探 鳥 日
 2006年8月26日(土曜)
場 所  波崎・銚子漁港
天 候  晴れ
主な鳥種  ウミネコ、オオセグロカモメ、セイタカシギ、他
ま と め  今日は久しぶりに銚子に行ってきました。カモメの姿は越夏個体のウミネコの若とオオセグロカモメの若と生後3〜4ヶ月程のウミネコの幼鳥の姿が見られました。今日の水揚げはセグロイワシに加えやや大きいマイワシが多く揚がっており、また冬場では少ない、サメが多く揚がっていました。
セイタカシギ 波崎

波崎の水たまりにコアジサシに変わって、ここでは珍しくセイタカシギが餌を探していました。

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No.SP-03451
遠くの堤防に集まっていたウミネコ 銚子漁港
他の堤防はガラガラ状態で、この集団には幼羽の姿が見られなかった
No.SP-03486
ウミネコ 幼羽 波崎

毎年、銚子港に一番乗りでやって来るのがウミネコ幼鳥で、8月初旬になると繁殖地からやってきます。繁殖地の成鳥は一度北上し、12月頃にやって来ます。どこで生まれたのか?気になるところです。

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No.SP-03412
ウミネコ
第2回冬羽に移行中 波崎

体色はコントラストの低い茶褐色で、背のグレーはこの時期はまだ目立っていません。

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No.1D-31306
ウミネコ 幼羽+ 銚子港

幼鳥は生後まだ3ヶ月程なのに、体格もほぼ成鳥と同じになり、かえって堂々としているようにも見えます。

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No.1D-31351
ウミネコ 成鳥冬羽に移行中 波崎

ウミネコはカモメ類の中でも喚羽の時期が早く、この時期で頭部に茶斑が出てきています。初列は退色、摩耗した旧羽から、真っ黒で白斑のある新羽に変わってきています。

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No.SP-03445
オオセグロカモメ
第4回?冬羽に移行中 銚子港

この個体、嘴の先に小さな赤斑と上には黄色、基部はピンクとなっています。初列は退色、摩耗した旧羽からわずかに真っ黒な新場羽が出てきています。

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No.SP-03495
オオセグロカモメ
成鳥冬羽?に移行中 銚子港

上の写真のタイプに似ていますが、この個体の嘴は全体に黄色味があります。初列は旧羽で頭部は白く、やや喚羽が遅いようです。

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No.1D-31340
オオセグロカモメ
第3回?冬羽に移行中 銚子港

この個体の嘴は、ピンク色に先端が黒、初列は、旧羽と真っ黒な白斑の小さな新羽が出てきています。

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No.1D-31344
オオセグロカモメ
第2回冬羽に移行中 銚子港

白く擦れた体色が、コントラストの少ない茶褐色になってきています。虹彩もよく見ると白っぽく変わってきていますが背のグレーはこれからのようです。

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No.1D-31345
冬場の銚子港の水揚げはサバと小さなセグロイワシでしたが、この時期は体長20cm位の今では高級魚になった大きなマイワシが揚がっていました。冬場では少なかったサメもマイワシを追って網にかかったのか多くのサメが揚がっていました。
カモメの数が少ないこの時期は冬場のように水揚げでこぼれた魚を人が去った後に争うように猛進してくる様子はなく、よりおいしそうな魚を選んで食べていました。
No.1D-31372 拡大 No.1D-31315 拡大
魚屋で一年中見かける大きな銚子産イワシは冬場には見なかったので冷凍物のようです。この時期が旬のようです。
今回の撮影機材はコマナンバーのSPがデジスコ、1Dがデジタル一眼で撮影しています。
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