No.14-11 作成 2014.02.13
探 鳥 日
 2014年2月7〜10日
場 所  銚子漁港
天 候  7日晴れ、8日風雨(東京・千葉で大雪)、9日強風、10日晴れ 
主な鳥種  クロワカモメ(1)、カナダカモメ(10)、アメリカセグロカモメ(1)、ミツユビカモメ(11)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、セグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(6+0+2+4+団15)
ま と め  今回の銚子漁港は8日に東京や千葉県内で大雪になりましたが、銚子では雪は降らずに雨で、低気圧の通過による最大35mの強風により海は大時化で堤防は波を被り、当然漁はなく港に残っていた少数のカモメ達は空き地で風雨を避けていました。
こんな悪天候の日は何かが入る可能性がありますが、今回はハイイロウミツバメが1個体入りました。
2月になりシロカモメやワシカモメの割合が増えてきて、タイミルセグロカモメは逆に少なくなっています。
ミツユビカモメも最近にしてはやや多く見られ、
干潟ではカナダカモメが連日見られました。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

すっごくかわいらしいミツユビカモメです。
特大でご覧下さい。
空き地の水たまりで水を飲んで休んでいました。
ただこの個体何かに襲われたようで尾羽が半分欠落していました。かわいそー

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No.140210-7D-17363
No.140210-7D-17345 拡大 No.140210-7D-17338 拡大 No.140210-7D-17324 拡大
ミツユビカモメ 第2回/成鳥冬羽

時化を避けて外川漁港で休んでいました。
手前の個体は雨覆にM班の名残と足が茶色っぽいので第2回と思えます。
かわいらしい個体です。

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No.140209-80HD-S120-27870
ミツユビカモメ 成鳥冬羽     頭黒い。
No.140209-7D-16590 拡大 No.140209-7D-16595 拡大
ミツユビカモメ 第2回冬羽     この個体、尾羽と初列大雨覆の外側に黒班が残っていますので第2回と思えます。
No.140209-7D-17259 拡大 No.140209-7D-17261 拡大
ミツユビカモメ 第1回冬羽

雨の中、港内で休んでいました。
この個体、頭部の黒班が少なく、翼のM字班も茶色っぽくなつて、嘴も大部分が黄色くなってきています。

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No.140208-7D-16348
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

下の個体は腹部に怪我をしていた見覚えのある個体です。
左の個体、早くも頭部が白っぽくなっています。

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No.140208-7D-16532 拡大 No.140208-7D-16232 拡大 No.140208-7D-16540 拡大
クロワカモメ 成鳥冬羽

今日も半分寝ながらいつもの堤防で休んでいます。

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No.140207-80HD-S120-25737
通称デカムリン 

夕方に銚子に着きましたが、礁前の駐車場側でデカムが止まっていました。
歳を重ねて警戒心が薄れてきたんでしょうか。

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No.140206-7D-15756
カナダカモメ 成鳥冬羽 A

この個体、嘴に少し黒班が見られますので、若い成鳥と思えます。

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No.140207-80HD-S120-25591
カナダカモメ 通称ご子 第9回冬羽 B   干潟でお馴染みの小型でかわいらしい個体です。連日現れて目の前の道路までやって来ました。
No.140207-7D-15879 拡大 特大 No.140210-7D-17665 拡大 特大
No.140210-7D-17658 拡大 No.140210-7D-17693 拡大 No.140210-7D-17653 拡大
No.140207-7D-15919 拡大 No.140210-7D-17655 拡大 No.140207-7D-15904 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 C    干潟でお馴染みの頭部の茶班が濃いめの個体で連日現れました。
No.140207-7D-16010 拡大 No.140210-7D-17634 拡大 特大
カナダカモメ 成鳥冬羽 D

この個体、綺麗でとっても格好いいカナダカモメです。

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No.140210-7D-17696
アメリカセグロカモメ 第4回冬羽

この個体、グレーが明らかに薄く初列も長めで、やや大きいもののスタイルもカナダ的ですが初列の裏面が濃く、初列パターンも黒が多く感じます。
4回にしては褐色部が多く、3回にしては嘴の黒班が少なく中間的な感じだし悩ましい個体です。

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No.140210-7D-17714
No.140210-7D-17718 拡大 No.140210-7D-17710 拡大 No.140210-7D-17709 拡大
カナダカモメ 第3回冬羽 F

この個体雨の中、小柄で薄いグレーで目立ちました。

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カナダカモメ 第3回冬羽 G/H    干潟でお馴染みの個体で連日現れました。
No.140210-80HD-S120-28099 拡大 No.140210-80HD-S120-27979 拡大
カナダカモメ 第2回冬羽 I

この個体、前回に続き今回も観察し体色の濃さが目立ちます。
昨シーズンの凄く濃い第2回の個体を思い浮かべます。毎年1個体か。

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No.140208-7D-16127
カナダカモメ 第2回冬羽 J

この個体、コントラストが少なくべたっとした感じです。
スラッとした体型で初列も長く見えます。

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No.140208-7D-16098
カナダカモメ 第1回冬羽 K     小型で大変かわいらいい個体です。今シーズンは昨年に続き第1回の個体が少なく感じます。
No.140210-7D-17530 拡大 No.140210-7D-17421 拡大
No.140210-7D-17573 拡大 No.140210-7D-17486 拡大 No.140210-7D-17462 拡大
No.140207-7D-16063 拡大 No.140210-7D-17384 拡大 No.140210-7D-17551 拡大
ワシカモメ 成鳥夏羽

ワシカモメも増えてきました。
この個体は頭部が真っ白の夏羽に変わっています。

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No.140207-7D-15997
No.140207-7D-16007 拡大 No.140207-7D-16003 拡大 No.140207-7D-16016 拡大
シロセグロ雑種 第3回冬羽    今シーズンよく見かける目立つ個体で、今日は漁港外れの空き地で風雨を避けていました。
No.140208-7D-16320 拡大 No.140208-7D-16249 拡大
シロセグロ雑種 第2回冬羽

一見、小型で初列も長く感じカムリかと思いワクワクしましたが、観察していると初列はそんなに長くはなく、ちょっと目も小さく、嘴もちょっと太くも感じます。
シロセグロの若い個体は腹部の班が濃く出る傾向があるのだろうか。

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No.140207-80HD-S120-26049
No.140207-S120-25850 拡大 No.140207-S120-26211 拡大 No.140207-S120-26153 拡大
セグロカモメ?? 第3回冬羽

この個体、白っぽい虹彩にややオレンジ色味の眼瞼で顔がアメリカセグロカモメのように感じましたがグレーが薄くない。
初列の黒は多いがP10の白斑がちょっと大きいかな。
悩ましい個体です。

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No.140210-7D-17603
No.140210-7D-17583 拡大 No.140210-7D-17627 拡大 No.140210-7D-17629 拡大
シロカモメ 第1回冬羽 各種   写真1の右の個体はシロカモメの標準的な大型の個体ですが、銚子漁港では標準的大きな個体は少なく、シロカモメにしてはやや小さめの個体が多く見られます。
小型のタイプでも写真2のように初列の長いアイスランドカモメを思わせるスタイルの個体から嘴に黒班の多い個体(写真1の左)まで様々で、写真2の個体は嘴の黒班の境目がはっきりしていていますのでシロカモメと思えます。
No.140209-S120-27925 写真1 拡大 No.140207-7D-16039 写真2 拡大
写真3 換羽が早く白っぽい個体 写真4 初列が長めの個体 写真5 小型のタイプ
No.140209-7D-16734 拡大 No.140209-7D-16730 拡大 No.140207-S120-25349 拡大
写真6 模様のはっきりした個体 写真7 写真8の全体 写真8 尾羽に白い線がある個体
No.140208-7D-16084 拡大 No.140207-7D-15849 拡大 No.140207-7D-15854 拡大
タイミルセグロカモメ 第1回冬羽

この個体、雨覆の濃い焦げ茶色で目立ちました。

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モンゴルセグロカモメ?? 第1回冬羽

この個体、体色が白っぽく背に錨模様があり足も長く色も薄く見えます。
テールバンドは未確認で自信はありませんがモンゴルかと感じました。

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No.140210-80HD-S120-28121
セグロカモメ 第1回冬羽

水揚げでこぼれたサバを奪い合っているいつもの風景ですが、今回の水揚げは7日のみでした。

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ハイイロウミツバメ   昨日低気圧が通過し、まだ風は強く沖は大荒れで、こんな時は何かが入る可能性があり期待しますが、今回はハイイロウミツバメが1個体のみでしたが入りました。
No.140209-7D-17206 拡大 No.140209-7D-16945 拡大
雨の空き地

8日は東京や県内でも大雪になり30cmほどの積雪になりましたが、銚子は雨で夕方から夜にかけて35mの強風で、カモメ達は空き地で風雨を避けて低気圧が通過するのを待っています。

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No.140208-S120-27565
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS EF600mmF4L IS
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