No.17-5 作成 2016.12.17
探 鳥 日
 2016年12月8日(木)〜11日(日)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  晴れ、9.10日は風強め 
主な鳥種 ミツユビカモメ(1)、カナダカモメ(3)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(0)、シロカモメ(5)、ワシカモメ(20)、ウミネコ(○)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、バードウオチャー(4+1+2+3)
ま と め  今回の銚子は12月に入り種類も揃ってきて面白い個体を期待して出かけました。
8.9日はサバの大漁で岸壁のいたるところで水揚げ作業が行われ、カモメもサバのおこぼれを求めて飛び交っています。第二漁港の遠い堤防にも多くのカモメ達でいっぱいでしたが、どこの岸壁も水揚げ作業で観察場所がなく礁前は工事中、奥の干潟あたりは釣り人がいっぱいでカモメが多いわりに落ち着いて観察出来る場所がなく苦労しました。
土日は天候が良く水揚げが無いためほとんどのカモメ達は港を離れ驚くほど少なくなりました。
カナダカモメは今回3個体とセグロカモメの数と比べるとまだ少なく感じましたが、カモメの集まる水たまりでここでは珍しいハヤブサが見られたのが良かったです。
負傷ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今回はこの負傷個体のみ確認しました。
元気に食べ物を探して飛び回っていて負傷に気がつきませんでしたが、頸の後に傷跡が見られます。
傷のため港内に入ったようですが、この時だけの確認でした。

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特大 1600×1100
No.161209-7D-67841
No.161209-7D-67942 特大 No.161209-7D-67834 特大 No.161209-7D-67847 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A   カナダカモメらしいスタイルの個体で初列風切P10も伸びてほぼ換羽が完了で新羽が揃って綺麗な姿です。
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No.161208-S120-82842 特大 No.161208-S120-82532 特大 No.161208-S120-82760 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 B

カナダカモメとの確認は出来たものの全身の撮影は出来ませんでした。

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カナダカモメ 成鳥冬羽 C

カナダカモメの中でも小型でかわいらしい個体です。
体長も小さいですが、特に嘴が細く小ささが目立ちます。

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No.161209-7D-67693
No.161209-7D-67682 特大 No.161209-7D-67669 特大 No.161209-7D-67671 特大
シロカモメ 成鳥冬羽

今回成鳥はこの個体のみ。

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ワシカモメ 成鳥冬羽   帰り際の港内でプカプカ浮かんでいました。嘴には少し黒班があり若い成鳥と思え、ソフトな茶班がかわいらしい個体です。
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セグロカモメ 成鳥冬羽

この個体、普通のセグロカモメですがなんか不思議にかわいらしかった。
セグロカモメの換羽状況は旧羽の残る個体は少なくなり初列風切は新羽が目立ちます。

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No.161209-7D-67821
タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽   今回のタイミルセグロカモメは背のグレーがセグロカモメと同じくらいですが初列風切P10にはまだ旧羽が残りセグロカモメより換羽がやや遅い傾向です。
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タイミルセグロカモメ? 第4回冬羽

この個体頭部が白く目立ちました。
足は長く青灰色味で頭部の白さとでモンゴルセグロカモメかと思いましたが、初列風切P10が旧羽で換羽が遅く、大雨覆の褐色味が濃いめに見えるのでタイミルセグロカモメと感じます。

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No.161208-7D-67495
セグロカモメ 第3回冬羽

2010年に「ハゴロモ」といわれていた雨覆に羽毛の飛び出したセグロカモメを思い出しましたが、この個体は喉元から瘤のように羽毛が飛び出しています。

No.82930 MP4 HD動画 36秒 34M
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No.161209-80HD-S120-82924
ワシカモメ 第1回冬羽

ワシカモメの第1回はやや数が増えてきた感じで、この個体は灰褐色の体色に黒っぽい足などワシカモメらしい姿です。

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シロカモメ 第1回冬羽

シロカモメの第1回は4個体とまだ少なめです。

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No.161210-7D-68402
シロカモメ系雑種 第1回冬羽

最初に見た時は頸を丸めて寝込んでいて体色の褐色味が変に薄い白化個体のように見えましたが起き上がり全身が確認しシロカモメだけど嘴が黒く雑種と感じました。

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No.161210-7D-68385
ベロシロカモメ 第1回冬羽

銚子漁港でカモメを観察しているとこのように舌が嘴から外に出ている個体をシーズンに数個体見かけます。

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No.161209-7D-68029
カモメ 成鳥冬羽   カモメの成鳥は数が多く見られました。多くのカモメが港を離れた土曜日にも港内で風に向かって波間を歩くような姿が多く見られました。
No.161210-7D-68194 特大 拡大 No.161210-7D-68337 特大 拡大
カモメ 第1回冬羽

カモメの第1回は幼鳥に近い個体から背にグレー味のある個体まで様々な個体が見られました。

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No.161210-7D-68372
カモメ部分白化個体(右14-B) 成鳥冬羽

右の個体は両翼の雨覆いに部分白化のある紋付きカモメです。

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ハヤブサ   普段カモメやユリカモメが多く集まる水たまりに見かけないハヤブサがやって来ていました。漁港の堤防ではカモメの天敵でハヤブサの姿が見えると落ち着かなくなりますが、最初警戒して近くのカモメは逃げ出しましたが、ハヤブサが水たまりで襲ってくる様子が無いせいかカモメ達は5m位の距離を保ちながらも水たまりに戻ってきました。
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巡視艇かとり 新造船

7日の夕方に銚子漁港に到着すると海上保安庁の岸壁に引退した旧かとりに変わって新造船かとりが接岸していました。

本船概要
全長     :72m
幅       :10m
総トン数   :650トン

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No.161207-S120-82194
新標準レンズになるか

今回のデジ眼での撮影全てに従来の100-400mmに変わって新150-600mmを使用してみました。
使用感は後日まとめてみようと思っています。

TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2

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No.161210-S120-82968
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD G2
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