No.14-10 作成 2014.01.28
探 鳥 日
 2014年1月24〜26日
場 所  銚子漁港
天 候  晴れ
主な鳥種  クロワカモメ(1)、カナダカモメ(8)、ミツユビカモメ(5)、シロカモメ(20)、ワシカモメ(20)、セグロカモメ(○)、タイミルセグロカモメ(△)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(6+15+35)
ま と め  今回の銚子漁港はこの時期にしては珍しく風が少なく暖かい週末でした。
金土と大型巻き網の水揚げはありませんでしたが、小型船でセグロイワシの水揚げが連日ありカモメの数は最近にしては多い状態でした。
今回のカモメはミツユビカモメの個体数が少ないもののいろんな姿が見られ特に換羽の遅れた個体が目立ち、お馴染みのクロワカモメが今シーズンもやって来ました。干潟ではカナダカモメが連日見られました。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

千人塚前で観察中に横を見ると直ぐそばで綺麗なミツユビカモメが降りてきて休んでいました。
ゆっくり見られると思ったら通行人に飛ばされてしまった。残念。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽    車止めでしばらく珍しい半座りの姿勢をしていますが、膝痛くないのかな。 かわいらしい個体です。
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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

最近プカプカしている姿を見る機会はめっきり少なくなりましたが今日は海面の姿が見られました。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽?

この個体、P10からP8までがまだ旧羽で換羽が遅れています。
頭部の黒班は濃く出ていますので老鳥ではなく若い個体と思え、第2回かもしれません。

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ミツユビカモメ 第2回冬羽

この個体、雨覆と尾羽に黒班が少し残っていますので第2回と判断出来ますが、初列外側2枚と尾羽が羽軸が目立つくらい旧羽が磨耗しています。
老鳥以外にも第2回でも換羽時期が遅れる事が確認出来ました。

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クロワカモメ 成鳥冬羽     今シーズンも02年からやって来ているお馴染みのクロワカモメがやって来ました。以前に1月9日に確認した事がありますが今年も早い確認でまだ頭部に茶半が残っています。
歩き方はまだぎこちなく足は完全には治っていないようです。24日は教えて頂きましたが25日は自力で発見し、連日全身が観察でき幸運でした。             23112 MP4 HD動画 45秒 43M
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カナダカモメ 成鳥冬羽 A

この個体は茶班が薄く全体が白っぽく目立ちました。
綺麗でとっても格好いいカナダカモメです。

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カナダカモメ 成鳥冬羽 B     やや大型の個体です。初列パターンはカナダの特徴です。
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カナダカモメ 成鳥冬羽 C

この個体、小型ですが初列の裏がやや濃く見えた個体です。

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カナダカモメ 成鳥冬羽 D

干潟好きのお馴染み成鳥個体で、連日干潟に現れていました。

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カナダカモメ 第3回冬羽 E     干潟では昨年の2Wが3WになってD、F個体と連日3個体が現れました。似通った3Wでこの個体は尾羽の班が薄く目立たないのが特徴でした。
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カナダカモメ 第3回冬羽 F

この3Wは尾羽の班が多く残っているのが似通ったE個体と異なります。
また、初列パターンが見方によって、カナダカモメの特徴の内弁の薄さが重なり具合でかなり黒く見える場合がありました。

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No.140126-7D-15291 拡大 No.140126-7D-15282 拡大 No.140126-7D-15331 拡大
カナダカモメ 第3回冬羽 G

この個体は羽繕いばかりしていて横を向いてくれません、この3Wは尾羽の中央に小さな班が残っているのが特徴です。

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カナダカモメ 第2回冬羽 H

この個体、背の薄いグレーと濃い茶班で目立ちました。
小型でかわいらしい体型ですが、とにかく濃い体色が印象的です。

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ワシカモメ 成鳥冬羽

綺麗なワシカモメの成鳥です。
換羽の早いワシカモメはそろそろ頭部が薄くなってきます。
ワシの数は若が多いですが例年通りの数が見られる感じです。

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シロカモメ 成鳥冬羽

標準的な大きさのシロカモメです。

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シロカモメ 第3回冬羽

シロカモメの第3回はなかなか見られないので近くで見られて幸運でした。
綺麗でかっこいい個体です。

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シロセグロ雑種 第3回冬羽

前回観察した個体と思えますが、夕方の礁前に現れました。
初列が濃く裏面が薄いのでセグロ系の雑種と思えます。

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ワシロ雑種 第2回冬羽

この個体、ワシカモメとシロカモメのどちらにも違和感を感じました。
各々の中間的な感じに思えます。

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ワシロ雑種 第1回冬羽

この個体、顔がシロカモメ的ですが嘴は黒く、初列風切や雨覆もシロカモメにしては濃くワシカモメとの中間的な感じです。

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シロカモメ 第1回冬羽

シロカモメ第1回は今シーズンは例年に比べやや少ない気もしますが、白い体色で港内でもよく目立ちます。

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タイミルセグロカモメ 第1回冬羽

この個体、雨覆の濃い焦げ茶色で目立ちました。

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セグロカモメ 成鳥冬羽 通称カオカケ

カモメの少ない日でも港を離れずほとんど漁港で過ごしています。
特徴的で見つけやすく換羽の状態などセグロカモメの目安になります。
頭部が少しだけ薄くなってきたようです。

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セグロカモメ 成鳥冬羽

目の前で何故か喧嘩が始まりました。
翼を広げて相手を威嚇したと思ったら、本気で嘴に噛み合っています。
嘴の先で目を怪我しないのだろうか。
左の個体の勝ち。

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トビ

ハヤブサが上空に舞っているだけでカモメの落ち着きがなくなりますが、トビが近づいても普段はほとんど無視していますが、このトビには敏感に反応しました。
このトビ気のせいか強そうに見えます。

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今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S120
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS EF600mmF4L IS
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