No.17-1 作成 2016.10.13
探 鳥 日
 2016年10月8日(土)〜10日(月)
場 所  銚子漁港、波崎新港
天 候  8〜10雨/曇り 
主な鳥種 セグロカモメ(2)、ユリカモメ(8)、ウミネコ(△)、オオセグロカモメ(10)、アカエリヒレアシシギ(1)、バードウオチャー(0+2+0)
ま と め  今回の銚子は本格的なカモメシーズンにはまだ早いですが出かけてみました。
今回は丁度連休中で市場は休み、漁船の代わりに岸壁のいたる所に釣り人やBBQをやっている集団もありました。
カモメの方はあまり期待してなかった通り時期が早い上に水揚げが無いため特に少なく、越夏個体に加えウミネコやオオセグロカモメの若鳥や少数の大型カモメが見られました。
今回のカモメではたまたま水たまりに集まっていた幼羽に近いユリカモメと冬羽のウミネコに注目してみました。
ユリカモメ 成鳥冬羽

今シーズン初めてのユリカモメです。
成鳥1に1Wが7の小さな集団でしたがこの成鳥が引率者なのでしょうか。
薄いグレーに後頭部の小さな丸い黒班がかわいらしい個体です。

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ユリカモメ 幼羽から第1回冬羽   シーズンの初期には幼羽の残る茶色っぽい個体や暗色型を期待して探しますが、今回は幼羽の面影が残る個体は見られましたが暗色型は見られませんでした。
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セグロカモメ 成鳥夏羽

今シーズン初めてのセグロカモメです。
まだ数は少ないですがこれから北海道方面から徐々に南下して増えてきます。
この個体はまだ頭部が白い夏羽の姿です。

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オオセグロカモメ 幼羽

オオセグロカモメは幼鳥が到着していました。コントラストのやや低い茶色の体色で、まだあどけなさがありこの時期はオオセグロカモメでもかわいらしい姿です。

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ウミネコ

ウミネコの集団が岸壁に集まっていました。
ウミネコは換羽が早く1月頃には頭部が白くなってくるので冬羽の姿はシーズンの早い内だけです。

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ウミネコ 成鳥冬羽   繁殖地からの成鳥は12月頃の到着で、まだほとんどが到着していません。
ここで見られる成鳥?は越夏していた若鳥の可能性が高く、成鳥との判断にやや紛らわしい個体が目立ちます。
第3回との区別で成鳥と判断するのに次の点に注目して観察しました。嘴の色が黄味で青緑の傾向が無い、嘴の先端の赤班が上下でハッキリ見られる、眼瞼に赤みが感じ取れる、背のグレーに褐色味がない。
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ウミネコ 第3回冬羽   この時期の第3回の判断には、嘴の色が青味があり、嘴先端の赤班が小さく特に下嘴は不明瞭、眼瞼は黒く赤みが見られない、初列先端の白班はこの時期はまだ磨耗してないため目立ちます。
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ウミネコ 第2回冬羽

ウミネコの集団の中でも第2回と第3回の個体は数は少ないですが、第2回ではグレーと茶色の半々の姿で識別し易い姿です。

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ウミネコ 幼羽から第1回冬羽   今年生まれの幼鳥は繁殖地から8月末頃から徐々にやって来ます。早い時期には全体がチョコレートのように濃い色をしていますが、段々顔が薄くなり、背にグレー味を帯びて第1回冬羽の姿に変わってきています。この時期はまだあどけなさがありかわいらしい姿です。
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注:ウミネコの識別点については
シーズン初めの特徴でシーズン後半には特徴が異なる場合があります。
 
アカエリヒレアシシギ 幼羽から第1回冬羽

ユリカモメを見ていたら地元の知り合いから端の方にアカエリが居ると声をかけてもらった。
水たまりの端っこでちょこちょこ動き回って食べ物を探している姿がかわいらしかった。

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今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS
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