・・・雑談ーナー・・・
08年05月10日追加 今シーズンを振り返って
今シーズンの銚子には全く車は使いませんでした。観察、撮影の機材もやはり持ち歩ける機材のみを使用しましたが、まずまずの結果でした。年末に作ったKDSジンバル雲台は操作性、軽量と他の雲台では考えられない申し分のない最高の能力を発揮し、大いに活躍しました。
スナップ用のデジ眼は使い慣れたEOS-30Dでまずまずでしたが、IS防震の悪影響と思える微妙なブレで解像感のあまい画像が多くなり気にかけていました。画質だけで考えればニコンに乗り換えるのも早いのですが、最近の出来るだけ軽量化の流れから4月にはフォーサーズのE-510を導入してみました。まだ使い始めたばかりで評価は難しいですが、特別大きな問題はなく使い方ノコツを掴めばなかなかの画像が出来そうな気がします。
カモメが移動してしまったこれからのシーズンオフにデジスコ、デジ眼共にちょっと画質の向上にテストを重ねようと思います。
08年02月10日追加 今シーズンのカモメ撮影
年末にKDSをジンバル化し、操作性と軽量化の恩恵を受け使い続けています。スコープの傾きを変えても重心の移動がないジンバル化により、バランス位置調整が不要になり大変操作性が向上しました。それに伴い、スコープも一度は使用を控えていた774を純正アイピースと共に復活させ、観察にはズーム、撮影には30倍アイピースと使い分けながら使用しています。必ずしも774は解像感が高い物ではありませんが、操作性と観察しやすさで選択しています。
今シーズンに入り電車やバスで移動していますので軽量化は重要な課題になり、デジ眼の方もEFS550-250ISを導入し更なる軽量化を行い、快適な観察撮影が出来ています。
07年09月06日追加 良い雲台が出来ました。
最近はジンバル雲台の話題で盛り上がっていますので、自分で試してみるようと色々作ってみました。
ジンバル雲台(振り子式)の良い点は、雲台の支点とスコープの重心がほぼ同じ高さになるためバランスが極めて良好です。そのため柔らかい動きと、フレーミング後のロックが不要で直ぐにシャッターを切る事が出来、速写性は良好です。
ただ、残念な事に柔らかすぎてガッチリ支えるには不向きで、小型化すると搭載出来る機材に制限がありました。
そこで更なる雲台追求の結果、ケンコーKDSマウントを改造してみることにしました。どうでしょうバッチリです。素晴らしいオールラウンド雲台に仕上がりました。
 可動アームを下向きにしてバランスが格段に良くなり、フリクションを弱めてジンバル雲台の様なスムーズな動きで速写性も良好です。
 フリクションを強くすれば、中型雲台のようにガッチリ固定、更に微動を使えばそのまま微調整が出来ます。今までこれほどオールマイティーな雲台は経験がありません。良い物が出来ました。しばらくはこの雲台が主役に
なりそうです。
07年07月05日追加 デジスコシステム実績重視
昨年から見直しをやってましたが、スコープの774、デジ眼のSD14、デジスコ機のP5000とどれも満足が得られないものでしたので、新しいものから実績ある物に変えてみました。スコープは発売当初から良いと思っていた824M、大きくて重いので購入に躊躇していましたが、無理のない設計の為でしょうかなかなか良い解像感を出してくれます。
デジスコ機ではS80を使ってみました。これはとにかくマウントの加工に苦労しましたが、とにかく早いのが印象的です。画質はE7900の方が幾分いいようですが、操作性や連写性能は魅力的です。スコープの824M、デジスコ機のS80はさすがに実績のある物だけに第一印象は良好でこれからのテスト結果が楽しみです。
07年03月26日追加 デジ眼の変更
07年になり1D-Mk2の出番がめっきり少なくなってきた。良いカメラですが重いのが欠点でした。4年間に渡り良い写真を3万カットほど故障無しで頑張ってくれた。非常にありがたいカメラでした。余裕があればコレクションに残したいですが、残念ながらそんな余裕はありませんので、惜しみながら手放しました。
そして新たに購入したのがシグマSD14です。どうしても偽色のない3層型のセンサーを使ってみたかったためです。そしてEOSシリーズのややぼけた感じの仕上がりにちょっと不満も感じていた事もありました。まだ使い始めて銚子2回ですが、センサーの性能は別にして、あまりのカメラ性能の低さに感動ものです。AFは信じられない遅さ、精度も疑問で、バッテリーが落ちてくるとフォーカスOKでもぼけぼけです。飛び物はAFは無理、書き込みも遅い。あまり期待はしていなかったけれどあまりの遅さに感動です。EOSのカメラ部の仕上がりの良さを実感しました。肝心の仕上がりも期待が大きすぎたかカメラ性能の低さのせいもあり歩留まりが悪い。今ではどうせEOSレンズが使えないなら手堅く Nikon D200 にしておいたほうがよかったと反省です。せっかくだからもう少しは我慢して使ってみます。とほほ
07年03月26日追加 今シーズンのカモメ
07年もカモメシーズン終盤です。さて今年は銚子通いにほとんど高速バスを利用したため荷物はリックに三脚、当然大砲はなし。苦労するのは港内の移動で、想像以上に距離がある。そしてウロウロしてるカモメ達も車じゃなく人の姿だと警戒距離も長くなり例年より近づけません。そしてなにより今年はカモメ達の数が少ない状況だけに尚更でした。それでも色々とシステムを軽量化した効果か、慣れたせいか、何とかなるものです。
07年01月30日追加 車移動から電車移動でシステム変更
06年の12月にコーワからフィールドスコープ TSN-774,884が発売されて、主にしていたAPO-TELEVID 77 が重く、TSN-604 ではやや力不足で、小型で高性能のタイプを検討していましたので、TSN-884 より2cm、200g 大きさの小さい TSN-774 を購入しました。約1ヶ月ほど使用した感想は、大きさは604とほぼ同じ位なので非常に満足ですが、解像度が今ひとつで編集時のアンシャープ補正が大きくなったのが残念です。ただ、ピントリングがダブルになり操作性は良好で、NKAアダプターを使ってニコン系のアイピースで無限遠がたまたま個体差なのか使用出来たのは嬉しい誤算でした。

また、テスト的にデジ眼の代用機として、LUMIX FZ-50 を導入しました。デジスコ主体の撮影でもデジ眼を持ち歩くのが普通でしたので、やはり重さと大きさが負担になっていましたので使ってみる事にしました。性能的にはデジ眼の方が性能面では良いのはわかっていますが、420mmF3.7でブレ防止の効果が大きいのには利用価値がありますが、液晶ファインダーでの飛び物はほぼNGな点は残念なところです。画質については問題は多くありますが、使い方を工夫すれば見られる程度には仕上がりますので、サブとしては使えそうです。

06年10月17日追加 デジスコカメラ変更
カモメオフシーズンの夏場より、近くの境川でデジスコシステムの見直しを行ってきました。手始めにデジカメとの接続部を微調整し、最適なクリアランスを探して、ハレーションの起きそうな対物レンズの周り、デジカメ接続部等に植毛紙を張り、これでもかとハレ対策を行いました。それでも、高コントラスト部(白い鳥の頭の輪郭)に滲みが消えません。(合成焦点距離が3000mm以上で発生)そこでニコンのDS接眼レンズでテストしてみましたが、これでもNG。
次にデジスコのカメラをNikon E-7900に変えてみました。滲みはきえませんでしたが、不思議に色調やシャープ感に満足できる結果となりました。ただシャッター速度の表示がないのには悩まされそうです。今シーズンのデジスコはとりあえずこれで決まりです。
06年 7月23日追加
最近の撮影システム変更について、シーズンが終了し、銚子のカモメ撮影の他にアラスカや蕪島などの車を使わない遠征に対応するために、軽さも性能の一つとして、システムの見直しを行いました。
追加したレンズは、旧 EF500mmF4.5L、EF180mmF3.5Lマクロの2本のレンズを追加し、限りある予算で変更するために使用頻度の少ない、EF400mmF4DOIS、EF70-200F4Lを下取り処分し、デジ眼は EOS-30D を追加しました。

旧 EF500mmF4.5L は、600mmでは車以外での持ち運びが重量のためほぼ困難であり、旧タイプの方がIS付きの新タイプより3Kと軽量のため選択、ちなみに新タイプは予算オーバーで選択不可でした。

EF180mmF3.5Lマクロは、従来の200mmF2.8L に変わる高解像度レンズとして、飛び物の撮影やミツユビカモメなどの近くでの撮影用に選択しました。今までは近くの撮影で200mmに接写リングを付けて撮影していたので、画質と接写リングの着脱が無くなり効率的です。

EOS-30D は、1D-MK2 のサブ機として導入しました。性能的には1D-MK2で満足ですが重量がボディー1.7Kと重く、結構きついものがあります。30D+500mm(3,700g)の組み合わせと、1D+600mm(7,060g)とでほぼ同様の望遠効果が得られ、圧倒的な軽量化による機動性が向上します。画質的には十分使えるレベルと判断しました。

06年06月12日追加
06年シーズンが終了して、シーズンを振り返ると近くでミツユビカモメを撮影出来る機会には恵まれたものの以外にシャープ感のある写真が出来ていないのに悩んでいましたが、一つの要因として、レンズのIS(防震)機能に頼りすぎ、微妙にブレが感じられる写真が多いのが気になりました。シャッター速度の落としすぎには注意です。
また、カメラ(1D-MK2)のフォーカス精度にやや不信がありテストを行い確認したら、微妙にズレが生じていました。サービスセンターに出しカメラ単体調整を行い現在はほぼ良好な状態になりましたが、全てのカメラとレンズの組み合わせで調整が必要との事ですので、デジ眼の場合、定期的なチェックが必要でしょう。
05年 8月12日追加
シーズンが終了し、コンシーズンの成功と失敗を振り返って、次のシーズンに備えようとカモメの少ない夏場だけに出来るテストを行っています。遠くの堤防のカモメが良く見えないと悩んでいましたが、たまたまベテランS氏のスコープを見せてもらった時になんでこんなに良く見えるのと感動しました。コーワの30倍アイピースだとまだ小さいし、20-60のアイピースの60倍の位置では視野が極端に狭まり見ていても非常に疲れました。ところがS氏の20-60のアイピースでは60倍の位置でもストレスなく見る事が出来ました。そして都内のショップでライカフェアーがあり、アポテレ77を買ってしまいました。これを期にデジ眼で苦手とされていた30mを超えた遠距離の撮影で、デジスコを本格的に導入する方向で、撮影成功率を高めるためにテストを重ねています。
05年 1月24日追加
年が変わりカモメシーズンが最盛期となってきましたが、超望遠による撮影に疑問を感じてきました。技術的には使えると思いますが、写真のリアリティーが不足しています。
自分はどんな写真を撮りたかったか?と悩んでいましたが初心に戻り、今にも動き出しそうなカモメの表情を撮っていきたいと、改めて考えました。
手始めとして、超望遠からマクロに視点を変えて、撮影を行おうと思います。
年明けケンコーの接写リングを購入し、早速フィールドで使ってみました。
600mmレンズに最大68mmの接写リングを取り付ける事で、約3mの距離でカモメの顔をリアル感のある状態で撮影出来ました。暫くはこの方法に夢中になりそうです。
04年11月4日追加
ここ3回のフィールドの撮影で、N-EFレンズアダプターを使用してきました。
使用感はまずまずなんですが、画質が思ったほど上がりません。WEBで使用する範囲なら妥協出来ますが、シャープ感が悪く、プリントには適しません。
ただ、50m先のカモメをフル画面で撮影できるのは非常に魅力があります。
04年10月16日追加
 夏場のカモメのオフシーズンを利用して、色々とテストを行ってきた結果、今シーズンはデジタル一眼で撮影できない、遠くのカモメやカモメの表情をなんとか実用段階になったN−EFレンズアダプターを使って本番の撮影をしていこうと考えています。デジカメもA95が加わって、ピント成功率も期待でき、念願の600mmレンズをブレ防止機能を盛り込んだISタイプに買い換えました。非常に痛い出費でしたがブレ対策も万全になり、ほぼ撮影の準備が整いました。
あとは大型カモメの識別のトレーニングを重ねていこうと思います。

04年9月18日追加
 写真研究室を新設してから、色々とカメラやレンズのテストをカモメたちが移動している夏場に集中して行ってきましたが、今までのボケやブレで失敗した原因が見えてきました。
頭の中では解っていたつもりの、ゴーストやフレアの発生や回析現象等の画質劣化に通じる要因がテストを通じて再現出来ました。
太陽光が直接レンズに入り込んでいなくても、デジタルカメラではフレアが発生しますし、被写体が金属質で反射するような場合にも内面反射によるボケが発生しました。
曇りの日でもフードによる対策が必要だと実感しました。
また、600mm望遠レンズ約8Kgを支える三脚が課題でしたが、リーベックのビデオ用三脚に変更し、かなりの効果がでました。今まで鋼性を重視してしっかりと重量のあるものを選んでいましたが、意外に前後のバランスが重要であることが解りました。
前後の重量バランスを調整するとブレがかなり収まりました。

04年8月4日追加
 1D-Mark2を購入して早1ヶ月が経ちました。テスト撮影で十分満足な結果が出ており、本番の撮影を楽しみにしていました。
やはり本番でも思った通り期待に答えてくれています。
 記録メディアの方は、カメラのバッファーが大きいので撮影時の書き込みによる待ち時間は気になりませんでしたので、記憶容量の大きい4Gのマイクロドライブに決定。結果として、ちょっと寂しいんですが、愛用していたD-60がメディアに化けてしまいました。

04年7月6日追加
 メインカメラをD-60から1D-Mark2に変更しました。
D-60でアナログのEOS-3に比べ少々使いにくい点が、一気に満足の出来るカメラになりました。
オートフォーカスの精度とスピードが極端に向上し、カメラとしての使いやすさが従来のEOS-3の撮影感覚に戻れました。デジタル特有の書き込みによるレスポンスも極端に向上し、デジカメ感を感じません。ただ、800万画素に向上したセンサーとRAW+JPEGの同時記録が可能になった事もありファイルサイズが大きくなり、今まで使っていた1Gのマイクロドライブでは、容量不足になり、4Gのマイクロドライブにするか、コンパクトにするか思案中です。
画質については、標準設定の場合、彩度・シャープ共に弱めの設定になっており、画像加工を前提とした設定になっているようです。感度アップした時の品質が向上し、D-60では画質を考慮した場合、ISO200程度しかあげれませんが、本機はISO800程度までは画質の劣化は思ったほど目立たず、超望遠撮影にとってはありがたいかぎりです。

デジタル撮影について、

 デジタル一眼レフ撮影を始めたのは、01年12月にCanon D-30を購入し、アナログのEOS-3と併用で撮影を行ないました。率直な感想としてD-30は使えるでした。300万画素と解像度は高くはないですが、便宜性を考えると十分満足の得られる画像でした。アナログのポジやネガフイルムからフイルムスキャナーでデジタルデータに変換する手間も無くなりパソコン編集の時間が大幅に短縮しました。今ではほとんどデジタルで撮影しています。

 心配していた画質の点では、ネガやポジフイルムの方が高画質である事は間違いありませんが、四つ切り以上のサイズのプリントを行わない私にとっては、やや不満はあったものの、D-30のパソコンとの相性の良さは非常に魅力がありました。

 第二世代のD-60を02年8月に購入し、現在もメイン機として使用しています。D-60はD-30に比べ解像度が倍の600万画素になり、画質の点でもかなり満足のいくカメラに仕上がってきました。しかし新たな問題として、解析現象でカメラがレンズを選ぶ問題が実感するようになり、シャープな画像を得るためには、個々のレンズと絞りの関係のテストを必要としました。望遠レンズ系では単焦点フローライトとの相性は良いようです。加えてテレコンの使用も1.4倍では妥協できる画像ですが、2倍では画質の低下が著しい結果であまり使用できなくなりました。

 撮影上の注意としては、レベルを確認しながら露出オーバーの白飛びだけは注意が必要です。