No.18-04 作成 2017.11.14
探 鳥 日
 2017年11月8日(水)〜11日(土)
場 所  銚子漁港、波崎
天 候  11/8日雨曇り、9・10日晴れ、11日曇り雨晴れ
主な鳥種 シロカモメ(1)、ミツユビカモメ(1)、セグセグロカモメ(△)、オオセグロカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(5)、ユリカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、モンゴルセグロカモメ(1)、バードウオチャー(0+3+1+1)
ま と め  今回の銚子は例年だとサンマ船の水揚げで賑わっている時期ですが、今年はサンマの記録的不漁でカモメが港内に定着するか心配していました。
11/8・9はサバと少数のサンマの水揚げがありましたが、カモメの数は例年より少ない印象で水揚げのない10日はユリカモメが港内で飛び交っているものの堤防はほぼ空っぽ、11日は10日の晩からの強風雨のためか水揚げがなくてもカモメが避難して港内に入って来たように感じます。
今回は期待していたミツユビカモメ、セグロカモメの幼鳥やセグロカモメの換羽状況が見られ、シロカモメ幼鳥やモンゴルセグロカモメも見られました。
ユリカモメ  成鳥冬羽/第1回冬羽    

大型カモメがまだ少ないこの時期はユリカモメが港内で飛び交う姿が目立ちます。
期待の暗色型1Wを探しましたがなかなか見つかりません。

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No.171110-7D-06182
No.171109-7D-05876 特大 拡大 No.171110-7D-06151 特大 拡大
ミツユビカモメ 第3回冬羽?に移行中    例年11/3の文化の日あたりがミツユビカモメの平均的な初認日で今年はこの個体のみでしたが確認出来ました。この個体頭部の班がやや薄く、雨覆にM字班の名残のような形跡が有り第3回位の若い個体かと想像しています。
No.171109-7D-06008 特大 拡大 No.171109-7D-05965 特大 拡大
No.171109-7D-05922 特大 No.171109-7D-05966 特大 No.171109-7D-05955 特大
No.171111-S120-92671 特大 No.171110-S120-92517 特大 No.171109-7D-05971 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽   セグロカモメの数はまだ少なく、冬羽への換羽中のこの時期は頭部の白っぽい夏羽に近い個体から、初列風切の旧羽が抜け落ちて伸長中の個体まで様々で、磨耗した旧羽の退色具合にも濃い薄いがあり面白かった。
No.171111-7D-06548 特大 拡大 No.171111-7D-06475 特大 拡大
No.171110-7D-06115 特大 No.171111-7D-06522 特大 No.171111-7D-06440 特大
No.171111-7D-06630 特大 No.171111-7D-06634 特大 No.171110-7D-06281 特大
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽   一般的にタイミルセグロカモメは換羽が遅い傾向ですが、この個体はすでに初列風切の旧羽が抜け落ちて新羽が伸長中で換羽の早い例外も見られます。
No.171111-7D-06696 特大 拡大 No.171111-7D-06697 特大 拡大
タイミルセグロカモメ? 第4回冬羽    

一見ワシカモメかと思いましたが、眼瞼がオレンジ色味で足はやや黄味を帯びているのでワシカモメではないとわかります。
初列風切の旧羽は退色でかなり薄く見えます。

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No.171111-7D-06346
No.171111-7D-06783 特大 No.171111-7D-06411 特大 No.171110-7D-06394 特大
No.171111-7D-06801 特大 No.171111-7D-06400 特大 No.171110-7D-06405 特大
セグロカモメ  第2回冬羽    

白い頭部が目立った個体です。
テールバンドが細くないのでモンゴルではないので換羽の遅い個体だろうか?

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No.171109-7D-05562
セグロカモメ  幼羽    

シーズン初期の楽しみがセグロカモメの体色の濃い幼羽を見ることですが、今回はやや時期が遅れたのと個体数が少なくちょっと見逃してしまった感がありました。

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No.171111-7D-06720
No.171111-7D-06649 特大 No.171111-7D-06711 特大 No.171111-7D-06689 特大
モンゴルセグロカモメ 幼羽   この個体、飛翔時に体色の白さと細いテールバンドが目立ちました。
左の写真は同一個体と思えますが、他のセグロに比べ体色の地色が白っぽく見えます。
No.171111-7D-06600 特大 拡大 No.171111-7D-06677 特大 拡大
No.171111-7D-06597 特大 特大 No.171109-7D-05636 特大
オオセグロカモメ  幼羽    

サバを見つけて即座に飲み込み。

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No.171109-7D-05584
シロカモメ  幼羽    

大型タイプのシロカモメです。
シロカモメの幼鳥は例年11月末から12月初旬に初認していましたが、今シーズンはやや早い確認になりました。

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No.171111-7D-06764
カモメ 第2回冬羽    

カモメは少数の若い個体が見られましたが成鳥の姿は見られませんでした。

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No.171111-7D-06658
カモメ 第1回冬羽    

背のグレーが多く第2回のようにも感じますが嘴や足がまだピンク色で初列風切にミラーがありません。

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No.171109-80HD-S120-92423
カモメ 幼羽から第1回冬羽   カモメの数はまだ少なく、背にややグレー味が現れてきた個体が少数見られました。
No.171110-7D-06227 特大 拡大 No.171108-7D-05482 特大 拡大
ウミネコ 成鳥冬羽/第3回冬羽    右の第3回の特徴は嘴の色が青味を帯びている点が冬羽の時期は判断しやすい材料となっています。この辺がAD/3Wの境目のような気がします。
No.171111-7D-06513 特大 拡大 No.171111-7D-06502 特大 拡大
ウミネコ 第1回冬羽    

前回の9月には濃い茶色の幼羽の姿でしたが、今回はほとんどの個体の体色が薄くなり茶色にグレー味を帯びた第1回冬羽の姿になってきました。

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No.171111-7D-06813 特大 No.171108-7D-05476 特大 No.171111-7D-06317 特大
ウミネコ 第1回冬羽    

道路に落ちていたサバの頭を咥えて遊んでいると思っていたら、そのまま飲み込んでしまった。

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No.171111-7D-06555 特大 No.171111-7D-06560 特大 No.171111-7D-06564 特大
カワウ    

もうじきウミウの集団がやってきます。
のんびり採喰出来るのも今のうち。

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No.171109-7D-05684
カンムリカイツブリ    

カンムリカイツブリも冬羽の姿に変わってきて港内でもちょこちょこ見られました。

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No.171109-7D-05791
クロサギ    

珍しく見やすいところで獲物を待っていましたがなかなか捕らえられません。
アオサギと共に休む姿も見られました。

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No.171109-7D-05786 特大 No.171109-7D-05831 特大 No.171109-7D-05852 特大
イソヒヨドリ    

イソヒヨドリの雌個体、地味だけど近くで見ているとかわいらしい。

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No.171110-7D-06200
干潟に虹が出た    

11/11午前中急に雨が降ってきたと思ったら1時間ほどで雨が上がり干潟に虹が出てきました。

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No.171111-S120-92616
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS
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