No.18-14 作成 2018.04.26
探 鳥 日
 2018年4月17日(火)〜21日(土)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  4/18は雨 他は晴れ
主な鳥種 カムリアンアイスランドカモメ(1)、カナダカモメ(3)、アメリカセグロカモメ(1)、ホイグリンカモメ(1)、シロカモメ(2)、ワシカモメ(15)、ミツユビカモメ(8)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、モンゴルセグロカモメ(1)、トウゾクカモメ(1)、オオハム(1)、セイタカシギ(1)、バードウオチャー(2+2+4+0+0)
ま と め  今回の銚子は既に桜も散り、近所の田んぼでは水が張られ田植えも始まりだし銚子宅の草むしりと桑の枝落としを目的に出かけました。
ほとんどのカモメは北の繁殖地に移動し数が少なくなる時期ですが17日は夕方到着するとイワシの水揚げで賑わい、この時期にしては若い個体を中心に多くのカモメが見られました。翌日からは日に日にカモメの数が少なくなり水揚げがあっても20日の干潟では一日中カモメが見られませんでした。
しかしカモメの少ない移動末期でカムリアンやカナダカモメやトウゾクカモメやオオハムや何故かセイタカシギまで幸運にも見られました。
ユリカモメ 成鳥夏羽  

前回の4月初旬には頭部の黒っぽい夏羽の個体が見られはじめましたが、今回は成鳥のほとんどが黒頭巾の夏羽の姿に変わっていて、換羽の遅いごま塩頭の個体が一部見られました。
また第1回の若い個体は成鳥ほど頭部が黒くなりません。

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No.180418-7D-50175
No.180418-7D-49959 特大 No.180418-7D-49836 特大 No.180418-7D-50187 特大
ミツユビカモメ 第3回又は2回冬羽  3月に大量の個体が見られましたが今回は少数の個体が見られました。頭部の白い成鳥夏羽の個体は見られず、翼にM字班の名残のある冬羽の若い個体が目立ちました。
No.180420-7D-51154 特大 拡大 No.180419-7D-50895 特大 拡大
ミツユビカモメ 第1回冬羽  

M字班の第1回の個体もまだ見られました。
黒いM字班と体色の白いコントラストが綺麗に見え、黒かった嘴も大部分が黄色味になってきました。

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No.180419-7D-50312
No.180418-S120-29520 特大 No.180420-7D-51139 特大 No.180419-7D-50280 特大
カムリアンアイスランドカモメ 第1回冬羽

2/16に確認してから連続的に観察し今回も幸運にも見られました。
今シーズン干潟によく現れて親しみを感じ、来シーズンに再会出来るのを楽しみにしています。

No.30004 HD動画 123秒 352M
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No.180418-7D-50026
No.180419-S120-29862 特大 No.180420-S120-30592 特大 No.180419-S120-30064 特大
カナダカモメ 第2回冬羽 A  やや小型で薄目のグレー初列風切の内弁と裏面が薄いのが目立ちます。
No.180419-7D-50737 特大 拡大 No.180419-7D-50740 特大 拡大
カナダカモメ 第1回冬羽 B 

シーズン中干潟によく現れていたやや大き目の初列風切の左翼 P10が折れている個体です。

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No.180418-7D-49976
No.180418-7D-49995 特大 No.180418-7D-50002 特大 No.180418-7D-49994 特大
カナダカモメ 第1回冬羽 C  

シーズン始めにカナダカモメの中でもかなり小さい個体で、まるで昨年の通称姫の妹のようにかわいらしい個体です。
シーズン後半は見かけなくなっていましたが、雨覆がかなり摺れた状態で再会できました。

No.29588 HD動画 60秒 165M
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No.180419-80HD-S120-29808
No.180419-7D-50857 特大 No.180419-7D-50828 特大 No.180419-7D-50519 特大
No.180419-7D-50574 特大 No.180419-7D-50462 特大 No.180419-7D-50467 特大
No.180419-7D-50890 特大 No.180419-7D-50842 特大 No.180419-S120-30409 特大
セグロカモメ 成長夏羽  成鳥の大多数は移動した後で少数の移動の遅い個体が見られました。ほとんどの個体で頭部が白い夏羽の姿に変わってきています。週末は暑さで堤防で休む個体は皆口を開けていました。
No.180420-80HD-S120-30538 特大 拡大 No.180418-7D-50169 特大 拡大
No.180417-7D-49792 特大 No.180418-7D-49884 特大 No.180418-7D-49919 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥夏羽  

大型カモメ成鳥の中で足に黄色味のある個体の比率が増えてきていました。

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No.180420-7D-51306
ホイグリンカモメ 成鳥夏羽(第8回) 
通称バラモドキ(ね子)  

銚子漁港に到着してすぐOさんが見つけてくれた個体で、確認中に撮影の準備が間に合わず写真は飛翔時のみでP10の白班は小さく初列の黒が多いのが目立ちます。

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No.180417-7D-49693
オオセグロカモメ 成鳥夏羽  

オオセグロカモメはほとんどが若鳥で成長の姿は銚子では案外少なくなっています。

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No.180418-7D-49920
ワシカモメ 第4回夏羽  

遠目には成鳥に見えますが、嘴に小さな黒班があり初列風切のグレーに退色した褐色味が見られます。

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No.180419-80HD-S120-29556
オオセグロカモメ 第3回夏羽  

オオセグロカモメの第3回で成鳥との中間的な感じで初列風切の退色磨耗が目立ちます。

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No.180418-7D-49903
セグロカモメ 第1回冬羽  

大型1Wのほとんどがオオセグロカモメでセグロカモメは少なくなっています。
この個体は模様が暗褐色に見えタイミルかもしれません。

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No.180418-7D-49822
モンゴルセグロカモメ候補 第1回冬羽  

体色のコントラストが高く目立ち、テールバンドは細く感じましたが写真が撮れず未確認となりました。

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No.180420-80HD-S120-30979
ワシカモメ 第1回冬羽  

ミツユビワシカモメは少数が見られました。
灰褐色の体色も随分薄くなってきています。

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No.180418-7D-50328
シロカモメ 第1回冬羽  

シロカモメは1Wが2個体見られました。

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No.180418-7D-49914
アメリカセグロカモメ 第1回冬羽  

教えてもらった個体で、テールバンドが一様に黒く初列風切も黒っぽく見えます。

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No.180417-7D-49700
セグロカモメ雑種 第1回冬羽  

初列風切の羽縁が広くシロセグロ雑種かとも思いましたが嘴の黒が多く疑問を感じる個体です。

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No.180419-7D-50380
セグロカモメ 第1回冬羽  

この個体、嘴にルアーが刺さり左翼に釣り糸が絡んで飛べなくなっていました。

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No.180420-7D-51130
カモメ 成鳥夏羽へ移行中  

カモメの数はかなり少なくなりほとんどが移動した様子ですが少数の頭部がかなり薄くなった成鳥が見られました。

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No.180418-7D-49802
ウミネコ 成長夏羽   銚子は越冬地で繁殖地ではありませんが、今回は雌が積極的に求愛給餌をし、続いて交尾をしている姿が見られました。単なる真似事か近くで営巣しているかは不明です。
No.180420-7D-51166 特大 拡大 No.180420-7D-51215 特大 拡大
No.180420-7D-51170 特大 No.180420-7D-51174 特大 No.180420-7D-51178 特大
No.180420-7D-51241 特大 No.180420-7D-51245 特大 No.180420-7D-51279 特大
標識カワウ F80  

右足に黄色カラーリング F80
左足に金属リング

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No.180420-80HD-S120-30500
ヒメウ 

ヒメウはまだ少数が残っていました。
裸出部が赤い変わってきています。

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No.180420-7D-51135
トウゾクカモメ  先月に続いて2回目の確認で前回とは別個体でした。落ちていた魚を食べたら直ぐに飛び去った。今年は不思議にトウゾクカモメと縁があるように感じます。
No.180420-80HD-S120-30911 特大 拡大 No.180418-7D-50094 特大 拡大
No.180418-7D-50051 特大 No.180418-7D-50050 特大 No.180418-7D-50055 特大
No.180418-7D-50129 特大 No.180418-7D-50080 特大 No.180418-7D-50064 特大
オオハム 

今年はシーズン中に港内で見かける事がありませんでしたが今回になって港内で負傷している様子もなく見られました。

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No.180418-7D-50251
トビ 

シーズン中はカモメの指定席だった干潟の錆び鉄に今回はトビが泊まって干潟の食べ物を物色していました。

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No.180419-7D-50904
セイタカシギ   波崎側の水たまりでは過去に確認した事がありましたが、礁前でのセイタカシギは初めて見ました。隣の船着き場のスロープで5cm位の小魚を捕らえて食していました。
No.180419-80HD-S120-30233 特大 拡大 No.180419-80HD-S120-30343 特大 拡大
No.180419-7D-51061 特大 No.180419-7D-51101 特大 No.180419-7D-51088 特大
不明浮遊物

以前にも何度か見かけていますが、これが何かの死骸のようにも感じ今回水面下にヒレのようなものが少し見えますがよくわかりません。
今回は港内で2体見られました。

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No.180419-7D-50809
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
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