No.18-02 作成 2017.09.23
探 鳥 日
 2017年9月14日(木)〜16日(土)
場 所  銚子漁港
天 候  晴れ
主な鳥種 ミツユビカモメ(0)、セグロカモメ(0)、オオセグロカモメ(20)、ウミネコ(△)、カモメ(0)、ユリカモメ(0)、バードウオチャー(0+1+2)
ま と め  今回の銚子はまだ本格的なカモメシーズンの始まり前ですが、8月頃の早い時期に到着するウミネコや9月に入って到着するオオセグロカモメの幼鳥に期待して出かけました。
サンマの水揚げがまだ無く静かな港内には、越夏個体とウミネコとオオセグロカモメの少数の幼鳥が成鳥に先駆けて既に到着していて例年通り見られました。
カモメの少ない銚子漁港   最近サンマの不良でサンマ祭りがあちこちで延期や中止になるなかで銚子漁港も例外ではなく巻き網のサンマの水揚げはまだ無く賑わいの無い静かな状態が続いていました。
No.170915-S120-92387 特大 1600×350
オオセグロカモメ  成鳥冬羽    

大型カモメは越夏していたと思われるオオセグロカモメのみでまだセグロカモメは見られませんでした。

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No.170916-7D-05243
オオセグロカモメ 第4回冬羽に移行中   嘴には赤班があり成鳥のようですが尾羽に班が残っています。P10、P9が旧羽で換羽中。
No.170914-7D-04428 特大 拡大 No.170914-7D-04443 特大 拡大
標識オオセグロカモメ 成鳥冬羽(第9回)に移行中   右足金属リング番号 11A23510
標識番号より 2009.8.1 岩手県下閉伊郡山田町にてヒナに装着され、現在8歳の成鳥と確認出来ました。
現地では第4〜5回位の若い越夏個体と思っていましたが9回の成鳥が何故この時期に居るのか疑問を感じる結果となりました。
No.170916-7D-05264 特大 拡大 No.170916-7D-11A23510 特大 拡大
オオセグロカモメ  幼羽    

オオセグロカモメの幼鳥は例年通り9月頃から繁殖地から南下して少数が到着しています。

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No.170915-7D-04614
No.170915-7D-04650 特大 No.170915-7D-04668 特大 No.170915-7D-04601 特大
オオセグロカモメ雑種? 幼羽   上の個体に比べ体色がやや灰褐色味でコントラストが少なくベタっとしたワシカモメに似た部分があり交雑だろうか悩ましい。このタイプが2個体見られました。
No.170915-7D-04675 特大 拡大 No.170915-7D-04701 特大 拡大
ウミネコの小集団   港内に残留しているカモメのほとんどが若いウミネコで、成鳥は繁殖地から一度北上し12月頃に大量にやって来ます。
No.170915-7D-04579 特大 拡大 No.170916-7D-04912 特大 拡大
ウミネコ 成鳥冬羽に移行中   嘴が黄色くはっきりした赤班があり、グレーに褐色味がなく成鳥と解る個体はこの時期はまだ少数です。
No.170914-7D-04462 特大 拡大 No.170914-7D-04472 特大 拡大
ウミネコ 第3回冬羽に移行中    

嘴に青味があり、赤班が小さく、初列風切の白班が小さく、グレーに褐色味が残り、テールバンドが太めに感じるいずれかの点が第3回の特徴と感じます。

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No.170916-7D-05159
No.170916-7D-05104 特大 No.170916-7D-05191 特大 No.170914-7D-04500 特大
ウミネコ 第2回冬羽    

この時期は幼鳥と成鳥との中間的な第2回はわかりやすい姿ですが、今回は比率的に数が少なく感じました。

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No.170916-7D-05024
ウミネコ 幼羽    

ウミネコの幼鳥も繁殖地から到着していました。越夏個体と合流して一緒に行動しています。
左下のように一部の換羽の早い個体は顔が白っぽく第1回冬羽へと変わってきています。

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No.170915-7D-04787
No.170916-7D-05013 特大 No.170916-7D-04997 特大 No.170915-7D-04555 特大
No.170916-7D-05212 特大 No.170915-7D-04534 特大 No.170916-7D-05222 特大
キョウジョシギ

渡り途中のキョウジョシギが単独で岸壁で食べ物を探して歩き回っていました。

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No.170915-7D-04869
トウネン

干潟ではウミネコに混じって珍しくトウネンの姿が見られました。

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No.170916-7D-05071
チュウシャクシギとキョウジョシギ

遠くの堤防でチュウシャクシギが休んでいるとキョウジョシギが歩いてきました。

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No.170916-80HD-S120-92392
ハクセキレイ

ハクセキレイは年間を通して港内で少数が見られたまに近くに現れます。

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No.170914-7D-04492
野良猫

干潟付近には野良猫がよくやってきます。

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No.170916-7D-05004
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS
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