探 鳥 日
 2013年3月23日(土
場 所  銚子漁港
天 候  曇り時々晴れ  風やや強い
主な鳥種   カナダカモメ(5)、シロカモメ(△)、セグロカモメ(○)、ワシカモメ(△)、ミツユビカモメ(2)、ユリカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、カモメ(○)、バードウオチャー(15)
ま と め  今日は東京で桜が満開になり、カモメの移動も始まってくる時期で、変わった個体を期待していましたが、今シーズンは水揚げが少なく、カモメの数も少なく安定していない状況が続いており、今日は少なめでした。
例年だと移動する個体でカモメの数が徐々に減ってくる状況が実感的に感じますが、今年はあまり感じられません。今日は特に目立った個体はありませんでしたが、複数のカナダカモメやシロセグロが近くで見られ、シーズン終盤ですが楽しい鳥見になりました。
カナダカモメ 成鳥冬羽 A

この個体、小柄で背の薄いグレーで目立ちました。
薄くなってきた頭部のもやもやした茶班でかわいらしく見えます。

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カナダカモメ 第2回冬羽 B   この個体、2Wにしては頭部が白っぽく目立ちました。大きくなったらカムリ風になるのかなとも思います。小型でカナダカモメらしいかわいらしい個体です。
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カナダカモメ 第2回冬羽 C   夕方の干潟に現れて長い間干潟のの様子を眺めていました。小型でかわいらしい個体です。
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カナダカモメ 第2回冬羽 D

帰り際に現れた個体で、今シーズンよく見かける体色の濃い個体です。
やや薄くなってきていますが、体色の濃さはまだよく目立ちます。

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シロセグロ雑種 成鳥冬羽

この個体、背のグレーがかなり薄く目立ちました。
初列風切は黒く、裏側は白っぽく見えます。
眼瞼は濁った黄色で、初列のパターンはP9からP7の内弁が白くカナダカモメ的です。

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通称:デカムリン

頭部もすっかり白くなり夏の装いに変わってきました。
背の薄いグレーも加わって体色全体が白っぽく輝いて見えてきます。

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シロカモメ 第1回/第2回冬羽    若いシロカモメは白っぽい体色で、あちこちで目立ちます。若シロは移動が遅く、まだしばらくは見られます。
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タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽

最近は足の黄色味のあるタイミルをよく見かけるようになっています。
最近背の薄い個体が目立ちましたが、この個体は標準的なやや濃いめの感じです。

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セグロカモメ 成鳥冬羽    成鳥の頭部の茶班は段々と薄くなってきています。左の個体はまだ茶班が濃くはっきりしています。  右はいつもの”カオカケ”です。
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セグロカモメ 成鳥冬羽

この個体大柄で嘴が長く大きく目立ちました。下の写真は一緒にいた別個体で、共に行動している様に見えました。
このような大柄な個体を希に見かけますが、初列パターンやグレーの濃さはセグロ的ですが、セグロカモメの範疇なのどろうかと疑問が沸いてきます。

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セグロカモメ 第1回/第2回冬羽    セグロの若も段々と体色が薄くなってきています。今シーズンは若いオオセグロはよく目立ちますが、セグロはやや少なく感じます。
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ワシカモメ 第1回冬羽    この個体、体色が濃く目立ちました。ほとんどのワシの若は薄い灰褐色になっていますが、この個体のみ異常に濃く見えます。遅生まれの暗色タイプと想像します。
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ベロオオセグロカモメ 成鳥冬羽

この個体、舌が嘴の中に入らずに、喉元からそのまま下嘴の下側に沿って外に出ています。
このような舌が外に出ている個体をカモメ類で希に見かけます。

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参考写真 正常な舌の形状
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カモメ 成鳥冬羽

タダカモメはこの時期は多く目立ちます。
頭部が薄くなった個体も増えてきましたが、様々な個体が見られます。

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今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S110(2号機使用開始)
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS、EF600mm F4 IS
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