探 鳥 日
 2012年2月18日
場 所  銚子・波崎
天 候  晴れ・時々小雪
主な鳥種 クロワカモメ(1)、カナダカモメ(3)、シロカモメ(△)、ワシカモメ(△)、ミツユビカモメ(5)、カモメ(○)、ユリカモメ(○)、セグロカモメ(○)、ウミネコ(○)、オオセグロカモメ(○)、バードウオチャー(20)
ま と め  今日の銚子漁港は昨夜の雪でうっすら雪景色、大型船の水揚げは無く、カモメの数は激減で礁前から千人塚にかけてほとんど姿が見当たりませんでした。
カモメが少ない中でも近年増加傾向のカナダカモメが3個体も見られ、今シーズン初めてのクロワカモメの姿も見られたのは大変幸運でした。
朝の銚子市街

昨夜の雪で銚子市内は珍しく雪景色になっていました。
銚子大橋は凍結し上り坂でスリップ続出で朝方は大渋滞でした。

この時期ここまでカモメが少ないのは珍しいが、最近水揚げのない日の午前中は期待薄です。

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No.120218-S95-13386
ミツユビカモメ 成鳥冬羽

今日のミツユビは先週に続いて奥の水たまりで珍しくウミネコの集団の中で休んでいました。キキィ、キキィと泣きながら飛び交う姿も見られました。
左の水たまりの個体は喚羽の状態が異常なので老鳥と思え、先週の個体とは別個体です。

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No.120218-7D-01729 拡大 No.120218-7D-01667 拡大
クロワカモメ 成鳥冬羽

今シーズン初めてのクロワカモメで、
嘴の黒班が特徴的です。
近年毎年来ている個体と思えますが、今日は頭部の茶班が目立ちます。

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No.120218-7D-01568 拡大 No.120218-7D-01582 拡大
カナダカモメ 成鳥冬羽 A個体

礁前に50羽ほどの小さな群れの中にいました。近年増加傾向にあるカナダカモメですが、ちょっとした小群には入っている気もしてきます。

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カナダカモメ 第2回冬羽 B個体

波の静かな港内でぷかぷか浮いています。
小柄で白っぽい姿で目立ちました。
この個体、嘴の黒班の現れ方が右向きと左向きとで、左向きの上嘴は黒班が少なく、左右対称になっていませんでしたので個体識別には要注意です。

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No.120218-7D-01546 拡大 No.120211-7D-01532 拡大
カナダカモメ 第1回冬羽 C個体

港の奥の水たまりのウミネコの集団の中に混じっていました。

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シロセグロ 雑種 成鳥冬羽

グレーが薄く目立った個体ですが、初列が黒くなっています。初列の裏面は白くなっていますのでシロカモメ+セグロカモメの雑種の特徴です。
今シーズンは普通のシロカモメの成鳥の姿が少なく感じます。

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ワシカモメ 第2回冬羽

この個体、普通の大型のッワシカモメですが、頭部が丸っぽくかわいらしく見えました。

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オオセグロカモメ 第1回冬羽

オオセグロカモメの第1回の個体の体色はそろそろ退色で白っぽくなってきました。

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波崎新港の風景

原発事故の風評被害から水揚げが出来ない港では巻網の洗浄作業が行われていましたが、放水された水に綺麗な虹が現れました。

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No.120218-7D-01603
今回の観察・撮影機材
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + S95
デジ眼 : Canon EOS-7D EF100-400mm F4.5-5.6 IS、EF 600mm F4L IS 
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