No.18-09 作成 2018.02.28
探 鳥 日
 2018年2月6日(火)〜11日(日)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  全日晴れ、2/10夜間雨
主な鳥種 カナダカモメ(9)、アメリカセグロカモメ(1)、ホイグリンカモメ(0)、シロカモメ(10)、ワシカモメ(15)、ミツユビカモメ(6)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、モンゴルセグロカモメ(2)、バードウオチャー(9+4+40+9+30+15)
ま と め  今回の銚子は2月に入りベストシーズンを楽しみに出かけました。
2/6と2/9にサバの水揚げがありましたが、サバのおこぼれを奪い合う姿もやや少なく感じ2月にしては例年よりカモメの数や種類が少なく感じました。
ようやく遅れていたワシカモメの1Wの姿がちょこちょこ見られるようになってきましたが、特にカナダカモメやシロカモメの成鳥が例年に比べまだ少なく感じます。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  

稀に警戒心のほとんどないミツユビカモメに出会う事があります。
動画は手の届きそうな距離で羽繕いをしています。
左は嘴の長い男の子、下右は嘴の短いかわいらしい女の子かな。

No.97720 HD動画 120秒 347M
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No.180207-S120-97734
No.180206-7D-17431 特大 拡大 No.180206-7D-17532 特大 拡大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  

ミツユビカモメは港内に車止めで休む姿や海面で食べ物を探す姿が少数が見られました。

今回は第1回の姿は見られませんでした。

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No.180207-7D-18473
No.180207-7D-18563 特大 No.180207-7D-18553 特大 No.180207-7D-18608 特大
コカモメ 成鳥冬羽  

近年連続的に見られているコカモメが今シーズンも見られました。
やや小型で小さめな嘴に青目のグレーに特徴的なP8タングに左翼の初列雨覆の羽毛の飛び出しも今年も健在でした。

No.97697 HD動画 23秒 67M
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No.180209-7D-21357
No.180209-7D-21458 特大 No.180211-7D-23241 特大 No.180209-7D-21443 特大
No.180209-7D-21436 特大 No.180211-7D-23174 特大 No.180211-7D-23191 特大
No.180211-7D-23176 特大 No.180209-7D-21408 特大 No.180206-7D-17400 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A  

小型で頭部の丸みが目立ち、茶班はかなりもやもやした感じがあります。

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No.180206-7D-17206
カナダカモメ 成鳥冬羽 B   いつもの干潟好きの個体で前回に続いて今回も確認出来ました
No.180208-7D-20141 特大 拡大 No.180208-7D-20286 特大 拡大
No.180207-7D-19471 特大 No.180207-7D-19451 特大 No.180208-7D-20163 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 C 通称ご子(第13回冬羽)    前回に続いて今回も確認出来ました。今回も道路をひょこひょこ歩くかわいらしい姿が少し見られました。
No.180209-7D-21633 特大 拡大 No.180210-7D-22641 特大 拡大
No.180209-7D-21656 特大 No.180206-7D-17949 特大 No.180209-7D-21594 特大
No.180210-7D-22543 特大 No.180210-7D-22524 特大 No.180207-7D-18804 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 D  

突然現れてすぐに見失った個体です。

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No.180208-7D-20774
カナダカモメ 成鳥冬羽 E  

帰り際に礁前で寝ていた個体でしたがなんとか帰る前に起きてくれた。

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No.180211-80HD-S120-98174
カナダカモメ 第3回冬羽 F  

第3回の初列パターンはまだ不完全で先端の白班もまだ小さくなっています。

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No.180206-7D-17565
No.180206-7D-17562 特大 No.180206-7D-17579 特大 No.180206-7D-17615 特大
カナダカモメ 第2回冬羽 通称ひめ G  昨シーズン後半に小型の体形で通称ひめと親しまれた個体で今シーズンも2回の姿でやって来ました。頭部がちょっと白っぽく見えます。
No.180211-7D-23145 特大 拡大 No.180206-7D-18438 特大 拡大
No.180211-7D-23154 特大 No.180211-7D-23160 特大 No.180207-7D-19345 特大
No.180208-7D-20849 特大 No.180208-7D-20826 特大 No.180207-7D-19295 特大
No.180208-7D-20961 特大 No.180208-7D-21040 特大 No.180207-7D-19338 特大
カナダカモメ 第2回冬羽 H 通称ツートン  前回に続いて今回も確認出来ました。昨シーズンよく現れて嘴がツートンで目立っていた個体で2Wになっても背のグレーが少なく一見第1回のように感じます。
No.180210-7D-22969 特大 拡大 No.180207-7D-19593 特大 拡大
No.180207-7D-19567 特大 No.180207-7D-19507 特大 No.180207-7D-19560 特大
カナダカモメ 第1回冬羽 I   昨シーズンの通称ひめのように小さくかわいらしい個体です。まるでひめの妹のような感じです。
No.180206-7D-18048 特大 拡大 No.180208-7D-20701 特大 拡大
No.180211-7D-23121 特大 No.180211-7D-23093 特大 No.180211-7D-23068 特大
No.180208-7D-20630 特大 No.180206-7D-18099 特大 No.180208-7D-20726 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽  

1月に平均的なセグロカモメは初列風切が伸び冬羽の換羽が完了したと思っていたら、2月に入り茶班が薄くなりはじめた個体が目立つようになってきました。

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No.180206-7D-17266
セグロカモメ 成鳥冬羽  

左の個体は頭部に丸みがあり茶班にもやもや感がありカナダカモメ似。

下の個体は小型でグレーが薄目でスリムな体型をしており一見カム3号のように感じました。

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No.180209-7D-21828
No.180209-7D-21803 特大 拡大 No.180209-7D-21771 特大 拡大
標識セグロカモメ G4Y 成鳥冬羽  

左足:赤カラーリングG4Y
右足:金属リング ES007573 MOSKVA
背中にマッチ箱くらいの装置を背負っています。

P10,P9がまだ旧羽でかなり換羽が遅いです。

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No.180209-7D-21327
調査結果 ロシアにて装着されていた事が山階鳥類研究所にて確認されました。
RINGING DATE 22.07.2017
PROVINCE Russia, Chukotka  RINGING PLACE Chaunskiy distr.  COORDINATES 68.46 N 170.33 E  装着者のブログ
No.180209-7D-21324 特大 No.180209-7D-21340 特大 No.180209-7D-21158 特大
No.180209-7D-21136 特大 No.180209-ES007573 特大 No.180209-7D-21298 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

2月のこの時期足の黄色いタイミルセグロカモメはやや少なくなったように感じます。
この個体は背のグレーが濃い目です。

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No.180211-7D-23021
オオセグロカモメ 成鳥冬羽 A  

この個体は初列風切の白班が多く白っぽく見えるタイプの個体で、P9からP6の白班は先端とミラーのように付け根側にも白班が見られます。

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No.180206-7D-17233
No.180206-7D-17238 特大 No.180206-7D-17245 特大 No.180206-7D-17243 特大
オオセグロカモメ 成鳥冬羽 B  

この個体は初列風切の白班が少なく黒っぽく見えるタイプの個体で、P9・P8の白班は先端のみで先端の白班は小さくなっています。

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No.180208-7D-19986
No.180208-7D-20004 特大 No.180208-7D-19995 特大 No.180208-7D-20003 特大
セグロカモメ 第2回冬羽  

雨覆いに少しグレーがありますが初列風切の先端に白班はなく第2回と思えます。

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No.180210-7D-22457
モンゴルセグロカモメ 第1回冬羽  

翼のコントラストが高くテールバンドが細く特にT6の模様が錨型をしています。

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No.180210-7D-22122
ワシカモメ 成鳥冬羽  

ワシカモメの成鳥はまだ少なく、この個体はまだ嘴に黒班がありますが尾羽に班はなく若い成鳥と思えます。

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No.180210-7D-22743
ワシカモメ 第3回冬羽  

ワシカモメの3回は特に少なく1Wと成鳥との中間的なイメージです。

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No.180209-7D-21517
No.180208-7D-20301 特大 No.180209-7D-21513 特大 No.180208-7D-20306 特大
ワシカモメ 第2回冬羽  

第2回のワシカモメも少なく、この個体は背に少しグレーの部分が現れてきています。

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No.180207-7D-19376
ワシカモメ 第1回冬羽  

1月まで少なかったワシカモメの第1回は2月に入り増えてきて例年通りちょこちょこ見られるようになってきました。
下の1Wはサバを丸呑みして苦しそうに歩いていました。

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No.180207-7D-18629
No.180209-7D-21822 特大 No.180207-7D-18628 特大 No.180209-7D-21816 特大
大型不明雑種カモメ 第1回冬羽   一見体色がカムリアン似で注目した個体で大きさがやや大きめで初列風切がやや濃いめで突き出し量がもうちょっとといった感じでシロ・ワシ系の雑種と感じます。
No.180207-7D-19215 特大 拡大 No.180206-7D-18238 特大 拡大
No.180207-7D-19183 特大 No.180207-7D-19242 特大 No.180207-7D-19245 特大
ワシ+オオセグロカモメ雑種? 第1回冬羽   頭部から胸にかけて灰褐色な色調がワシカモメ的ですが赤茶色の翼はオオセグロカモメ的に見えます。 右写真の右側個体はワシカモメです。
No.180207-7D-19780 特大 拡大 No.180207-7D-19796 特大 拡大
ワシ+シロカモメ?雑種 第1回冬羽  

大きさはセグロカモメほどで初列風切の羽縁が目立ちました。

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No.180211-80HD-S120-98075
シロカモメ 第1回冬羽  

シロカモメの第1回は退色が白さが増してきた個体も見られるようになってきました。
氷の白さと似合います。

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No.180208-7D-20801
カモメ/ウミネコ 成鳥  

カモメとウミネコのツーショットで、換羽の早いウミネコは既に頭部が白い夏羽の姿です。

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No.180210-7D-22259
ウミネコ 成鳥夏羽  

ほとんどのウミネコは夏羽の姿に変わっており、初列風切の先端の白班は磨耗して小さくなり段々白班が無くなったように見えてきます。

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No.180208-7D-20349
紋付きウミネコ 16-B 成鳥冬羽  

昨年の12月にも確認している個体で、近年はこの銚子漁港で越冬している個体が度々見られます。

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No.180210-7D-22409
No.180210-7D-22302 特大 No.180210-7D-22327 特大 No.180210-7D-22402 特大
オオセグロカモメ(落鳥) 第1回冬羽  

サバを咥えたまま車の上で息絶えていました。トラックと衝突した様子は無くどうしたんだろう。 合掌。

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No.180206-S120-97671
スズガモ  

いつも海上で見ていますが珍しく近くのテトラポットに上がっていました。

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No.180207-7D-18700
クロサギ 

干潟付近でたまに見かける左足を失っている個体です。

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No.180209-7D-21553
ノスリ  

カモメ達が一斉に飛び出したと思ったら、上空にノスリがカラスに追われていました。

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No.180208-7D-20500
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
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