No.17-4 作成 2016.12.02
探 鳥 日
 2016年11月23日(水)〜27日(日)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  11/25.26晴れ、他は雨または曇り 
主な鳥種 ミツユビカモメ(3)、カナダカモメ(4)、セグロカモメ(○)、オオセグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、ホイグリンカモメ(?)、シロカモメ(3)、ワシカモメ(15)、ウミネコ(○)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、フルマカモメ(1)、バードウオチャー(1+0+2+4+5)
ま と め  今回の銚子は11月末で移動の早い個体や銚子漁港より更に南下する移動個体が見られる時期で、またカナダカモメも入ってくる時期で楽しみに出かけました。
今回は雨が多く、24日は東京では珍しく初雪が降りましたがやや暖かい銚子では冷たい雨が降りカモメ達の一部は漁港脇の空き地に集まって雨を避け、その中に今回の目標だったカナダカモメのご子12回の姿が確認出来ました。
26日は大巻でサバの水揚げが大漁にあり多くのカモメ達が漁船に付いて入り港内は11月と思えないくらいカモメが多く集まりました。
また今回は雨の翌朝港内では珍しいフルマカモメが見られ幸運な鳥見となりました。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今回は成鳥3個体を確認しました。
初列風切は今回の3個体共旧羽と新羽が見られます。
動画は歩く姿がかわいらしい個体です。

No.81969 MP4 HD動画 116秒 95M
拡大 特大 1600×1100
No.161127-80HD-S120-81948
No.161124-7D-66608 特大 拡大 No.161124-7D-66042 特大 拡大
No.161125-7D-66355 拡大 No.161125-7D-66350 拡大 No.161125-7D-66103 拡大
ユリカモメ 成鳥冬羽    今シーズンはユリカモメの姿が港内で多く目立ちます。写真右の個体はまだ頭部に夏羽の黒頭巾が残り換羽遅れと思われ体長も他の個体より小さく見えます。
No.161123-7D-65582 特大 拡大 No.161123-7D-65446 特大 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A

今シーズン初めてのカナダカモメです。
初列風切P10、P9の旧羽が抜けて新羽が伸長中で短く見えます。

拡大 特大 1600×1100
No.161123-7D-65404
カナダカモメ 成鳥冬羽 B 通称ご子(第12回冬羽)   カモメ達が漁港脇の空き地で雨を避けている中に小柄でやや薄いカナダカモメらしい個体がいましたが、当初目を細め頸を縮めて単なるカナダカモメと思いましたが、見ていると額に小さな飛び出した羽毛が確認出来て幸運にも『ご子』だと気がつきました。ご子のいつもと違う一面を見られ今シーズンも楽しみです。まだP10伸長中です。
No.161124-7D-65628 特大 拡大 No.161124-7D-65639 特大 拡大
No.161124-7D-65626 特大 No.161124-7D-65623 特大 No.161124-7D-65633 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 C

カナダカモメらしい小型でかわいらしい個体です。
この個体も上のご子と同じく初列風切P10は伸長中です。

拡大 特大 1600×1100
No.161126-80HD-S120-80578
No.161126-S120-80785 特大 No.161126-S120-80856 特大 No.161126-S120-80911 特大
カナダカモメ 幼羽 D

セグロやオオセグロに比べ小型で体色はワシカモメに近いやや灰色が混ざったような褐色で顔から胸にかけてはまだかなり濃いめです。
ただこの個体11月の早い時期に基部がピンク色味なのが悩ましい感じです。

No.81869 MP4 HD動画 128秒 114M
拡大 特大 1600×1100
No.161126-80HD-S120-81544
No.161126-S120-81785 特大 No.161126-S120-81731 特大 No.161126-S120-81573 特大
シロカモメ 成鳥冬羽

前回も確認している、早い時期に銚子漁港にやって来る個体ですが、前回は茶班が薄く感じましたが今回は茶班が濃くなってきているように見えます。

2005.11.06 E43-0602
拡大 特大 1600×1100
No.161126-80HD-S120-81056
シロセグロ雑種 成鳥冬羽

この個体、グレーが薄く目立ちました。この写真からは見えませんが初列風切の裏面は薄くなっています。

拡大 特大 1600×1100
No.161126-80HD-S120-80507
ワシカモメ 成鳥冬羽

ワシカモメは成鳥がこの個体のみで4Wが1個体と1Wが10個体ほど見られました。

拡大 特大 1600×1100
No.161126-80HD-S120-81541
タイミルセグロカモメまたはホイグリンカモメ 成鳥冬羽   この個体はグレーが一般的なタイミルより濃くやや小型な体型で目立ちました。初列風切は旧羽が目立ちP10の白班は小さめで嘴はまだ黄色の冴えが強く換羽が遅い個体であるのがわかります。足の黄色味は少なくピンク色に近い印象でなんとも不思議な個体です。
No.161124-7D-65975 特大 拡大 No.161124-7D-65964 特大 拡大
セグロカモメ 成鳥冬羽   セグロカモメは前回より遙かに数が増してきました。さすがに夏羽の個体は見なくなり初列風切P10、P9が抜け落ちて短く見える個体が多く目立ち、旧羽の残る個体やP10が伸長中の個体まで様々な個体が見られました。
No.161123-7D-65465 特大 拡大 No.161125-7D-66407 特大 拡大
オオセグロカモメ 成鳥冬羽

身近に見ているオオセグロカモメですが、綺麗な茶班の冬羽の姿は見る機会は案外少なく感じます。

拡大 特大 1600×1100
No.161125-7D-66397
シロカモメ 第1回冬羽

空き地で雨を避けてる集団の中にシロカモメ1Wが混ざっていました。
1Wは今シーズン初めてで嬉しい気分ですがこの1Wはかわいいけどでかい。

拡大 特大 1600×1100
No.161124-7D-65813
ワシカモメ 第1回冬羽

最初の個体は今シーズン初めてのワシカモメでしたが1Wは案外多く10個体ほど入って来ていました。

拡大 特大 1600×1100
No.161123-7D-65512
セグロカモメ 幼羽

セグロカモメの幼羽の姿は段々と薄くなり第1回冬羽に変わってきています。
この個体は顔の濃いめの幼羽の雰囲気の個体は少なくなってきました。

拡大 特大 1600×1100
No.161124-7D-66072
オオセグロカモメ 幼羽   

オオセグロカモメの1Wは成長具合に個体差が大きくこの個体は生まれたのが遅かったのか体色が濃く見えます。

拡大 特大 1600×1100
No.161123-7D-65453
カモメ 成鳥冬羽

前回は1Wだけでしたが今回は成鳥もやって来ていました。

拡大 特大 1600×1100
No.161126-7D-66495
オオセグロカモメ部分白化個体 第1回冬羽   昨シーズンの2/18に同じような1Wを確認していますが別個体ですが同様に両翼に広範囲の部分白化が見られます。
No.161124-7D-65873 拡大 No.161124-7D-65957 拡大
ウミネコ部分白化(16-B) 成鳥冬羽   左の個体は雨覆に部分白化が確認出来ます。右の個体は昨シーズン3/10の16-Bと同一のように見えます。
No.161124-7D-65918 拡大 No.161124-7D-65930 拡大
フルマカモメ

普段は外洋にいるフルマカモメが雨の降った翌朝に珍しく港内に入っていました。
特に弱っている様子は無く、港内で見られたのは初めてで幸運です。
港内では海面の浮遊物をせっせと探して食べていました。

拡大 特大 1600×1100
No.161125-7D-66191
No.161125-7D-66263 特大 No.161125-7D-66211 特大 No.161125-7D-66285 特大
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS
TOP 探鳥記録 目次 前回の探鳥記録 次回の探鳥記録