No.17-7 作成 2017.01.21
探 鳥 日
 2017年1月13日(金)〜15日(日)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  晴れ
主な鳥種 ミツユビカモメ(0)、アメリカセグロカモメ(0)、カナダカモメ(2)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(0)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(6+8+0)
ま と め  今回の銚子は1月で冬羽の換羽がほぼ完了した時期になり新羽で綺麗になった姿を期待して出かけました。
12日の夕方銚子漁港に着くとあちこちでまだ水揚げ作業が続いていました。翌13日は昨日の水揚げ作業の続きが午前中まで続いていましたが新たな入港がなくカモメは12日より減少ぎみでした。
気になるのが今シーズンカナダカモメの数が少なく感じていましたが今回も2個体と少ない状況でした。遠い堤防まで探せばもっと居るとおもいますけど。
今回はカモメの代わりに珍しくアビ類が多く見られ、アビ、オオハム、シロエリオオハムが近くで見られたのは幸運でした。
ユリカモメ 成鳥冬羽   今回ミツユビカモメは観られず小型カモメはユリカモメだけが目立ちました。
今シーズンユリカモメは港内のあちこちで例年よりかなり多くが見られます。
No.170113-7D-73557 特大 拡大 No.170113-7D-73560 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A    今回はカナダカモメの数が2個体とカモメ全数の割に少なく、いつもの干潟好きの個体も貴重な存在に見えてきますが、かつて87Bという個体がカナダカモメの代表のような存在でしたが、出現率が高いこの個体がカナダカモメの代表にならないか複雑な感じです。
No.170113-7D-73543 特大 拡大 No.170113-7D-73548 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 B

一見、白っぽい顔に薄い茶班がカムリ3号かと思いましたが、初列風切の黒が3号に比べれば濃いかな。
よそ見している間に飛び出して初列パターンが確認出来なかった。

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特大 1600×1100
No.170113-80HD-S120-84312
No.170113-S120-84392 特大 No.170113-S120-84067 特大 No.170113-S120-84008 特大
セグロカモメ 成鳥冬羽

1月になりセグロカモメの冬羽への換羽はほぼ終了し、新羽が綺麗に伸びて一番綺麗に見える時期です。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73405
シロカモメ 成鳥冬羽

シロカモメの姿も目立つようになってきました。
この個体、頭部が白っぽく目立ちました。また嘴には小さな黒班が残っているので5回位の若い成鳥と思えます。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73578
No.170114-7D-73582 特大 No.170114-7D-73590 特大 No.170114-7D-73583 特大
ワシカモメ 成鳥冬羽

ワシカモメもちょこちょこ見られるようになってきました。
この個体、例年このあたりをうろうろしています。
自分の好きな場所ってあるんですね。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73444
シロカモメ系雑種 第4回冬羽    一般的なシロセグロの雑種だと初列風切はもっと濃い黒になってますが、この個体は初列風切も薄く一瞬カムリアンを想像しますが、やや小型ですがスタイルはシロカモメ寄りで眼瞼はピンク色で羽毛の乱れもあり、どんな交雑かは疑問です。
No.170113-7D-73121 特大 拡大 No.170113-7D-73163 特大 拡大
油爆セグロカモメ 成鳥冬羽

今シーズンは目立った油爆個体は見かけませんでしたが、すぐに油爆とわかる個体が現れました。
この個体のみでしたが元気がなさそうな姿が目に焼き付きます。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73909
ウミネコ 第3回冬羽

15日の朝は冷え込み、銚子では珍しく水たまりに氷が張りました。

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特大 1600×1100
No.170115-7D-73923
アビ 冬羽

今回は珍しくアビ類が多く、港内の岸壁近くまで入ってきました。
このアビは上面の小白班が目立ちますが、目の周りがあまり白くないので幼鳥の可能性もあるかもしれません。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73814
オオハム 冬羽

アビ類の中でも大きな嘴と黒褐色の上面が目立ちます。
立ち上がってバタバタするかわいらしい姿も見せてくれました。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73258
No.170113-7D-73241 特大 No.170113-7D-73392 特大 No.170113-7D-73277 特大
オオハム 幼羽   成鳥に比べ茶色の体色が薄く背の羽縁が白く目立ちます。岸壁近くまで寄ってきては人に警戒しているよりも興味を示しているのか、あどけない瞳でしっかり見つめられました。
No.170114-7D-73658 特大 拡大 No.170114-7D-73829 特大 拡大
No.170114-7D-73666 特大 No.170114-7D-73847 特大 No.170114-7D-73855 特大
シロエリオオハム 冬羽

オオハムよりやや小さく、喉の頸輪状の班が目立ちます。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73348
負傷シロエリオオハム 冬羽

元気がなさそうに遊泳していましたが、嘴に痛々しく釣り針が刺さっています。
外れるといいですが、海中で釣り餌に飛び付いちゃったのだろうか。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73807
アカエリカイツブリ 冬羽

アカエリカイツブリは普段でもちょこちょこ見かけますが今回は近くにやってきた。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73874
ハジロカイツブリ 冬羽

ハジロカイツブリも普段からちょこちょこ見かけます。
赤い目が目立ちます。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73385
ウミアイサ

ほとんど見る機会のなかったウミアイサですが、今シーズンは小群での姿を度々見かけます。

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特大 1600×1100
No.170113-7D-73378
クロサギ

昨シーズンは片足のクロサギがよく現れてましたが、今シーズンは左足が黒い個体がよく現れます。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73776
ハヤブサ 幼羽

カモメのいる堤防に狩りの練習にやって来るとカモメが寄りつかなくなり大の迷惑者ですが、カモメのいない岩場ではかわいらしい姿です。

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特大 1600×1100
No.170113-80HD-S120-83847
モズ

漁港脇の空き地でセッカらしい個体を見かけたと思ったら直ぐにモズが追い払いにやって来ました。
このあたりでモズを見る事はありませんでしたがここも縄張りのようです。

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特大 1600×1100
No.170114-7D-73629
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
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