No.14-15 作成 2014.04.13
探 鳥 日
 2014年4月5〜8日
場 所  銚子漁港
天 候  5日晴れ、6日曇り、7〜8日晴れ
主な鳥種  クロワカモメ(0)、アメリカセグロカモメ(1)、ホイグリンカモメ(0)、カナダカモメ(1)、モンゴルセグロカモメ(0)、ミツユビカモメ(0)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、セグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(10+13+3+3)
ま と め  今回の銚子は5日の時化と休日で7日まで水揚げは無く、既に成鳥の多くが移動した後でカモメの数はかなり少なくなっていましたが、8日には久々に大巻船団でマイワシの水揚げがあり、さすがに大好物のイワシ効果で漁船が入港する度にカモメが増えてきました。
今回見られたカモメの多くが夏羽の姿に変わってきており、面白い移動個体や夏羽のミツユビカモメを期待していましたが、残念ながら変わった個体は見られませんでした。
ユリカモメ 成鳥夏羽に移行中

ユリカモメは夏羽への移行最中で、頭部は換羽中のごましおの姿が多く、足や嘴が先に黒っぽくなり次第に頭部が黒っぽくなっていきます。

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セグロカモメ 成鳥夏羽に移行中   

セグロカモメは頭部が白っぽく、後頸に薄い茶班の残る夏羽への移行中の個体が多く見られ、頭部の白さや嘴の黄色味の冴え方は個体差が見られます。

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No.140408-7D-24453 拡大 No.140408-7D-24339 拡大 No.140405-7D-23840 拡大
タイミルセグロカモメ? 成鳥夏羽に移行中   

この個体、足が黄色味でやや小型で頸の班が目立ち背のグレーはやや濃い程度でしたが、P9の白班が先端のみでホイグリンかとも思いましたがP9をよく見ると極小さな白斑がみられます。
グレーの濃さからタイミルと思えますがこのような個体は線引きが悩ましい感じです。

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No.140408-7D-24158 拡大 No.140408-7D-24161 拡大 No.140408-7D-24144 拡大
オオセグロカモメ 成鳥夏羽   

オオセグロカモメの成鳥は換羽時期が早く、既に夏羽の姿に変わっています。

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通称カオカケ
セグロカモメ 成鳥夏羽に移行中   

早い時期にやってきて、セグロカモメの成鳥の移動は始まっていますが、今回もまだ残っていました。
頭部は白くなりましたが、頸に茶班が残っています。

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ワシカモメ 成鳥夏羽  ワシカモメの成鳥の換羽時期は早く、既に綺麗な夏羽の姿に変わっています。
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シロカモメ 成鳥夏羽   

シロカモメの成鳥はこの個体のみでしたが、移動の遅い第1回の個体はまだちょこちょこ見られます。

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アメリカセグロカモメ 第4回冬羽   今シーズン背のグレーが薄く目立ち何度も見かけて初列パターンはP10に小さなミラーがあり両面黒色部が多く、眼瞼は黄色味で虹彩がちょっと濃く見えます。
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シロセグロ雑種 第3回冬羽   今シーズンよく見かけた個体です。
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ワシカモメ 第2回冬羽

この個体、べたっとした雨覆の暗褐色に薄い背の薄いグレーが目立ちました。

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カナダカモメ 第1回冬羽 

この個体、移動してきた個体かな。
ちょっと嘴が太く感じましたが、かわいらしい顔で4月になってカナダカモメが見られて幸運でした。

拡大 特大 1600×1100
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No.140408-7D-24553 拡大 No.140408-7D-24550 拡大 No.140405-7D-24549 拡大
ワシカモメ 第1回冬羽

ワシカモメの第1回はまだ多くが残っていました。

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セグロカモメ 第1回冬羽

第1回の若い個体は多くが残っていますが、オオセグロカモメがほとんどでセグロカモメの割合は少なくなってきています。

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シロセグロ雑種 第1回冬羽   顔はシロカモメに似て初列風切が濃く目立ちました。テールバンドはセグロカモメに似て細くなっていますがセグロカモメより濃さが薄く見えます。
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ワシカモメ 成鳥夏羽  なんてカラフルなワシカモメでしょうか、遠目にも赤と青のカラーですぐに目立ちます。誰かにいたずらされたのかとも思いましたが、そんような様子も無く加工場で梱包時のスタンプインクか何かが付着したのかと想像しますが原因はよくわかりません。
これだけ目立ちますので、これからの移動でもどこかで目撃されるんでしょう。
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No.140405-7D-23738 拡大 No.140406-7D-24067 拡大 No.140406-7D-24065 拡大
ベロセグロカモメ 第1回冬羽   前回はベロウミネコを確認しましたが、今回はセグロカモメでの確認です。
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カモメ 第2回夏羽   

カモメの数も徐々に少なくなってきています。
残っている第2回の頭部も随分と白くなってきました。

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コチドリ

カモメ達が段々少なくなる中で、南からのツバメやコチドリがやって来ました。
周囲の草地ではヒバリのさえずりも聞こえるようになっています。

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今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS
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