No.21-02 作成 2020.12.17
探 鳥 日
 2020年12月6日(日)〜11日(金)
場 所  銚子漁港/波崎新港
水 揚 げ  12/7 サバ、12/10 サバ、12/11 サバ
主な鳥種 カナダカモメ(3)、アメリカセグロカモメ(1)、シロカモメ(1)、ワシカモメ(1)、ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(5)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(○)、ホイグリンカモメ(0)、バードウオチャー(8+2+1+4+2+3)
ま と め   今回の銚子は12月に入りカモメが集まり始まる時期で、多くのカモメを期待して出かけました。
サンマ漁が記録的な不漁でカモメが集まるか心配していましたが、大型船のサバ豊漁が続いていました。
港内では昨年に続きユリカモメの姿が多く目立ちました。
カナダカモメはまだ少なく識別に悩む個体ばかりでまだ到着が遅れていてこれからといった感じです。
また、お馴染みのアメリカセグロカモメも例年通りやってきて、綺麗なモンゴルセグロカモメが見られたのが幸運でした。
No.18
ユリカモメ 成鳥冬羽  今回も港内で多くのユリカモメが見られました。ユリカモメの小群の中に体色の白ににピンク色味のかかる個体が少数含まれています。
No.201209-7D-88167 1600×1100 No.201210-7D-88691 1600×1100
標識ユリカモメ V/K 成鳥冬羽  

この個体、右足に金属リング、左足に青のカラーリングV/Kが装着されています。
東京湾にて装着されており、この標識個体からも東京湾に居た個体群が銚子漁港に滞在している事がわかります。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88658
ユリカモメ 第2回冬羽  

この個体の足と嘴がオレンジ色味になっています。
若い成鳥の可能性もあります。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88357
ユリカモメ 第1回冬羽  左の個体は褐色の幼羽が少し残っています。右の個体は小群の中で大きさが小さく目立ちました。ユリカモメの最小個体かな。
No.201209-7D-88160 1600×1100 No.201210-7D-88622 1600×1100
カモメ 第2回冬羽  

カモメはまだ少なく、第2回はこの個体のみで成鳥はまだ見られませんでした。

特大 1600×1100
No.201206-S120-32706
カモメ 幼羽から第1回冬羽  

カモメはまだ少なく、早い時期で幼羽に近い姿が見られました。

特大 1600×1100
No.201209-7D-88185
アメリカセグロカモメ 第11回冬羽 
通称:目にごり君

昨年は12/7に確認し、今シーズンもほぼ同じ時期に出会えました。
昨シーズンはP10の旧羽が残り換羽遅れの状態でしたが、今期もまだP10は旧羽でこの個体の特徴になっています。

羽繕い動画 No.33517 HD動画 52秒 218M
特大 1600×1100
No.201210-7D-88393
No.201210-7D-88392 特大 No.201210-7D-88578 特大 No.201210-7D-88592 特大
No.201206-S120-33126 1600×1100 No.201206-S120-33679 1600×1100
No.201206-S120-33885 特大 No.201206-S120-34103 特大 No.201206-S120-33956 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A  

体形は小型のカナダカモメですが、眼瞼のピンク色が濃く、伸長中の初列P10裏面の黒もかなり濃い個体でちょっと違和感を感じましたが、眼瞼は濃いもののセグロなどの赤ではないのでバラツキの範囲なのかとも感じる個体です。

特大 1600×1100
No.201209-S120-35016
No.201209-S120-35017 特大 No.201209-S120-35019 特大 No.201209-S120-35013 特大
カナダカモメ候補 第2回冬羽 B  

遠距離で第一印象はカナダカモメと感じて少しでも近くに移動したら見失ってしまい詳細は確認出来ませんでした。
背のグレーがカナダカモメにしては濃いような気がしますが、他に見当が付かずカナダカモメかどうか特定に悩ましい個体です。

特大 1600×1100
No.201208-S120-34903
カナダカモメ候補 第2回冬羽 C  この個体も一見カナダカモメと感じましたが、顔が何となく違う様なワシカモメの雌個体かもと考えますが、ワシにしては初列が濃く違和感もあり、短い時間の確認で大きさの比較もできずにカナダカモメかどうか特定に悩ましい個体です。
No.201210-7D-88310 1600×1100 No.201210-7D-88325 1600×1100
セグロカモメ 成鳥冬羽

セグロカモメの初列風切の新羽が伸びて綺麗に見える個体が徐々に増えて来ました。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88686
ビルラセグロカモメ候補 成鳥冬羽   この時期セグロカモメのようなグレーの濃さで頭部が白くモンゴル的で初列風切は長めで旧羽が目立ち換羽の遅い個体群が見られます。
毎シーズンこの時期だけ感じる事が出来るビルラですが特徴と分類は悩ましいところです。
No.201210-7D-88711 1600×1100 No.201211-S120-35104 1600×1100
モンゴルセグロカモメ 成鳥冬羽 

頭部から胸の白さが極めて冴えて目立ちました

初列風切は新羽が伸びていて換羽が早いのもモンゴルセグロカモメの特徴でなんとも神々しい良い個体です。

特大 1600×1100
No.201208-S120-34842
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  足の黄色味のあるタイミルセグロカモメもセグロカモメ的な個体まで様々で、左は黄色味が強く背のグレーも濃い代表的なタイプですが、右の個体のグレーはセグロカモメとほぼ同じに見えます。
No.201206-S120-32859 1600×1100 No.201210-7D-88291 1600×1100
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽

礁前の駐車場で怪我をしている様子も無く変な座り方をしてる個体です。
以前にもここで見た記憶がなんとなく残っています。

特大 1600×1100
No.201209-7D-88172
ワシカモメ 成鳥冬羽

今シーズン初めてのワシカモメ。

特大 1600×1100
No.201211-S120-35040
オオセグロカモメ 成鳥冬羽

悪人顔のオオセグロカモメ。

特大 1600×1100
No.201206-S120-32672
セグロカモメ 第3回冬羽

初列風切の新羽も伸びて綺麗なセグロカモメの第3回の個体です。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88286
セグロカモメ 幼羽

体色が濃く見える早い時期のセグロカモメ幼羽の個体です。

特大 1600×1100
No.201206-S120-32668
シロカモメ系雑種 幼羽

体色がやや薄目でコントラストが少ない個体です。
ワシロかシロセかワシオオセか何とも特定しにくい雑種個体です。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88630
シロカモメ 幼羽  シロカモメはまだあどけない幼鳥が入って来ました。
No.201210-7D-88755 1600×1100 No.201211-7D-88787 1600×1100
No.201208-S120-34476 特大 No.201211-7D-88803 特大 No.201211-7D-88818 特大
ウミネコ 成鳥冬羽  

嘴と足の?色の冴えの強い個体で、この時期の銚子では少ないタイプです。
気になるのが初列風切先端の白班が小さい事で、磨耗していない成鳥の白班はもう少し大きいと思え、今シーズンのウミネコ全体で白班が小さいような気がします。まだら白変と関連が無ければいいんだが。

特大 1600×1100
No.201210-7D-88644
ウミネコ 第1回冬羽  最近港内の釣り人がやたらと多く目立ちますが、足にルアーが刺さったウミネコを2個体見かけた。ウミネコ幼鳥は光る物に興味を示して遊んでいるうちに刺さってしまうんだろう。
No.201206-S120-32683 1600×1100 No.201211-7D-88917 1600×1100
ウミウ  

カモメの羽を咥えるウミウ。

特大 1600×1100
No.201208-S120-34349
アオサギ 

礁前の水路で何か細長いものを捕まえたアオサギ。

特大 1600×1100
No.201208-S120-34339
ツグミ 

港内の空き地にツグミの姿が見られました。

特大 1600×1100
No.201211-7D-88904
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
コンデジ: Nikon coolpix P1000
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