探 鳥 日
 2011年9月24日
場 所  銚子
天 候  晴れ
主な鳥種 セグロカモメ(1)、ウミネコ(△)、オオセグロカモメ(△)、バードウオチャー(0)
ま と め  今回の銚子は、21日に関東地方を通過した台風15号の影響で港内には利根川から流れてきた芦で海面が覆われて、濁流の影響で海面も茶色く濁っていました。
この時期に入ってくるオオセグロカモメの幼鳥は9/9には見られませんでしたが、今日は多くの幼鳥の姿が見られました。セグロカモメの成鳥は1個体でしたが確認出来、カモメシーズンが始まった気がします。
セグロカモメ 成長冬場に移行中

今シーズン初めてのセグロカモメです。
この時期まだ背のグレーに目が慣れていないので眼瞼の色を良く確認するとピンクではなく、赤色でセグロでOKです。まだ嘴の黄色の冴えもありますが、夏羽の白い頭部にうっすらと茶班が現れ始めてきています。
これからどんどん数が増えるのが楽しみです。

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オオセグロカモメ 幼羽

今年も例年通りにオオセグロカモメの幼鳥がウニネコに続いてやって来ました。9/9には見られませんでしたのでまだ到着したばかりでしょう。
早い時期の幼鳥は茶色が濃く、あどけなさがあってかわいらしく見えます。

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オオセグロカモメ  第2回冬羽  背には濃いめのグレーが目立ちはじめてきています。
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オオセグロカモメ 第2回? 

この個体、なんか不自然な感じで、頭部から腹部にかけては白っぽくなっていますが、嘴には黒色部が多く、初列はまだ茶色なので、換羽の遅い第2回への移行中の個体だろうか。

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オオセグロカモメ 第3回冬羽に移行中  初列風切には白斑のある新しい新羽が現れてきています。
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オオセグロカモメ  第4回または成鳥冬場に移行中  初列には退色した旧羽と新しい新羽が目立ちます。
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標識ウミネコ 幼羽 

幼鳥は続々と到着して数が増えてきています。
この個体右足に金属リングが付いていますが*237*は読み取れるものの全体がはっきりと読み取りができませんでした。
早い時期の幼鳥の繁殖地が特定できたのに残念。

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ウミネコ 第2回冬羽 

幼鳥と成鳥の中間的な感じで、この時期は体色が薄く白っぽく見えます。

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ウミネコ 第3回冬羽 

成鳥に似ていますが、グレーに褐色味が残り、初列風切の白斑はまだ小さくなっています。

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台風15号の影響   21日に関東地方を通過した台風15号の影響で、増水した利根川から流れてきた芦や流木で港内が埋め尽くされています。その中で目立ったのがペットボトルで数の多さに驚かされます。
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岸壁からの除去作業 

岸壁から重機をを使っての除去作業。
21日の増水から3日目で新たな流入は無くなったようですが全て撤去するにはまだ数日かかりそうです。

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海上での撤去作業  普段は港内に堆積した土砂を取り除くための作業船ですが、今回は撤去作業にも活躍中です。
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今回の観察・撮影機材
デジ眼 : Canon EOS-5D EF24-105 F4L、150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
デジスコ: STM-80HD + 25-50XW + 30X + S95
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