探 鳥 日
 2006年11月17〜19日(金〜日曜)
場 所  銚子漁港、大洗苫小牧航路
天 候  曇り、晴れ
主な鳥種  カモメ(1)、ユリカモメ(○)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、苫小牧航路は別途
ま と め  銚子漁港を経由し、大洗-苫小牧航路に出かけてきました。
銚子漁港では、セグロカモメの数が2週前の約3倍に増え、まだ最盛期の1/3程ですが港内のどこでも見られるようになってきました。ただミツユビカモメがまだ確認出来なかったのが気になるところです。苫小牧航路では沖合のミツユビカモメが楽しみです。
苫小牧航路及び苫小牧漁港は本文を参照下さい。
探鳥行程

17日(金)銚子漁港(午前中探鳥)から大洗、夕便にて苫小牧へ
18日(土)大洗苫小牧航路(三陸沖から苫小牧西港まで午前中探鳥)、苫小牧漁港、
      ワイバード苫小牧航路ツアーに復路合流し、夜便で大洗へ移動
19日(日)大洗苫小牧航路(三陸沖から常磐沖まで全日探鳥)

銚子漁港
セグロカモメ 成鳥冬羽

セグロカモメはどんどん数を増やしてきています。初列風切の新羽もかなり目立つようになってきましたが、P10の旧羽がまだ残っています。

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EF500mmF4.5L+EOS-1D-mk2
No.1D-32430
セグロカモメ 成鳥冬羽 この個体は、嘴の赤斑が大きく、上嘴まで赤味があり目立ちました。
No.1D-32664 EF500mmF4.5L+EOS-1D-mk2 拡大 No.1D-32719 EF500mmF4.5L+接写リング 拡大
ホイグリン系カモメ 成鳥冬羽

ホイ系が2個体列んでいました。背のグレーはやや濃い程度。

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EF500mmF4.5L+EOS-1D-mk2
No.1D-32431
ユリカモメ 成鳥冬羽 左:頭部の黒斑が薄く2か所に現れているタイプ。右:低い姿勢で大きな声で長鳴きをしています。
No.1D-32603 EF500mmF4.5L+接写リング 拡大 No.1D-32502 EF500mmF4.5L+EOS-1D-mk2 拡大
カモメ 幼羽

今日のカモメはこの個体のみでした。
運良く目の前をゆっくり飛んでくれました。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32628
クロサギ 銚子黒生

今日はクロサギが目の前にやって来ました。
黄色の虹彩が綺麗でした。

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APO-TELEVID77+B32xWW+E7900
No.E79-03488
キアシシギ 銚子黒生

この時期で見られるとは思いませんでした。ピューイとすごく大きな透き通った声で鳴いていました。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32531
オイル汚染したセグロカモメ 成鳥冬羽

胸と右足の部分が茶色くなっていましたが、以前の座礁事故もありちょっと気になるところです。
詳しくは

http://blog.livedoor.jp/abura060303/
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APO-TELEVID77+B32xWW+E7900
No.E79-03510
ウミネコ救出? 第1回冬羽 銚子黒生

テグスが絡んで堤防に宙づりになっていました。時々バタバタして、まだ助かりそうだったんで、絡んだテグスを切りましたが、口の中に釣り針を飲み込んでしまったようで、釣り針は取ってやれませんでした。心配ですが、生きぬけよと思いながら放鳥しました。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32534
大洗苫小牧航路(往路夕便)18日 三陸沖から苫小牧港 EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
一度は行ってみたかった苫小牧航路ですが、今回初めて乗船する事が出来ました。
期待するのは、銚子港にまだ入ってきていないミツユビカモメがどのあたりまで来ているか、そして、本来外洋性のミツユビカモメの洋上での様子観察を主に、他の海鳥類がどれだけ出てくれるかを楽しみに乗船しました。
サンフラワーさっぽろ

17日18:30大洗発、18日は三陸沖から探鳥し、苫小牧港まで全ての海域でミツユビカモメや多くの海鳥を見る事が出来ました。

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No.E79-03535
ミツユビカモメ 往復の航路で、福島沖以北で見られ三陸沖では数多く見られました。行動は2〜5位の小群で海面を飛び回っている姿が多く、時々50位の小群が海面で休んでいる姿も時々見られました。本来外洋性のミツユビカモメだけに普段銚子港で見てる姿と違った一面を見られました。
No.1D-32866 拡大 No.1D-32828 拡大 No.1D-32801 拡大
No.1D-32853 拡大 No.1D-32842 拡大 No.1D-32797 拡大
コアホウドリ 黒く大きな翼で、羽ばたきは少なくゆったりと飛翔しています。三陸沖あたりで数多く見られました。
No.1D-32790 拡大 No.1D-32817 拡大
フルマカモメ 海鳥を見ていると、ずんぐりむっくりの茶色味のグレーで他の海鳥に比べかわいらしく見えました。あまり数は多くはありませんでしたが希に見る事が出来ました。
No.1D-32780 拡大 No.1D-32783
ハシブトウミガラス

青森沖でこの個体のみ確認できました。
フェリーに驚いたようで、重そうな体のわりに小さめの翼でバタバタ羽ばたいて飛び去りました。

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No.1D-32872
トウゾクカモメ クロトウゾクカモメ?
No.1D-32824 No.1D-32764
?ハクチョウ

何処の越冬地に向かうのでしょうか?
仲良く、海上の旅姿でした。コハクチョウかオオハクチョウか判断できませんでした。

No.1D-32759
苫小牧西港と苫小牧漁港 苫小牧西港は大きな商・工業を中心にした港で、苫小牧漁港は苫小牧西港の中の小さな漁港ですが、北寄貝の水揚げで有名です。港にあるマルトマ食堂のホッキカレーを食べましたが、ホッキのボリューム満点でした。
苫小牧西港の堤防

苫小牧西港は大きな都市港で、あまりカモメは集まっていませんでした。
羽を休める集団のなかに期待のシロカモメがいますが遠すぎます。
フェリーの上から

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32882
オオセグロカモメ 成鳥冬羽 苫小牧漁港

大型カモメはほとんどがオオセグロカモメでした。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EFA30x+E7900
No.E79-03548
オオセグロカモメ 第2回冬羽 苫小牧漁港

第2回の個体はこの個体だけでした。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EFA30x+E7900
No.E79-03579
オオセグロカモメ 幼羽 苫小牧漁港

かなり若いようでまだ足の黒い部分が多く残っています。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EFA30x+E7900
No.E79-03588
ウミアイサ 苫小牧漁港

頭部の茶色い冠羽が印象的です。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32914
シノリガモ 苫小牧漁港

カラフルな派手な模様が印象的です。銚子港にはこれからやってきます。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EFA30x+E7900
No.E79-03602
スズガモ 苫小牧漁港

静かな港内で20程の小群でのんびりしていました。

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EF100-400mmF4-5.6LIS+EOS-1D-mk2
No.1D-32896
大洗苫小牧航路(復路夜便)19日 三陸沖から塩屋沖 
復路は三陸沖から塩屋沖にかけて探鳥しましたが、往路に比べ数は少なく、釜石以南は数がかなり少なくなりましたが、福島沖でフルマカモメが2回見られました。
北側ではどこでも見られたミツユビカモメも福島沖あたりから見られなくなりました。
苫小牧航路で見られた種:ミツユビカモメ、フルマカモメ、トウゾクカモメ、クロトウゾクカモメ?、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、ハシブトウミガラス、他
ワイバード講師の石田様を始めツアーでご一緒いたしました皆様、短い間でしたが楽しい時間を過ごせ、ありがとうございました。またどこかでお会い出来るのを楽しみにしております。
今回は初めての海鳥観察でしたが、海鳥の魅力が少しですがわかった気がします。また、フェリー上からの撮影ではピンボケと距離が遠いため点のようにしか写っていないものが多く撮影の難しさを体感しました。これを機会に海鳥を楽しみたいと思います。
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