No.17-14 作成 2017.05.04
探 鳥 日
 2017年4月20日(木)〜22日(土)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  晴れ/曇り
主な鳥種 ミツユビカモメ(0)、アメリカセグロカモメ(0)、カナダカモメ(0)、セグロカモメ(△)、オオセグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(0)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ウミネコ(△)、カモメ(5)、ユリカモメ(25)、バードウオチャー(1+0+8)
ま と め  今回の銚子は17シーズンがほぼ終了し殆どの成鳥は繁殖地に移動した後で、移動の遅い若鳥や何故か訳がありそうな移動遅れの個体が見られるかとほとんど期待を持たずに出かけました。
20日の夕方に到着すると水揚げが無かったようで第二漁港の遠くの堤防までカモメの姿は殆ど見られませんでした。
21、22日は大巻でイワシやサバの水揚げで港内は賑わっていましたが、カモメの数はやや増えたものの移動中の個体のためか水揚げ作業に競っておこぼれを探す様子も少なく遠くの堤防で休んでるように見えました。
第2漁港のカモメ

20日は水揚げがなくほとんど空っぽでしたが、21、22日は連日大巻でイワシとサバの大量の水揚げがあり、この時期にしてはやや多くのカモメが入って来ました。

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特大 1600×1100
No.170422-80HD-S120-88867
干潟のカモメ

4月になると引き潮の時は広く干潟が現れますが、集まってくるカモメの数は少なく、またそのほとんどがオオセグロカモメの1Wが占めています。

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特大 1600×1100
No.170421-S120-88808
ユリカモメ

銚子漁港で越冬していた個体群は既に移動していて、21日のみ移動中のこの個体群が立ち寄ったと思えます。

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特大 1600×1100
No.170421-80HD-S120-88793
カモメ 第1回冬羽

カモメは急に少なくなったように感じで、今回成鳥の姿は見られませんでした。

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特大 1600×1100
No.170420-7D-01798
セグロカモメ 成鳥夏羽へ移行中

セグロカモメの成鳥はかなり少なくなりました。残っていた個体は繁殖と関係ない老鳥のような何か訳ありの個体のようにも見え、初列風切の先端の白班が見られないほど磨耗が目立つ個体が多く見られました。

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特大 1600×1100
No.170420-7D-01814
タイミルセグロカモメ 成鳥夏羽へ移行中   大型カモメの成鳥で目立ったのは足の黄色い個体で、セグロカモメの中で約30%程度含まれているような印象で背のグレーはセグロカモメと同等に感じました。
No.170420-7D-01714 特大 拡大 No.170420-7D-02115 特大 拡大
タイミルセグロカモメ 成鳥夏羽へ移行中

この個体はタイミルセグロカモメの中でも背のグレーが濃くオオセグロカモメのようでホイグリンカモメのようにも見えますが、初列風切の白班が大きくタイミルの範疇に感じました。

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No.170421-7D-02120
ワシカモメ 第4回冬羽?

雨覆や初列風切がかなり磨耗して不思議な感じの個体です。

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No.170422-7D-02501
タイミルセグロカモメ 第1回冬羽

今シーズンよく見かけた体色が暗褐色で特に大雨覆の暗色ラインが特徴的な個体でしたが、後半は徐々に体色が薄くなり大雨覆の暗色ラインはあまり目立たなくなってきました。

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特大 1600×1100
No.170420-7D-01763
No.170420-7D-01863 特大 No.170422-7D-02413 特大 No.170420-7D-01738 特大
タイミルセグロカモメ 第1回冬羽   前回にも見ていた体色が暗褐色でテールバンドがやや細く左翼P4が折れている個体で、タイミルセグロカモメでもテールバンドが細い個体です。
No.170421-7D-02040 特大 拡大 No.170421-7D-02039 特大 拡大
No.170421-7D-02049 特大 No.170421-7D-02053 特大 No.170421-7D-02063 特大
セグロカモメ  第1回夏羽へ移行中    

複数のセグロカモメの第1回ですが、ほとんどがオオセグロの中で少数のセグロカモメが見られます。
オオセグロカモメの第1回の個体と比べ全体的に体色が濃く退色が少なく見えますが、頭部や体色の地色は白っぽくなってきています。

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特大 1600×1100
No.170421-7D-01977
No.170421-7D-02131 特大 No.170422-7D-02528 特大 No.170422-7D-02171 特大
セグロカモメ 第1回夏羽へ移行中   セグロカモメにしては初列風切の黒が薄く茶色っぽくオオセグロカモメのように見えましたが、テールバンドは細くセグロカモメの摺れて薄くなった個体に感じました。
No.170422-7D-02398 特大 拡大 No.170422-7D-02399 特大 拡大
シロカモメ  第1回冬羽    

シロカモメの第1回は移動が遅くまだ多くが残っています。

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No.170420-7D-01712
ワシカモメ 第1回冬羽   ワシカモメの第1回はまだ多くが残っていました。残っている殆どが右の体色が薄いタイプですが稀に左のような体色の濃い暗色タイプも見られます。
No.170422-7D-02357 特大 拡大 No.170421-7D-02073 特大 拡大
セグロカモメ? 第1回冬羽

食性が要因で嘴と足がオレンジ色になる可能性がある個体を紹介していましたが、今回の個体は前回の個体ほど極端なオレンジ色味ではありませんが、この個体もカロテノイドの食性で変化した可能性がある個体のように感じました。

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No.170420-7D-01742
No.170420-7D-01729 特大 No.170420-7D-01744 特大 No.170420-7D-01703 特大
セグロカモメ? 成鳥夏羽へ移行中

足と嘴の色が黄色ではなく不自然にオレンジ色が強く目立ちました。
この個体もカロテノイドの食性で変化した可能性がある個体のように感じました。

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No.170422-7D-02563
ウミネコ 第2回夏羽

第2回の個体は夏になると足や嘴の黄色の冴えが強くなり嘴の先端には小さな赤班も現れてきます。

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No.170422-7D-02376
オオハム

今シーズンよく見るオオハムもまだ残っていました。

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No.170421-7D-01902
ウミアイサ

今シーズンは珍しくウミアイサの当たり年で銚子漁港周辺でも多くのウミアイサが見られました。

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No.170421-7D-02016
コクガン

今シーズン工事中の遠くの堤防に長期滞在していたペアーですがまだ残っているのに驚きですいつまで居るんだろう。

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No.170422-80HD-S120-88833
イソヒヨドリ

カモメを見ていて気がつくと近くにイソヒヨドリの姿を見る機会があります。
今日はフナムシを捕らえて戻ってきました。

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No.170422-7D-02238
No.170422-7D-02316 特大 No.170422-7D-02302 特大 No.170422-7D-02314 特大
ヒバリ   漁港脇の空き地でヒバリが囀っていました。正面顔が面白い。
No.170421-7D-01915 特大 拡大 No.170421-7D-01966 特大 拡大
ハクセキレイ

今日のハクセキレイはかわいらしい顔で水たまりで水浴びをしていました。

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No.170421-7D-02108
お魚咥えた野良猫   シーズン中はこぼれた魚はすぐにカモメに持って行かれますがカモメの少なくなった今は猫にもおこぼれにありつけます。
No.170422-7D-02265 特大 拡大 No.170422-7D-02261 特大 拡大
スナメリ

水揚げが一段落した港内にスナメリの小群が入って来ました。

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No.170422-7D-02372
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS
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