探 鳥 日
 2012年3月23日(金)
場 所  銚子・波崎
天 候  雨
主な鳥種 カナダカモメ(1)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ミツユビカモメ(6)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、セグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(1)
ま と め  今日の銚子漁港は生憎の雨、大型船の水揚げは無く、小型船でセグロイワシが揚がっていましたがカモメ達の胃袋を一杯にするには少なすぎる水揚げ量です。
3月も後半になり繁殖地に移動が始まったようで空き地のウミネコの数も幾らか減ってきました。残っているカモメ達もどんどん夏羽の姿に変わってきています。
今日はウミネコの部分白変の個体が見られました。
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今日のミツユビカモメは、テトラポットの上で休んでいました。
この個体は胸に怪我をいています。

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ミツユビカモメ 成鳥冬羽から夏羽に移行中    特徴的な頭部の班が薄なってきて、真っ白な夏羽の姿に変わってきています。
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ミツユビカモメ 成鳥冬羽

岸壁のビットの上で休んでいます。
ウミネコやセグロカモメがビットの上に乗る姿は良く見かけますが、ミツユビカモメがビットの上で休んでいるのは珍しく、ビットが凄く大きく見えてきます。

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ウミネコ 成鳥?夏羽 部分白変個体

この個体、顔を見ると赤い眼瞼に嘴の赤班もしっかり出ていて成鳥のようですが、体色に褐色のムラがあるように見えて何か変だと思いましたが、尾羽は内側が白化し、翼にも点状に白化した部分とグレーが褐色化して色むらが多く確認出来ます。
また初列の先の白斑は無いが、僅かに残った尾羽の黒帯は細めで成鳥と思えますがはっきりとはわかりません。
瞳孔は赤さは無くアルビノの可能性は無く、部分的に黒い色素が抜けた部分白化の個体と思えます。

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ウミネコ 第2回冬羽から夏羽

第2回のウミネコも嘴が黄色くなってきて小さな赤班も見られるようになってきています。

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カナダカモメ 成鳥冬羽    今日のカナダはこの個体のみで、少なくなると見つけた時は嬉しさが戻ってきます。
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タイミルセグロカモメ 成鳥冬羽

足の黄色味が目立ちました。茶班が後頭部に目立ちますがグレーの濃さはセグロカモメと同じ程度でした。

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ワシカモメ 成鳥夏羽

ワシカモメの成鳥はすっかり頭部が白い夏羽の姿になって翼を広げると白さが綺麗に目立ちます。

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ワシカモメ 第1回冬羽

ワシカモメの第1回は多くの個体が見られました。

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シロカモメ 第1回冬羽    シロカモメの第1回は、あちこちで白い姿で目に付きますが、小シロから大型まで大きさも様々で、白さ具合は左のタイプが多くなりましたが、まだ褐色味の残る個体も見られました。
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今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S95
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS 
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