No.23-04-1 作成 2024.06.04
探 鳥 日
 2023.3.3(金)〜2023.3.11(土)
場 所  銚子漁港
水 揚 げ  3/4、3/6、3/8、3/9イワシ
主な鳥種 カナダカモメ(6)、アメリカセグロカモメ(1)、シロカモメ(2)、ワシカモメ(5)、ミツユビカモメ(5)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、ヒメカモメ(1)、チャガシラカモメ(1)、カムリアン(0)、バードウオチャー(20+100+150+30+150+80+60+50+150)
ま と め  今シーズンはヒメカモメの出現で多くのカメラマンが銚子漁港に押し寄せてきていくり前の駐車場にも入れないなど観察環境が最悪でしたので今回はカメラマンが減るのとカモメシーズンのラストを期待して出かけました。
今回の訪問では相変わらずヒメカモメが残っている事もありカメラマンは多く港内のどこかでヒメが出ると集団移動しているので自分のカモメ観察と被らないと良いのですが、いくり前で出たと情報があると困ったことに平日でも駐車場に入れない状態になっていました。
そんな観察環境の中で偶然にも珍鳥チャガシラカモメが出現し、銚子では初めてなので嬉しさ半分、コカモメに加えて更に大量のカメラマンがやって来ていつものカモメ観察と全く違った異様な雰囲気での鳥見となりました。
No.18
ミツユビカモメ 第1回冬羽

前回とは別の第1回の個体で、写真から足が短いのでユリカモメより小さく見えますが、実際は足が短いだけでユリカモメより体格はがっちりしています。

No.230309-R7035390
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  夕暮れ時に翼を負傷して港内に入ってきたのか、ちょっと元気がなさそうだった。
No.230309-R7035712 No.230309-R7035686
No.230309-R7035740 No.230309-R7035788 No.230309-R7035752
ユリカモメ 第1回冬羽  

初列風切の黒色部が目立った個体ですが、雨覆の暗色タイプとは異なります。

No.230309-R7035648
ユリカモメ 成鳥  左の写真は標識個体で左足にブルーのカラーリングVJを装着しています。右の写真は頭部がゴマ塩状になってきた夏羽に換羽してきている換羽の早い個体です。
No.230308-R7034912 No.230310-R7036428
チャガシラカモメ 成鳥冬羽

銚子漁港でコカモメに続いて初めての大変珍しいチャガシラカモメの登場です。
ユリカモメに比べやや大きく、明色の虹彩が目立ち、飛翔時には初列風切の黒色部に2個の白いミラーが目立ちました。

チャガシラカモメのページ
No.230310-R7006091
No.230304-R7031004 No.230304-R7031091
No.230307-R7034536 No.230307-R7034073
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ヒメカモメ 第1回冬羽  

1月から確認していましたが、今回はユリカモメと一緒に堤防で休憩している姿が観られました。
ただ、小さいせいか群れの中心部を避けて、群れの端を好んでいるように見えました。

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No.230308-R7035014 No.230308-R7035012
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アメリカセグロカモメ 通称:目濁り君 第13回冬羽

愛称のある個体の中で港内での出現率の高く今や銚子漁港の人気者になっている目濁り君ですが今回はあまり見かけませんでした。

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カナダカモメ 通称:干潟好き 第15回冬羽  干潟にやってくるカナダカモメの中で最も出現率が高くて馴染みの個体です。
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カナダカモメ 通称:ご子 第18回冬羽  

個人的に一番愛着のある個体です。

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カナダカモメ 成鳥冬羽  

もやもや茶斑のかわいらしい個体です。

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カナダカモメ 成鳥冬羽  この個体、初列風切のパターンの黒色部がやや薄くP9の連続的なタングからカムリアンのような雰囲気があります。近くで詳しく見てみたかった個体です。
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No.230306-R7033196 No.230306-R7033233 No.230306-R7033162
カナダカモメ 成鳥冬羽  

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カナダカモメ 成鳥冬羽  

No.230306-R7033283
No.230306-R7033389 No.230306-R7033455 No.230306-R7033268
カナダカモメ 成鳥冬羽  

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カナダカモメ 成鳥冬羽  

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シロカモメ 通称:デカムリン 第25回?冬羽  銚子に飛来するカモメの中でも最も長寿な部類の個体でこれからも見ていたい個体です。
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短足セグロカモメ 成鳥冬羽  

セグロカモメの中で足の短さが驚くほど目立ちました。

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シロタイミル雑種カモメ 通称:市場君 成鳥冬羽

港内に人が多いためか今日はいつもの堤防の側の海面で待機していました。

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シロセグロ雑種カモメ 成鳥冬羽  

カムリアンカモメ的な雰囲気がありますが、嘴ががっちりして体格も大きく見えました。

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ワシカモメ 第1回冬羽  

近年はワシカモメの第1回の個体も珍しい存在になってきたな。

No.230306-R7033532
マスクウミネコ 第1回冬羽  

コロナは収束になってきましたが、負の遺産として不要になったマスクに絡んだカモメを港内で偶に見かけます。

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ウミネコとアオサギ 成鳥冬羽  

ウミネコの第1回の若達の中にアオサギが混ざっています。
まるでウミネコ学園の引率のアオサギ先生のようです。

No.230309-R7035649
ウミネコカモメ雑種候補 第2回冬羽  

鳥友から指摘のあった個体で、自分でも何か違和感のあるように感じ、グレーがウミネコにしては薄く、カモメにしては濃いように見えます。頭部の形はウミネコのようだし、初列のミラーはカモメだし不思議な感じの個体で、飛翔時に翼のグレーがちょっと見る角度が変わっただけでかなり濃く見えたりする不思議な個体でした。

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No.230311-R7036802 No.230311-R7036928
No.230311-R7036939 No.230311-R7036940 No.230311-R7036943
No.230311-R7036854 No.230311-R7037115 No.230311-R7037133
スナメリ  

今回はちょくちょく港内で見かけました。

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カンムリカイツブリ  

こちらに向かって翼を広げて、なんかかっこいいな。

No.230307-R7033898
今回の観察・撮影機材

デジ眼 : Canon EOS-R7 EF100-400mm F4.5-5.6 L IS 2+EXTENDER 2X+1.4X
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120 今回未使用
コンデジ: Nikon coolpix P1000 今回未使用
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