探 鳥 日
 2012年4月14日(土)
場 所  銚子・波崎
天 候  雨、強風
主な鳥種 モンゴルセグロカモメ(1)、カナダカモメ(1)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ミツユビカモメ(0)、カモメ(△)、ユリカモメ(○)、セグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(0)
ま と め  今日の銚子漁港は風雨のため釣り人のなく、小型船の水揚げはあるものの静かな港内でした。
多くのカモメ達は空き地で風雨を避けて休んでいたりで、観察もほとんどが車中からでした。
カモメの数は前回と同じ程度でしたが、今回タダカモメの姿が移動して少なくなったように感じました。夏羽への換羽がどんどん進んでいる中で今日は感動的な白いモンゴルセグロカモメに出会えました。
ユリカモメ 成鳥夏羽

ユリカモメの夏羽の換羽はどんどん進行しています。
まだ換羽中のごま塩頭が見られますが、成鳥の3割程度が換羽が完了してきています。

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モンゴルセグロカモメ(白化個体) 第2回夏羽
この個体、遠目にも白い体色が際立って目立ち、特に雨覆がかなり白くなっていています。
頭部の茶班は首の後方に少し残っているのが見られ、虹彩は暗色ですがやや薄くなっています。
尾羽のテールバンドは表面からはうまく観察できませんでしたが、裏面からは参考程度ですがやや細めに見え、肩羽はセグロカモメよりも薄く見えモンゴル的に感じます。
モンゴルカモメで疑問が残るのは、かなり白っぽくなるモンゴルでもここまで白くなることがあるのだろうか?またこの個体の白さは、部分的な異常白化部分があるようには見えないので、退色による物と思えますが、今までに見たことのない白い個体で感激でした。
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シロカモメ 成鳥夏羽

今シーズンはシロカモメの成鳥が少なかったですが、今日はこの個体のみでしたが成鳥が見られました。

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セグロカモメ 成鳥夏羽

セグロカモメの成鳥はやや姿が減ってきましたが、まだ残っている成鳥は頭部が白くなり夏羽の姿に変わってきています。
この個体は初列風切の白斑が磨耗して白斑が無くなりそうです。

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タイミルセグロカモメ 成鳥夏羽    足の黄色いホイ系はよく見られました。今日観察した個体の背のグレーの濃さはセグロカモメとほとんど同じ程度で、極端に濃い個体は見られませんでした。
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カナダカモメ 第1回冬羽    今日はもの個体のみでしたがまだ残っていました。
風雨を避けて空き地で休んでいる集団の中で、この個体はまだ若く落ち着きが無く、うろうろしたり拾いものをくわえてみたり無邪気な様子を見せてくれました。
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ワシカモメ 第1回冬羽

ワシカモメはまだ少し残っています。
この個体の頭部は幾らか白っぽくなってきています。

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シロカモメ 第1回冬羽    シロカモメの若は移動が遅い傾向があり姿はあちこちで見られます。左:標準的なサイズのシロで左は2回かも。 右:小型タイプでまだ褐色味が残っています。
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オオセグロカモメ 第1回冬羽

人相の悪いオオセグロですが、この個体は小柄でかわいらしい顔つきをしています。
このタイプはカナダカモメかもと良く悩まされます。

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セグロカモメ? 第1回冬羽

この個体、嘴の基部が黒く、先が白っぽくなっています。希にこのような嘴の個体を見かけます。

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No.120414-7D-04383
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + J1+10-30mm
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS 
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