No.17-8 作成 2017.02.01
探 鳥 日
 2017年1月24日(火)〜29日(日)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  晴れ 27日は曇りで強風
主な鳥種 ミツユビカモメ(0)、カムリアンアイスランドカモメ(1)、アメリカセグロカモメ(1)、カナダカモメ(10)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(1?)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(0+4+15+8+20+(25+15))
ま と め  今回の銚子は1月末になりシーズン最盛期となってきましたので何が出るか楽しみに出かけました。
24・25日は水揚げがなくカモメの数は少ない状態でしたが夕方に銚子漁港に到着するといきなり”ご子”やアメリカセグロと幸先の良いスタートで、26日はサバが大量に揚がってカモメ達も多く集まった中で期待のカムリアン通称3号と今シーズンも幸運にも再会でき、最近話題に上ってきているロシアカモメ(亜種ヘイネイ)も確認出来ました。
27日は強風で港に避難して何か変わった個体が入ってこないか期待しましたが風が強いだけで期待はずれでした。
28・29日は水揚げがなくカモメも少なくなってきましたが、ミミカイツブリが近くで見られたり29日には昨シーズンに注目を浴びたカムリアン1Wに似ている個体が車窓のすぐ横に
現れたりと幸運な鳥見となりました。
ミツユビカモメ    今回も前回に続きミツユビカモメは残念ながら見られませんでした。最近の銚子漁港では年々ミツユビカモメが貴重種になってきていると実感します。
カモメ 第1回冬羽

今回はカモメ第1回個体に注目してみました。
第1回の個体は写真の換羽時期が遅い多数のカムチャッカと写真下の換羽時期の早いヘイネイまで様々です。
写真の個体は眼の周りの白が目立ち、かわいらしく見え、ただ初列風切が何かに襲われたのか短くなっています。

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特大 1600×1100
No.170127-7D-77248
ロシアカモメ(亜種ヘイネイ L.c.heinei )第1回冬羽    従来の図鑑などでは亜種ヘイネイは渡来しているが通常野外での識別は困難とされ通常のカモメと同一に扱われていましたが、近年は上尾筒や脇羽が白っぽいなどの識別点が一部で言われていました。鴎舞時 / OhmyTimeのseichoudokuさんが亜種ヘイネイの識別点をDutch Birding誌の論文をもとにまとめられましたので、ブログを参考にヘイネイらしき個体を確認してみました。
この個体は他の第1回の個体に比べ上尾筒が白くほぼ無班で換羽が進んでいるように白っぽく目立ちました。銚子漁港ではカモメ第1回のなかで極少数がこのような亜種ヘイネイが含まれているように感じます。
また、通常のカムチャッカの換羽が進んで3月頃には見分けが出来なくなるか課題も感じます。
No.170126-7D-76676 特大 拡大 No.170126-7D-76718 特大 拡大
No.170126-7D-76580 特大 No.170126-7D-76623 特大 No.170126-7D-76667 特大
カムリアンアイスランドカモメ 通称3号 成鳥冬羽(第9回冬羽)    小柄で白っぽい個体が降りてきて直ぐにカムリアンと直感しカメラを持つ手に力が入りました。3号に似てるけどやや首回りの茶班が濃く、初列風切の黒が濃いめにも感じやや悩みましたが、帰ってから昨シーズンの写真と見比べると首回りの茶班や初列パターンはほぼ同じで通称3号と確認し、昨年に続き今シーズンも幸運にも再会出来ました。
No.170126-7D-76217 特大 拡大 No.170126-7D-76030 特大 拡大
No.170126-7D-76204 特大 No.170126-7D-76005 特大 No.170126-7D-76185 特大
大型不明カモメ 第1回冬羽

小型で薄いのが車窓の直ぐ横に現れました。
昨シーズンによく現れたカムリアン1Wにそっくりです。
初列風切がもうちょっと長いと理想的ですが、シーズン中港内に居着いてくれと期待します。

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特大 1600×1100
No.170129-7D-78356
No.170129-7D-78346 特大 No.170129-7D-78350 特大 No.170129-7D-78347 特大
アメリカセグロカモメ 成鳥冬羽(第7回)   前回12月に見たときは初列風切P10がまだ伸長中でしたが今回は伸びきって冬羽への換羽が完了した様子です。ただ既に7回の成鳥になったはずですが、違和感のある虹彩は同じで嘴の黒班も小さくならなくなりこの姿で完全な成鳥になったように感じます。
No.170124-7D-74918 特大 拡大 No.170124-7D-74936 特大 拡大
No.170124-7D-74921 特大 No.170124-7D-74924 特大 No.170124-7D-74798 特大
大型不明カモメ 第4回冬羽    グレーがやや薄くモンゴルカモメのように体色の白が目立ち通常のセグロカモメでは違和感を感じました。よく見ると虹彩と眼瞼が黄色味でアメリカセグロのようにも感じましたが茶班が少なすぎるし初列風切や雨覆いに褐色味があり悩ましい個体です。
No.170129-7D-78288 特大 拡大 No.170129-7D-78295 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A 通称ご子(第12回冬羽)   今回は干潟で”ご子”の大股歩きが見られ、近くで顔の接写も出来、念願の特徴的な額の飛び出し部分を撮影出来ました。2本の羽毛がくせ毛のように飛び出しています。特大でご確認下さい。
No.170124-7D-74773 特大 拡大 No.170128-7D-77699 特大 拡大
No.170128-7D-77708 特大 No.170128-7D-77674 特大 No.170128-7D-77832 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 B   茶班が濃いめの個体です。
No.170125-7D-75007 特大 拡大 No.170125-7D-75038 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 C   カムリアン通称3号と偶然にも同時に現れて、初列パターンがカム寄りな個体でカムリアンに分類するか微妙な個体です。次列風切が変に磨耗しているように見え、何かに襲われたのか左翼のP7が欠落しています。
No.170126-7D-76270 特大 拡大 No.170126-7D-76316 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 D   初列パターンがカムリアン的な個体です。
No.170126-7D-76867 特大 拡大 No.170126-7D-76869 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 E   いつもの干潟好きの個体です。
No.170127-7D-77312 特大 拡大 No.170128-7D-77598 特大 拡大
カナダカモメ 第2回冬羽 F   カナダカモメらしくかわいらしい個体です。
No.170125-7D-75621 特大 拡大 No.170125-7D-75607 特大 拡大
カナダカモメ 第2回冬羽 G

突然前に降りてきたと思ったら直ぐに飛び去って行きました。
小さめの嘴でかわいらしい個体です。

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特大 1600×1100
No.170126-7D-76480
カナダカモメ 第1回冬羽 H

今シーズンによく見かける個体で、見る度に体色が少しずつ薄くなってきています。
シーズン終了まで変化の具合を観察出来るのが楽しみです。

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特大 1600×1100
No.170125-7D-75773
No.170125-7D-75315 特大 No.170125-7D-75403 特大 No.170125-7D-75802 特大
No.170128-7D-77798 特大 No.170125-7D-75389 特大 No.170128-7D-77775 特大
カナダカモメ 第1回冬羽 I   嘴の黒が多く体色が濃いめの個体です。
No.170127-7D-77083 特大 拡大 No.170127-7D-77085 特大 拡大
カナダカモメ 通称ご子と1Wのツーショット
No.170128-7D-77736 特大 拡大 No.170124-7D-74526 特大 拡大
シロカモメ 成鳥冬羽

シロカモメが突然近くに来ると白さが目立ち他のカモメに比べ威圧感があります。
この個体の嘴には小さな黒班が有り若い成鳥と思えます。

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特大 1600×1100
No.170127-7D-77067
ホイグリンカモメ? 成鳥冬羽   やや濃いめのグレーに黄味の足に班が後頸に集中し明色の虹彩が目立ちました。P10はまだ旧羽で換羽はかなり遅くなっています。グレーの濃さがホイグリンにしてはちょっと薄くタイミルセグロカモメかどうか悩ましい個体です。
No.170127-7D-77390 特大 拡大 No.170127-7D-77452 特大 拡大
タイミルセグロカモメまたはホイグリンカモメ 第1回冬羽

暗褐色の雨覆が目立ちます。

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特大 1600×1100
No.170125-7D-75976
モンゴルセグロカモメ 第2回冬羽

体色の際だった白さが目立ちました。
背のグレーはまだ少ないですがやや薄目に見え、テールバンドは細く見えます。

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特大 1600×1100
No.170127-7D-77035
No.170127-7D-77029 特大 No.170129-7D-78404 特大 No.170129-7D-78414 特大
ワシカモメ 第2回冬羽   ワシカモメの第1回の個体は港内で多く見かけますが、第2回になると見る機会がかなり少なくなります。カモメ達は同じ越冬地にやって来る習性がありますが、昨シーズンの第1回がどこに行ってしまったのか気になります。
No.170127-7D-76976 特大 拡大 No.170127-7D-76928 特大 拡大
オオセグロカモメ 成鳥冬羽

そろそろ恋の季節になってきたのでしょうか、鳴き交わしをしています。右が大きくてグレーが濃いめの♂個体と思えます。
鳴き交わしが終わると♀個体が何か気に入らなかったのか♂の初列風切を咥えて引っ張って、次第に噛みつき合いの喧嘩が始まりました。

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特大 1600×1100
No.170129-7D-78218
No.170129-7D-78235 特大 No.170129-7D-78240 特大 No.170129-7D-78250 特大
手前で翼を広げた♀個体に有るはずの初列風切のミラー見当たりません。よく見ると右翼のP10が伸長中で先端の白班が少し確認出来ます。左翼のP10は欠落している様子で、この個体は換羽の早いオオセグロカモメの中で極端に換羽時期の遅い珍しい個体です。
カモメ部分白化(17-B) 成鳥冬羽   雨覆に紋付き型の部分白化が見られます。
No.170128-7D-78154 特大 拡大 No.170128-7D-78173 特大 拡大
クロサギ

今回の個体は足に黒胃部分がなく前回と異なる個体です。

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特大 1600×1100
No.170126-7D-76551
カンムリカイツブリ 成鳥冬羽

普段から港内でもよく見かけますがあまり撮影していませんでした。

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特大 1600×1100
No.170126-7D-76560
ミミカイツブリ 成鳥冬羽   珍しく岸壁の近くで浅い潜水を繰り返して食べ物を探していました。水中の方が素早い動きで泳ぎ回っているように見えました。
No.170128-7D-77897 特大 拡大 No.170128-7D-77904 特大 拡大
波崎新港の風車

波崎新港に2本目の風車ができあがりました。

拡大 特大 1600×1100
No.170126-S120-84587
巡視艇かとりの出港

従来の煙突がなく、後方に水しぶきが見えています。
新造船のかとりはウォータージェット推進器で後方に高圧の水流を噴出する事で推進力を得ています。

拡大 特大 1600×1100
No.170129-7D-78372
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
      EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS
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