点距離は2倍となり30Dの1.6倍と比べても、短い焦点距離(小型)で同等の画角が得られます。
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