No.18-08 作成 2018.01.20
探 鳥 日
 2018年1月10日(水)〜13日(土)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  全日晴れ、1/10は強風
主な鳥種 カナダカモメ(8)、アメリカセグロカモメ(3)、ホイグリンカモメ(1)、シロカモメ(8)、ワシカモメ(5)、ミツユビカモメ(8)、セグセグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、モンゴルセグロカモメ(0)、バードウオチャー(2+2+5+15)
ま と め  今回の銚子は年明けの水揚げで賑わうカモメ達を期待して出かけました。
1/6以降水揚げはなく訪問時も時化のため大巻船団は港内に留まったままで年末は堤防ががら空き状態でしたが年が明けてからは港内に留まるカモメ達の数や種類も増えてきて堤防ががら空き状態になる事はなくなってきた。
13日にはサバの大量で久々に港内にカモメたちの賑わいが見られました。
今回の訪問で到着遅れを心配していたお馴染みのカナダカモメやアメリカセグロカモメなども確認しました。1ヶ月程到着が遅れていたようですが、いつもの個体をいつも通り見られて嬉しいものです。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  

ミツユビカモメは港内で少数ですがいろんな姿が見られました。
ヤガラのような魚をおもいきり引っ張る姿がかわいらしかった。

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No.180112-7D-15530
No.180112-7D-16273 特大 No.180111-S120-97267 特大 No.180110-7D-13399 特大
ミツユビカモメ 成鳥冬羽  

羽毛が乱れていた個体で、近くでかわいらしい顔つきの個体が見られました。

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No.180110-7D-13005
No.180111-7D-14123 特大 No.180110-7D-13020 特大 No.180111-7D-14087 特大
ミツユビカモメ 第1回冬羽  

シーズン初の第1回で白黒のコントラストとM字班が成鳥とは違った魅力を感じます。
飛び回って浮遊する食べ物を探していました。

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No.180111-7D-14226
No.180111-7D-14544 特大 No.180111-7D-14392 特大 No.180111-7D-14418 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽他  

1月になり平均的なセグロカモメは初列風切が伸び冬羽の換羽が完了し、年中で一番綺麗な姿になってきています。

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No.180112-7D-15713
アメリカセグロカモメ
      成鳥冬羽(第8回冬羽)A
  

近年連続的に観察している目に違和感のあった個体で今シーズンも嬉しい事に確認出来ました。
最近は出現率が少なくなってきました。

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No.180110-7D-13779
No.180110-7D-13868 特大 No.180110-7D-13823 特大 No.180110-7D-13782 特大
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽 B    セグロカモメに比べやや小型の体形に薄目のグレーと明色の鋭い虹彩が他の大型カモメの中でも一際目立っていました。
No.180113-7D-16817 特大 拡大 No.180113-7D-16778 特大 拡大
No.180113-7D-16848 特大 No.180113-7D-16760 特大 No.180113-7D-16756 特大
アメリカセグロカモメ? 第2回冬羽 C    セグロカモメに比べやや小型の体形に明色の虹彩に元まで濃い尾羽が一際目立っていましたが、ちょっと腹部が薄いのが気になります。
No.180113-80HD-S120-97506 特大 拡大 No.180113-80HD-S120-97499 特大 拡大
アメリカセグロカモメ/カナダカモメ 成鳥冬羽     アメリカセグロとカナダの干潟でのツーショットですが、やや小柄の体形と薄目のグレーに茶班の現れ方など案外似ているように感じました。
No.180110-7D-13902 特大 拡大 No.180110-7D-13846 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A  

出現率の高いいつもの干潟好きの個体です。
例年11月末くらいの早い時期にやって来ていましたが今シーズンは約1ヶ月遅れて今回が初めての確認となりました。
いつもの個体がいつものように見られると嬉しいものです。

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No.180112-7D-15617
No.180113-7D-17089 特大 No.180112-7D-15707 特大 No.180110-7D-13652 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 B 通称ご子(第13回冬羽)    前回に続いて今回も確認出来ました。今回は久々に道路をひょこひょこ歩くかわいらしい姿が少し見られました。
No.180112-7D-16301 特大 拡大 No.180112-7D-16217 特大 拡大
No.180112-7D-16158 特大 No.180112-7D-16233 特大 No.180112-7D-16166 特大
No.180110-7D-13552 特大 No.180111-7D-15006 特大 No.180110-7D-13561 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 C  

干潟好きの個体に似てるようにも感じますが遠くの堤防で距離がありなんとも。

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No.180111-80HD-S120-97362
カナダカモメ 成鳥冬羽 D  

カナダカモメの中でも特に頭部が丸く目立ちました。
虹彩は明色とも暗色ともいえない中間的な感じです。

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No.180112-7D-16101
No.180112-7D-16093 特大 No.180112-7D-16059 特大 No.180112-7D-16112 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 E  

初列風切のパターンを見るとカムリアンのように感じますが、静止時の初列は黒が目立ち頭部の茶班もカムリアンにしてはやや濃く感じ、カムリアン寄りの中間的な個体です。

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No.180113-7D-16388
No.180113-7D-16382 特大 No.180113-7D-16390 特大 No.180113-7D-16389 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 F  

頭部が白っぽく小型でかわいらしい個体です。
ちょっとカムリアン似ですが初列の黒は多めです。

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No.180113-7D-16606
No.180113-7D-16618 特大 No.180113-7D-16556 特大 No.180113-7D-16363 特大
カナダカモメ 第3回冬羽 G  

カナダカモメの中ではやや大きめの第3回です。

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No.180111-7D-14827
No.180111-7D-14925 特大 No.180112-7D-15124 特大 No.180112-7D-15138 特大
No.180112-7D-15314 特大 No.180112-7D-15170 特大 No.180112-7D-15335 特大
カナダカモメ 第2回冬羽 H  

背のグレーが少なく一見第1回のように感じた個体で、小型でかわいらしく初列内弁や裏面は薄くなっています。
昨シーズンよく現れて嘴がツートンで目立っていた1Wと思えます。

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No.180113-7D-16942
No.180113-7D-17020 特大 No.180113-7D-16978 特大 No.180113-7D-16971 特大
セグロカモメ 第2回冬羽    小型の体形でカナダカモメのように感じた個体ですが、翼パターンを確認すると初列風切の内弁は濃くテールバンドはカナダより細くカナダ似のセグロカモメと感じます。
No.180113-7D-16892 特大 拡大 No.180113-7D-16918 特大 拡大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽  

足や嘴の黄色の彩度が高い個体で、左翼P10にはまだ旧羽が残り換羽は遅めで背のグレーはタイミルにしてはやや薄く感じます。

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No.180112-7D-15900
ホイグリンカモメ 成鳥冬羽    小型でスリムな体型にウミネコのように濃いグレーですぐにホイグリンカモメと感じた個体です。しかし旧羽のP9にホイグリンではあまり見かけない小さな白班が見られます。この体型と濃いグレーからタイミルはないだろうし、P9に白斑があってもホイグリンのバラツキの範疇かと思えます。また初列風切には旧羽が5枚と換羽は遅く先端の白班は磨耗のため確認出来ない、足の黄色味は弱く興味深い個体です。
No.180110-7D-13304 特大 拡大 No.180110-7D-13112 特大 拡大
No.180110-7D-13299 特大 No.180110-7D-13104 特大 No.180110-7D-13130 特大
大型不明カモメ 成鳥冬羽    昨年の11月から確認している個体で、11月時点で初列風切はほとんど退色した旧羽でしたが徐々に新羽に変わってきていますが新羽の黒色部に白色ムラがありワシカモメ系雑種の可能性もあると思えますがまだ特定には至っていません。
No.180110-7D-13041 特大 拡大 No.180112-7D-16292 特大 拡大
ワシカモメ 成鳥冬羽  

ワシカモメはまだ数が少なく、特に1月にはちょこちょこ見られた第1回の姿が少なく感じます。

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No.180112-7D-15734
ワシカモメ(暗色タイプ) 第2回冬羽    

灰褐色の体色が全体的に濃く、飛翔時は特に黒っぽく見えます。
稀にこのような暗色タイプが見られます。

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No.180112-7D-15805
No.180112-7D-15827 特大 No.180112-7D-15832 特大 No.180112-7D-15840 特大
シロカモメ 第3回冬羽    

シロカモメの第3回は体色全体が冴えた白で際だって目立ちますが、個体数が少なくなかなか見る事ができません。

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No.180112-7D-15746
シロカモメ 第2回冬羽    

第2回の体色は褐色味の混ざる白で、虹彩が明色に変わってきています。

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No.180112-7D-15585
シロカモメ 第1回冬羽    

第1回の体色はシーズン初めは褐色味が濃いめで後期になるにつれて褐色味が減少し白さが増してきます。
この個体は特に褐色味が濃く現れています。

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No.180113-7D-16881
カモメ 成鳥冬羽    

カモメ成長の姿は1月に入り増えてきました。

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No.180111-7D-14021
カモメ 成鳥冬羽   カモメの初列風切パターンのP8が注目されますが、左は黒が多いカムチャッカの代表的なパターン、中はグレータングが多いコカモメ的なパターン、右は白斑がある特異なパターン
No.180112-7D-15449 特大 No.180112-7D-15440 特大 No.180112-7D-15456 特大
カモメ亜種ヘイネイ(ロシアカモメ)候補  

カモメの集団の中で頭部が白っぽいヘイネイ候補を探してみました。
後頸の班がちょっと多いのが残念かも。

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No.180110-7D-13363
ウミネコ 成鳥冬羽    

換羽時期の早いウミネコ成鳥は頭部が白っぽい夏羽の姿に変わっていますが、この個体はまだ茶班が残っていました。

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No.180111-7D-14024
ミラーウミネコ 成鳥夏羽    

初列風切P10に小さなミラーが見られます。
ほとんどのウミネコにはミラーはありませんが稀にこのようなミラーのある個体が見られます。

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No.180111-7D-14721
オオセグロカモメ 第2回冬羽    

見た通りルアーが嘴に絡んでいます。
若い個体は珍しい物に興味を示してしまう結果こういう残念な事故も多いようです。

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No.180111-7D-14144
ハジロカイツブリ 冬羽    

ハジロカイツブリもすっかり冬羽の姿で、今日は近くで羽繕いをして仕上げの羽ばたきを見せてくれました。

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No.180110-7D-13500
メジロ   

銚子宅の前にアロエの花が咲いていますが、メジロの小群が通りかかって花の蜜を探していました。

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No.180111-7D-14005
ジョウビタキ    

干潟でカモメを見ていると時には想像外の鳥がやって来ます。

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No.180113-7D-17115
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 ISK
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