探 鳥 日
 2006年10月13日(金曜)
場 所  銚子漁港
天 候  雨/曇り/晴れ・風は強い
主な鳥種  セグロカモメ(約10)オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)
ま と め  今日の期待は10月になり入り始めるセグロカモメ・ユリカモメと9月中旬から入り始めるオオセグロカモメの幼鳥を期待して出かけました。
セグロカモメはシーズン初認で約10個体が見られました。密かに期待していたホイ系は見られませんでした。オオセグロカモメの幼鳥の姿も例年より少なく感じました。今回はバス移動のため第二、第三漁港のみの探鳥では、ユリカモメは見られませんでした。
今日の銚子漁港  第二漁港の堤防もカモメの数は少なく、ポツポツと小群があるのみです。
No.E79-01698
セグロカモメ 成鳥冬羽に移行中

シーズン初のセグロカモメです。
この時期のセグロカモメは冬羽に移行が始まった時期で、頭部の茶斑はかすかに出始めていますが、嘴は黄色の色が冴えており夏の雰囲気が多く感じます。

No.E79-01587
No.E79-01638 拡大 No.E79-01648 拡大
セグロカモメ 第2回冬羽に移行中

第2回の個体は、この個体のみでした。
まだ目が慣れてないので、一瞬悩みましたが、背のグレーは薄いよな、顔つきよし、初列の色よし、嘴よしでシーズンスタートです。

No.E79-01659
セグロカモメ 第3回冬羽に移行中

まだこの時期の銚子漁港では大きくて、背の薄いのが飛んでくるとワクワクします。初列P10は退色して茶色くなっている旧羽ですが、真っ黒の新羽も出てきています。

No.30D-04879
オオセグロカモメ 幼羽

今回の楽しみの一つがこの幼羽です。体色が全体に濃い個体を特に楽しみにしていましたが、時期がやや遅かったのか、この個体は首周りがやや薄くなっていました。
また、新しい個体が南下してくるのを期待しましょう。

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No.30D-04909
オオセグロカモメ 幼羽

デジスコでアップにしてみました。
この時期のオオセグロカモメは、まだ顔にキツイイメージがなく、かわいらしく見えます。

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No.E79-01687
オオセグロカモメ 第2回冬羽に移行中

第2回になると虹彩の色味も徐々に薄くなりオオセグロカモメのキツイイメージに近づいてきます。

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No.30D-04863
オオセグロカモメ 成鳥冬羽に移行中

この個体は、背のグレーが薄めに見えました。よく見ると眼瞼の色がピンク色をしていますので、オオセグロカモメで間違いがないのですが、ワシカモメの雑種の可能性も考えられます。
早く背のグレーに目を慣らさないと。

No.E79-01620
ウミネコ 幼羽

8月頃からいち早くやって来たウミネコ幼鳥もこの時期あたりから体色が徐々に薄くなり、特徴的なウロコ模様が目立たなくなってきます。

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No.30D-04842
ウミネコ 幼羽

デジスコでアップしてみましたが、こんなにかわいらしい顔をしてるのに嘴の周りに釣り針が絡まっています。いつもながら外れてくれるのを期待します。

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No.E79-01678
ウミネコ 第2回冬羽

上の写真の幼羽が1年経つとこんな感じになってきます。それにしてもこの個体は左足の水かきを失っています。テグスが外れずに片足になった個体をよく見かけます。

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No.30D-04859
ウミネコ 成鳥冬羽に移行中

ウミネコの喚羽は早く、ほとんどの個体は頭部に茶斑が出てきますが、この個体はやや薄目です。

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No.30D-04851
今回の撮影機材はコマナンバーのE79がデジスコ、30Dがデジタル一眼で撮影しています。今回デジスコのスコープにTSN-604EDを使用し、アイピースにNikon DSを使用してみましたが、銚子漁港の遠いい堤防では距離がありすぎて、第三漁港や千人塚前の堤防ではピント調整が出来なくなり、純正のアイピースを使う事となりました。
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